車両の装備もトヨタの上級ミニバンにふさわしいよう大幅に強化。4種類の世界初という先進装備を備え、さらにトヨタ初のアイテムを多数採用している。1月26日にフルモデルチェンジしたトヨタ新型アルファード(ヴェルファイア)。言わずと知れた、日本が誇る最高級ミニバンの一つ。
今回のフルモデルチェンジにあたって、新型アルファードと新型ヴェルファイアには4つの目玉機能が搭載されてるらしい。そこで分かりやすく簡単にまとめてみた。
全自動で縦列駐車・車庫入れしてくれる
トヨタ車では自動的に車庫入れや縦列駐車してくれた、インテリジェントパーキングアシストという機能があった。でも今回のアルファード・ヴェルファイアのフルモデルチェンジではそれが更に進化。これまでだと手動で目標位置を設定しなければいけなかったんですが、新型アルファード・ヴェルファイアではなんとそれが不要。自動ブレーキに使用してるステレオカメラやミリ波レーダーを使って、自動的に最初から最後まで駐停車・車庫入れしてくれる。
一応世界初。アイデアそのものに斬新さはないものの、究極的な技術の進化といった感じか。特にヴェルファイアやアルファードは巨大ミニバンだから、運転が苦手な奥様方は是非とも欲しい機能。
自動駐車時に分かるすごい機能
バックモニターカメラからカーナビ画面に映し出される映像で、アルファード(ヴェルファイア)の車体が透明になる。このシースルビュー機能は、今回モデルチェンジしたアルファード・ヴェルファイアが世界初だそう。
日産車でもアピールしてますが、上空から車体を捉えたような映像も映し出してくれる。トヨタではムービングビューと呼ぶそう。あまりメーカーによって名称を変えるのは感心しませんが、特徴的なモデルチェンジの一つ。
スマートエントリーキーがパワースライドドアにも対応
スマートキーが大分普及して久しい。スマートキーが分からない人はググってみてください、もしかすると自分が書いた記事がヒットするかも(;´Д`)もったいぶっても仕方ないので、要するに鍵を持った状態でクルマに近づくと、勝手にロックが解除されるという機能。
モデルチェンジしたアルファード(ヴェルファイア)では更にそのスマートキーが進化して、パワースライドドアがオープンするようになったそう!だからお子さん連れのオーナーさん向けに考えられた機能。最近は福祉車両が普及してるので、そういう部分での需要にも対応してそう。
ただ事前に予約設定した状態にしておく必要があるので、その名も「予約ドアオープン」。さんざんカッチョイイ英語の名前が多かったのに、ここだけ唐突に「予約」という日本語が現れて少し笑った。ちなみにこれも世界初。世界的にそこまでスライドドアタイプの車種が多いイメージはありませんが。
進化した自動ブレーキが搭載
今回の新型アルファード(ヴェルファイア)では、先日マイナーチェンジしたプリウスαに続いて、充実した自動ブレーキが搭載。他にも誤発進抑制する「インテリジェントクリアランスソナー」も設定。全方向の車両前後側面に対応してるので、どっから何が襲ってきても無問題。他にも、ステアリング操作時の「巻き込み警報機能」など、トヨタが宣言してた通り、これからアルヴェル以外のモデルチェンジでも自動ブレーキ関連もどんどん充実させてくる予兆を感じる。
そして個人的に良いと思ったのが、「LEDコーナーリングランプ」。今回モデルチェンジしたアルファード・ヴェルファイアがトヨタ車として初採用だそうですが、ライトが前後だけではなく左右側面方向にも対応。だから夜間の視認性が格段にアップ。
もともと視認性が高いミニバンなだけに、今回のモデルチェンジで「あっ!」というような事故を大分減らせそう。中型トラックや大型トラックにも採用してもいいかも知れない。アルファードやヴェルファイアに限らず、暗がりだと歩行者って本当気付かないですからね。
ただ自動ブレーキ(プリクラッシュセーフティシステム)で注意したいのが、「完全にストップしない」ということ。あくまで減速とブレーキ踏力を高めるのみ。昨年末マイナーチェンジしたプリウスαの時にも書きましたが、それはアルファードのモデルチェンジでも同じ。
最後は「自分の判断」が求められてくるので、スバルのEyeSight3などとは異なるということをお忘れなく。
【スポンサーリンク】