新型ティアナのキャッチコピーにある“人生最高の時”とはいつなのだろうか。スポーツに没頭していた学生時代?それとも新婚の頃?様々な考えを巡らせたが、日産によると「フォーカスターゲットカスタマー」は50~59歳の夫婦(断層世代)とのこと。
http://autoc-one.jp/nissan/teana/newmodel-1633079/
大型の高級セダンである日産の新型ティアナ(TEANA)がフルモデルチェンジ。渡辺陽一郎プロによるレビュー。卑屈さを全開でちょっと笑った。高級セダンだけあって目標販売台数は500台。フロントマスクもやや微妙。
プロの自動車評論家も妬むほどのクオリティーかと思いきや、新型ティアナでは「当たり前にある機能」が無いことも多く驚いた。
V型6気筒がない
2.5リッター直列4気筒エンジンは、趣味性が求められるLサイズセダンとしては少々物足りない。今ではメルセデスベンツEクラスも4気筒を積むが、2リッターのターボで燃費性能を向上させるなど工夫を凝らしている。
単純に気筒数が増えると、その分エンジンがパワフルになる。これまではあったそう。ゆったりした走り心地を求めるセレブリティーな方には必須だったはず、と述べられてる。
日本勢が弱い部分が見事に露呈。高級セダンに限らず、普通車では「ターボ」機能が本当付いてない。これから徐々に増えていくんだろうとは思いますが。
アイドリングストップがない
あと意外だったのが、アイドリングストップも付いてないそう。排気量が大きいほど、燃費には貢献するらしいのでもったいない。ま、アイドリングストップの挙動の好き嫌いは結構ありますが。ちなみに新型ティアナのカタログ燃費はリッター14kmと、排気量などを考えると良くも悪くもない。いや、同じく排気量2500ccのカムリ・ハイブリッドがリッター25kmを考えると、やや物足りない。ただ最高出力や最大トルクはティアナの方が高く、走行性能などはカムリより上だと思いますが、なんとも全体的に中途半端?
エマージェンシーブレーキがない
装備では、ミリ波レーダーやカメラを使った衝突回避の支援機能が採用されていない。少なくとも セレナ や エクストレイル が装着した時速80km以下で作動するエマージェンシーブレーキは必要だ。あと安全装備でもやや見劣りする。日産のエマージェンシーブレーキは時速80km以下で作動するそう。スバルのアイサイトve3.0より上なのか。そこらへんは詳しく知らないが、高級セダンを謳ってる以上、自社のミニバンやSUVで当然に搭載されてる機能を省くのはもったいない。敢えての理由が見出だせない。セレブリティーは事故を起こさないということだろうか。
海外向けの新型ティアナ
渡辺プロも仰ってますが、新型ティアナ(TEANA)は「海外向け」志向が強いんだろうなーと。アイドリングストップがないことも然り、車体が大型化したことも然り。日本国内での月販目標はたった500台にも関わらず、海外での販売は年間50万台だったか60万台だったかを目標としてるそう。明らかに海外しか見えてないですやんっていう。
だから、新型ティアナ(TEANA)はメルセデスベンツなど輸入車の類いとして見た方がいいんだろうなーと思います。
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