そこで今回は初めての車におすすめしたい7車種をランキング化してみました。また後半には「はじめてでも買いやすいかっこいい車」も選んでみたので、カーリースするときなどの参考にも使ってください。
はじめてでも買いやすい「価格150万円前後」までの車で選んでみた
ただ10代で運転免許を取得しても、世の中すぐ車を買う人ばかりではないと思います。ペーパードライバーの増加もあいまって、中には20代30代になってから初めて車を買う人も多いはず。電車通勤だと必ずしも必要ないですし、結婚や出産などを機に20代30代で初めて車を買う人も少なくないと思います。
そこで初めてのお給料でも買えそうな、できるだけ予算150万円前後に限定した中からピックアップしました。そのため割高なハイブリッド車は含めず、主に軽自動車とコンパクトカーから選定してあります。
◯7位…ワゴンR、ムーヴ、NWGNなどの軽自動車
ダイハツ ムーヴ |
何故なら、居住性、走行性能、燃費性能などトータルバランスが優れており、コレといった欠点がないから。価格も120万円程度に収まるため、初めての車選びではまず失敗はしない選択肢でしょう。
個人的にはスズキ・ワゴンRが現時点で最もクオリティが高そう。ちなみに【ホンダ】新型N-WGN フルモデルチェンジ最新情報や【日産】新型デイズ フルモデルチェンジ最新情報なども参照。
ただ強いて言えば、コレといった強みもないのが欠点。
現在軽自動車はスライドドアタイプが主流になりつつある中、ムーヴやワゴンRといった軽自動車の立ち位置やキャラクターが中途半端化。また燃費性能だけを求めるなら、スズキ・アルトやダイハツ・ミライースなども存在。
スライドドアタイプの軽自動車と比較しても価格差は10~20万円程度にとどまるため、いくら初めての車でも、少し無理してでもスライドドア型の軽自動車を買う方が無難かも知れない。
◯6位…ヴィッツ
続いて「初めての車おすすめ6位」はトヨタ・ヴィッツ。ぶっちゃけコレといった特徴はなくパッとしませんが、いわゆる「軽自動車はイヤ」という層向けにおすすめ。未だにそういう考えの人がいるらしく、初めて車を買うような若い人は特にそうかも。
また1.0Lエンジンのグレードでは、110万円前後と安価な価格から購入できるのもおすすめポイント。ヴィッツは見た目のデザインもダサくはなく、同じトヨタのパッソなどよりおすすめできます。
強いて言えば、トヨタ・ヴィッツはレンタカーや仕事車のイメージも強い。車両設計も古いなど、ややオジン臭くて所有感にも欠けるか。初めて車を買うにしては刺激してくれるモノがないのも難点。
ちなみに【トヨタ】新型ヴィッツ フルモデルチェンジ最新情報まとめもご参照。
◯5位…デミオ
続いて「はじめての車おすすめ5位」はマツダ・デミオ。デミオはとにかくデザインがかっこいい。コンパクトカーの中ではトップクラスに上質。全体的に安っぽさが乏しく、もはや輸入車や外車と比較しても遜色ない質感。
また乗り心地や操舵性もレベルが高い。130万円台から買うことができるので、初めてでも手が出やすい価格帯が嬉しい。スポーツカーは乗れないけど…という若い方が乗るはじめての車におすすめ。
ただ強いて言えば、デミオは荷室や車内空間がとりわけ狭いこと。
例えば、友達と大勢でワイワイとどこかへ旅行する場合はちと厳しい。まだ軽自動車の方が実用的。あと質感が高いからこそ、他のコンパクトカーと比べると全体的に割高感もあります。
ちなみに【比較】デミオ vs CX-3や【比較】デミオ vs ノートe-POWERなどもご参照。
◯4位…イグニス
続いて「はじめての車おすすめ4位」はスズキ・イグニス。イグニスはとにかく見た目が面白い。男にも女にもウケるような中性的なデザインがおすすめ。また全車ハイブリッド搭載しているので実燃費に優れており、価格もお手頃でコスパにも優れてる。
いわゆる「Aセグメント」と呼ばれるジャンルのコンパクトカー。車体サイズが小さい故に運転が苦手な初心者でも取り回し性に優れており、だからこそ初めて車を買う人にこそおすすめ。
また車体サイズが小さい割に室内は意外と広いなど、デザインに目が行きがちですがトータルで評価すると意外と弱点も少ない。「Bセグメント」のおすすめが後述するフィットだとしたら、「Aセグメント」のおすすめはイグニス。
ただイグニスはフィットとほぼ同価格帯なので、値段はやや割高感は強いかも。あくまで実用性ではなく、趣味性が強いおすすめ車。初めて車を買う場合なら、少しハードルは高いか。
ちなみに【比較】イグニス vs パッソや【比較】イグニス vs ソリオなどもご参照。
◯3位…フィット
続いて「初めての車おすすめ三位」はホンダ・フィット。フィットは欠点らしい欠点がないオールマイティーなコンパクトカー。
センタータンクレイアウトという独自の技術を使うことで、とにかく荷室や車内が広い。また軽自動車よりも動力性能に優れており、加速性能など含めて初めてだからこそ車を乗る楽しみに浸りたいところ。
他にもコンパクトカーを探すと、フィットと同程度の居住性を確保しているのは日産・ノート。デザインはダサくなく、値引き額でもフィットより期待できるため初めて買うならノートもおすすめ。
でもノートはターボチャージャー以外のエンジンは動力性能に乏しく、加速感は若干ノロノロとしているので、トータルだとやはりフィットをおすすめ。
ちなみに【軽は嫌】国産コンパクトカーおすすめ人気ランキングまとめもご参照ください。
◯2位…ハスラー
おすすめ二位はスズキ・ハスラー。見た目が可愛らしい軽自動車という点以外にも、実はハスラーはシートヒーターや自動ブレーキなど装備面が意外と充実してる。4WDには「グリップコントロール」などSUVならではの機能もあり、ハイブリッドモデルも127万円から購入できるなど、実はコスパは高いので初めて車を買うからこそおすすめしたい。
ただやはりスライドドアの利便性には勝てないというのと、ハスラーの見た目が可愛らしいデザインなのでどうしても男は購入しにくいのが難。初めての人向けに限らず、ハスラーには男向けの特別仕様車やグレードを展開を期待したい所。ということでおすすめランキングを下げてみた。
他にはスズキ・アルトラパンやダイハツ・ミラココアなどがおすすめできます。ただ中身はアルトと旧型ミラなので割高感があるので除外しました。中古のハスラーやダイハツ・キャストを探す方が無難か。
◯1位…エヌボックス(NBOX)やスペーシア
最後の「はじめてのおすすめ一位」はホンダ・N-BOX。120万円前後から購入できますが、売れ筋グレードは130~140万円前後。とにかくエヌボックスは「室内と車内が広い」のでおすすめ。後部座席などの広さは軽自動車というか、もはやミニバン車や大きめのセダン車レベル。
またスライドドアも便利で汎用性が高い。自分や友達が引越しなど大きな荷物を運ぶ場合にも活躍するなど、初めて車を買う場合でも何かと使える。まさに大は小を兼ねる商品パッケージがおすすめ。
良い意味で中性的なデザインは若者の心を刺激するかは分かりませんが、初めて車を買う場合でも購入しやすい。またNAエンジンでも57馬力が確保されているので、初めてでもターボエンジンを選択肢なくても動力性能に不満は少ないのが嬉しい。
また税金面など維持費の面でもコンパクトカーよりも軽自動車は有利な点でもオススメ。ファミリーカー的な要素が重視されがちですが、はじめての車でも十分おすすめできる車種ではないか。
子供が生まれたら乗りたいおすすめミニバン車ランキングや 【考察】ファミリーカーはSUVかミニバンかなどもご参照。
○はじめての車に限らず、スライドドア系軽自動車は失敗しない
ちなみにエヌボックス以外の軽自動車だと、スズキ・スペーシアやダイハツ・タント、日産・デイズルークスなどもおすすめ。基本的にエヌボックスと大きな性能差はなく、どの軽自動車を買っても損はしないでしょう。
スペーシアカスタムZ |
ちなみに【車種比較】N-BOX vs スペーシアや【車種比較】N-BOX vs タント、【車種比較】スペーシア vs タントなどもご参照ください。
初めて買うおすすめは「中古車のコンパクトカー」が安い
以上はあくまで新車の話。既に「初めての車選びで買うべきは新車か中古車か?」という記事を書いてますが、初めて中古車を買うとしたら「コンパクトカー全般」を幅広くおすすめします。何故ならコンパクトカーはいまいち人気がないため、軽自動車よりも値崩れしやすいのでそれだけ安く購入できる。予算があまり少ない初めて車を買う場合、やはり車体価格が安いにことしたことはない。
一方、逆に軽自動車ほど値崩れがしにくい。また未使用車も大量に出回っているので、全体的に中古軽自動車は割高傾向。だからはじめての車は軽自動車が一般的におすすめできますが、価格だけを重視するなら中古のコンパクトカー全般をおすすめします。
初めて買う車は新車でもいいという方は【人気】軽自動車おすすめランキングまとめもご参照ください。
300万円以下のかっこいい車はどれだ!?
最後は「かっこいいクルマ」。どうせ初めて買うのであればカッコイイ方が良いに決まってます。
ただ本気でかっこいい車を選ぶならある程度の金額が必要なので、予算を300万円以下まで価格帯を広げておすすめのクルマをピックアップしてみた。ちなみに300万円台まで予算を広げると輸入車も視野に入ってくるので、「おすすめの輸入コンパクトハッチ」のランキングも気になる方は参照してみてください。
例えばスポーツカーだとトヨタ・86(ハチロク)が260万円から購入できます。スバル製の水平対向エンジンを搭載することで振動が少ない。また低いヒップポイントから走行する感覚はたまらない。
上CX-3 下ヴェゼル |
でもさすがに金額が高価ということでもう少し価格帯を下げると、コンパクトセダン車のホンダ・グレイスは170万円台から購入可能。セダンがダサいイメージがありますが、これが意外とカッコイイ。