いわゆる兄弟車なわけですが、似てるようで全く雰囲気が違う両者。果たしてアルファードとヴェルファイアに大きな違いはあるのか徹底的に比較してみました。どうでもいいネタ記事なので軽くスルー推奨。
ちなみに2020年には新型アルファード・ヴェルファイアがフルモデルチェンジするらしい。また同時期には次期エスティマもフルモデルチェンジするウワサもあるとかないとか。
エンジン性能や燃費性能など違いはなく、基本的に同じ
結論から書くと、アルファードもヴェルファイアも中身は基本的に同じです。
つまらない答えですが、どっちもエンジンスペックや車体スペックなど両者に違いはありません。だからアルファードとヴェルファイアを徹底的に比較しようにも、比較するだけの要素がほとんどない。
例えば、それぞれのガソリン車のスペック。
アルファードもヴェルファイアも車体サイズは4915×1850×1880mm(全長×全幅×全高)。ホイールベースは3000mm。車重は1950kgと全く同じ。
エンジンスペックも最高出力が134kW(182PS)。最大トルクが235Nm(24.0kgm)。カタログ燃費は3500ccエンジンは9.5km/L、2500ccエンジンは11.6km/L。やはりアルファードもヴェルファイアも同じです。
ハイブリッド車も同様に同じスペックになります。
アルファードハイブリッドもヴェルファイアハイブリッドも車体サイズは4930×1850×1950mm(全長×全幅×全高)と同じ。ホイールベースは3000mm、車重は2220kgと同じ。
エンジンスペックやモーター出力もやはり同じ為、今回の比較記事では割愛。とりあえずアルファードもヴェルファイアも、本当に何から何まで同じ。全くと言っていいほど違いはなし。
アルヴェルの「見た目の違い」をいろいろ比較してみた
ただアルファードもヴェルファイアも違いはしっかり存在します。
それが誰もが気付いてるとは思いますが、アルヴェルの大きな違いが「外観デザイン」。詳細に比較すると意外と違いが多くて面白かったので、それぞれヴェルファイアもアルファードも同グレード同士で比較してみた。
左:ヴェルファイア、右:アルファード |
静粛性、居住性、快適性がまさにハイクラスの600万700万円の価格帯。車体カラーがブラック色なので分かりづらいですが、この見た目がハイブリッドグレード or ガソリン車上級グレードになります。
ヴェルファイアの方がゴリゴリ感が強いイメージがありますが、アルファードも押し出し感が強いデザイン。むしろデザイン的にはヴェルファイアよりも「まとまり感」みたいなのがあります。
左:ヴェルファイア、右:アルファード |
むしろ先程の最高級グレードよりも、どっちとも見た目が派手になっているのは気のせいか。フォグランプ周辺のエアインテークなど、ヴェルファイアもアルファードもどっちも個性的。
左:ヴェルファイア、右:アルファード |
アルファードは若干渋みが増した落ち着いたデザインになって、ヴェルファイアは更にギラギラ感が増した印象がします。個人的にはアルファードのデザインの方が良い感じで好きです。
ちなみに2018年直前でビッグマイナーチェンジを行っており、現在のアルファードとヴェルファイアの外観デザインが多少変更されているので注意。
ヴェルファイアの方が人気?
ラストはヴェルファイアとアルファードの「売れ筋グレード同士の比較」。
何故なら中身は同じでも見た目がこれだけ違う以上、どうやら人間は好き嫌いがハッキリ分かれるらしい。そのことが販売台数や人気の車体カラーの違いにも繋がってる。
まず2016年頃までの販売台数を比較すると、どうやらヴェルファイアの方が基本的に売れてるらしい。
例えば、2015年10月から2016年3月までの平均月販台数を確認すると、ヴェルファイアがガソリン車3090台、ハイブリッド車が705台。アルファードがガソリン車2237台、ハイブリッド車が1060台。
そして、2016年の年間販売台数もヴェルファイアが48982台に対して、アルファードは37069台と結構な大差。年間1万2000台近い差。アルファードは法人需要が強く、ヴェルファイアは個人需要が強い差が影響してるとか。
○2018年以降はアルファードが逆転して人気に!
ただし、最近はどうやらアルファードの方が人気になって売れているとか。
実際、2018年の年間販売台数を比較してみると、アルファードが5万8806台。一方、ヴェルファイアは4万3130台。むしろヴェルファイアが1万5000台近い差をアルファードに付けられてしまった。2017年の台数はほぼ同水準。
先程アルファードとヴェルファイアのデザインを比較しましたが、どうやら2017年末のマイチェン後の影響が強く考えられます。アルファードのフロントマスクがカッコいいと個人的な印象を書きましたが、まさに時代が俺に付いてきた?(違うか)
当初はアルファードが消滅する可能性が指摘されていたものの、どうやら2020年以降はヴェルファイアが販売終了しそうな雰囲気。既にトヨタ・ノアの販売終了やエスティマの販売終了も噂されてる。
ちなみに人気カラーにも違いがあります。
ヴェルファイアは黒・ブラック系が全体的に人気なのに対して、アルファードは白・ホワイト系の車体カラーが人気。確かに身近な人のアルヴェル乗りを思い返しても、ヴェルファイアは黒系が多め。
逆にブラック系のアルヴェルで送迎していたら、どうしても反社会的な匂いが…。こういったイメージもヴェルファイアの販売減にもしかしたら繋がったのか(笑)
【比較】アルファードとヴェルファイアの違いまとめ
以上、アルファードとヴェルファイアの徹底比較記事でした。
最後に簡潔にまとめると、アルファードもヴェルファイアも中身は基本的に同じです。違いがあるのは「見た目」だけ。アルヴェルの人気に差が出る原因も「まさに見た目」から来ているものに過ぎません。
そのため今回の比較からはいかに個人ユーザーに訴求するには「クルマの見た目が重要か」が伺えます。最初圧倒的に人気だったヴェルファイアですら、あっという間に販売台数が減るぐらいですから。
ちなみに【比較】ノア・ヴォクシーの違いまとめや【比較】エスティマ vs オデッセイや【お得情報】アルファード・ヴェルファイアの値引き目安額まとめもご参照。
また興味があれば新車情報サイト・カーギークの新型アルファード・ヴェルファイア フルモデルチェンジ最新情報も参照。ちょくちょくデザインが変更されており、次期アルヴェルはまた両者の違いが現れそう。
前述の通り、次のフルモデルチェンジでアルファードとヴェルファイア のどっちかが販売終了するという噂もあります。販売台数の違いを考える限り、このまま行くと…。