もともとはマークⅡという長い歴史を持つセダン車でしたが、大幅なテコ入れをキッカケに2004年にこのマークXに引き継がれました。タイミング的にちょうどマークⅡの10代目のフルモデルチェンジにあたるので「X(10)」という車名になったんだと思います。
カートップ5月号 |
最新自動車サイト「カーギーク」ではトヨタ新型86フルモデルチェンジ情報なども執筆済み。
これまでささやかれていたフルモデルチェンジ情報
まずは次期マークXでささやかれていたフルモデルチェンジ情報を簡単におさらいしておきます。
新型マークXに関する情報は数年前から各自動車雑誌さんで報じられていました。少なくとも、トヨタ社内では上級ハイブリッドセダン車の開発が進められており、この開発コード名が500B。
この新型ハイブリッドセダン車こそ新型マークXなのではないか?と予想されてた。この新型車の発売が2019年頃と予想されており、つまり新型マークXがフルモデルチェンジするタイミングが2019年頃ということ。
ちなみに今年2017年秋ごろにトヨタ新型カムリがフルモデルチェンジするので、もしかすると次期マークXもTNGAベースのFF化?という見立てもカートップさんではされていました。また2018年には新型クラウンがフルモデルチェンジする予定。
マークXはフルモデルチェンジせず消滅へ
ただ残念なお知らせ。
ベストカースクープスペシャル2017 |
ただ厳密にはマークXというより、そもそもFR用ハイブリッドセダン車の開発にマンパワーを割けなかったんだそう。やはり世界のトヨタとはいえ、開発費が無尽蔵に用意されているわけではないので、まさに無慈悲な取捨選択。
だから昨年末に行われたマイナーチェンジもかなりの苦肉の策であり、マークXの露骨な延命措置だったことが分かります。どうやらマークXはカムリに統合されるらしい。ちなみに新型カムリ試乗レビューも参照。
確かに現在トヨタは車種の統合を行ってる最中。実際、2018年にはラインナップを半減させると公言済み。そのためリストラ対象として、FRセダン車というニッチな「マークX」が名前が上がるのもむべなるかな。
一方、2019年頃にトヨタから新型スープラが復活するなど嬉しい情報もあるので、そこらへんはメリハリを付けて販売戦略を練ってることも伺えます。
アベンシスもフルモデルチェンジせず消滅へ
ちなみに既に報じられていますが、マークXだけではなくアベンシスもフルモデルチェンジすることなく消滅するのではないかと見られています。プリウスのTNGAプラットフォームをベースにフルモデルチェンジするかと期待されてたものの、やはりこちらに関しても次期アベンシスはオーリスワゴンに統合されるとのこと。
同じく消滅すると見られていたトヨタ・エスティマもフルモデルチェンジという名の統合
する予定らしいので、トヨタとしては今後4・5年をかけてラインナップの一斉リストラを断行していく模様。近年は売れる車種と売れない車種が明確に分かれてる気がするので、今回のマークXの措置も致し方なしなのか。
以上、マークXのフルモデルチェンジ情報でした。トヨタのみならずFRセダン車は珍しいので、マークXを買うなら今のうちです。考えてみると200万円台で購入できるのはかなりお買い得。クラウンだと価格が割高ですからね。