ホンダ新型フリード |
そこで考えるのが「ホンダ車全般」のデザイン。パッと見はかっこいんですが、何故かあまりピンと来ないのは気の所為か。もっと言うと、デザインが安っぽいデザイン。
そこで何となくホンダ車のデザインがパッとしない理由を考察してみた。
フィットベースのデザインが諸悪の根源
さっそく結論から書くと、フィットベースのデザインが多すぎるから。今回の新型フリードはもちろん、フィットベースのヴェゼルやグレイスやシャトルは言うまでもありません。全部同じフィット風のデザインに見えてしまう。
ホンダ・ジェイドもそう。
Mクラスミニバン車のホンダ・ステップワゴンすらフィットに似てる。
もはや高級セダン車のホンダ・アコードですらフィットに似てる。
さらには軽自動車のホンダ・S660もフィット顔。
オデッセイはギリギリ似てないかなー程度。他だと「フィットに似てない」と断言できるのは、せいぜいレジェンドやFCVのクラリティ程度。
ちなみに【ホンダ】新型フィット 最新フルモデルチェンジ情報や【ホンダ】新型オデッセイ 最新フルモデルチェンジなども参照。
上級モデルのクルマをベースにすべき
もちろんクルマのデザインを統一させるのはアリ。マツダが好例。一目でどのメーカーのクルマか分かることで、メーカーのブランド力そのものが向上する。ただ上級モデルから下のモデルへデザインが降りてくるのが普通。トヨタだとFCVのMIRAI顔をプリウスなどに踏襲しています。
マツダだって最初はCX-5あたりから始まったデザインが、デミオやCX-3といったデザインに降りてきてる。もし逆にデミオ顔が先に存在したとして、後からCX-5などのデザインをそこに寄せていったとしたら、ここまで人気にはなってないはず。
つまり、下級モデルのデザインはパンチ力に欠ける。車体も小さい上、量販を考えると無難なデザインに落ち着きがち。そこを起点に考えたデザインは、どこか没個性的になりがち。
だからフィットのデザインはかっこいいけど、やはりお金をかけられないコンパクトカーで作ったデザインだから安っぽいに決まってる。そのためホンダ車だとレジェンドやクラリティなどが先にありき。
高級車で確立したデザインをフィットのような量販車のデザインに下に継承させていけば、ホンダ車全体的にインパクト+高級感が増す。そうすればメーカー全体のブランド力も向上するはず。
ちなみに自動車総合サイト・カーギークの【考察】トヨタ車がダサい理由や【考察】スズキ車がダサい理由などもご参照ください。