未使用車とは、ディーラーさんが販売台数を稼ぐためにとりあえず登録だけしてる新車。でも一度登録してしまうと「新車」という表現が使えなくなるので、基本的には中古車店に流されます。今では未使用車専門のお店もあります。
週刊プレイボーイ 10号 |
未使用軽自動車が販売の大半を占めることも?
全国軽自動車協会連合 |
記事でも言及されていますが、昔はダイハツの未使用車をほとんど見かけることはありませんでしたが、今ではすっかり仲間入りしちゃってます。ただ他を見比べても、割合的には一割弱が未使用車という車種が多め。
一体どんだけ未使用車が定着してんだよ!!!と思わず嘆きたくなります。
ちなみに最新自動車ブログ「カーギーク」の新型タント最新フルモデルチェンジ情報や新型ハスラー最新フルモデルチェンジ情報なども興味があれば参照。非常に未使用車が多い軽自動車ですが、次期モデルがどうテコ入れされるかチェックしてみてね。
スズキの軽自動車だとワゴンRの未使用車率が高い
ただタントの未使用車が一番多かったもののもう少し詳細を見ていくと、未使用車の割合が高いのはスズキだとワゴンRとスペーシア、ダイハツだとムーヴとウェイクだと分かります。つまり、このあたりの軽自動車を中古車店で探せば掘り出し物をゲットすることが可能です。特にワゴンRはフルモデルチェンジ前ということで、未使用車に限らず現行モデルは相当お買い得に買えそうです。次期ワゴンRのフルモデルチェンジ最新情報や【比較】新型ワゴンR vs ムーヴなども参照。
2017年3月時点はフルモデルチェンジ直後ということで、そこまでワゴンRの未使用車数は多くないか。
ダイハツの軽自動車だとウェイクの未使用車率が多い
ただウェイクに関してはそもそもの販売台数が知れているので、マジで一度もフルモデルチェンジすることなく消滅する可能性がありそう。でもダイハツがトヨタに完全子会社化されたので、普通車としての復活は有り得そうか。スズキではスペーシアのダメっぷりがスズキ全体の足を引っ張ってると考えられます。スズキ・アルトの未使用車は意外と少なめ?
意外に未使用車の割合が少なかったのが、スズキ・アルト。2016年1月の販売台数は8808台でしたが、プレイボーイの報告によれば未使用車は360台。ミライースの未使用車473台より少ない。アルトラパンの未使用車を含めても650台前後。
アルトの未使用車は多いと言われつつつも、そこそこ堅実に売れてる模様。
ホンダ・エヌボックスは着実に新車を売ってる模様
そしてホンダ・N-BOXは13754台販売して、未使用車はたった626台。優秀すぎます。ガチで販売した数で競えば、やはりN-BOXはタントを抜いて不動の一位のままと言えそう。N-WGNも6182台に対して未使用車は221台と、ホンダのNシリーズそのものが優秀と言えます。2017年夏頃にエヌボックスはフルモデルチェンジする予定ですが、まさにモデル末期の現在でも爆売れしまくり。 いやモデル末期だから売れてるのか。果たして新型エヌボックス以降も未使用車を使わずに絶好調の販売を維持できるのか。
ちなみに新型N-BOXの試乗評価は既にレビュー済みなので、良かったらご参照。二代目にあたる新型N-BOXも2018年以降もぶっちぎりで売れてる状態。この理由は試乗レビューを読めば分かるはず。
ダイハツ・キャストの未使用車は少ないが…
ハスラー対抗車種と話題になった、ダイハツ・キャストも未使用車ランキングでは意外にも9位にランクイン。キャストの新車販売が6395台に対して、未使用車の数は385台。つまりキャストがガチで売れたのは6000台ちょっとという計算。一方、ライバルのハスラーは7378台販売しましたが、未使用車が842台。案外ハスラーも水増ししてる印象を受けますが、ガチで売れたのは6500台前後。
つまりキャストは決して未使用車数は多くないものの、ガチの勝負では早くもハスラーに負けてます。キャストは「アクティバ」「スタイル」「スポーツ」とラインナップは豊富に取り揃えてます。それだけ販売台数的には有利に働いてると考えられますが、結果的には惜敗。それだけハスラーのブランド力の強さにはやはり苦戦している模様。言うてハスラーの未使用車も多いわけですが…。