2016年2月24日水曜日

日産 GT-Rの実燃費が意外に低燃費すぎる件



 日産・GT-Rは日本を代表するスポーツカー。500馬力以上で価格も900万円以上しますが、それでも2015年の販売台数は653台。毎月50台以上が売れてる計算。海外のYouTubeでは改造したGT-Rに「若い女の子を乗せたリアクション動画」や「幼い女の子を乗せたリアクション動画」が多くの再生回数を叩き出してます。

だからGT-Rに実燃費の良さを求めてるユーザーやオーナーさんが多いとは思いませんが、実は意外に低燃費だった。



安定して約リッター10キロを達成

日産GTR vs シビックタイプR 実燃費対決
ベストカー1月10日号
ベストカーさんがGT-Rの実燃費を検証してたんですが、それがコチラのデータ。走行距離は決して短くはないので実燃費の信頼度は高いはず。

講談社から本庄サーキットまでの92.4kmではリッター9.3キロ。本庄サーキットから圏央道桜川筑西インターチェンジまでの131.5kmでは、むしろ燃費が向上してリッター10.4キロ。

…などなど決して5km10kmで検証したお手軽実験ではないですが、GT-Rの平均燃費はおよそ10km/L程度あると考えて良さそう。少なくとも「最低でも9.0km/L以上」を達成してるのには驚きを隠せません。GTRのカタログ燃費が8.7km/Lでしたので、それを余裕で上回っています。

言うまでもなく、GT-Rの車両重量は1750kg、エンジンは最高出力も550馬力の3.8LのV6ツインターボ。いかにもスポーツカーといった体躯ではりますが、それでこの実燃費は一体なんなんだと。

シビックタイプRの実燃費は13.0km/L以上?

日産GTR vs シビックタイプR 実燃費対決
左がシビックタイプRの実燃費
ちなみにホンダから限定750台で販売された、シビックタイプRの実燃費も同時に検証されています。編集するのが面倒なので改めて同じ画像を貼りますが、こちらは2.0L 直4ターボエンジンではありますが、FF最速を誇る310馬力。車両重量も1400kg近いですが、それでもシビックタイプRの実燃費は安定して13.0km/L以上を達成してます。

やはり馬力があった方が実燃費面では貢献するのかも。馬力がないとアクセルをベタ踏みしてしまう。また馬力がありすぎるからこそ、ゆっくり走ろうという意識が働くのかも。あとは走行性を確保するために空力性能を高めてることが、結果として実燃費面で好影響を与えてると言えそう。

ちなみに日産・GT-Rのフルモデルチェンジ時期は2019年頃と言われています。