ただ最大の注目は自動ブレーキ・デュアルカメラブレーキサポート。軽自動車では初のカメラ2個を搭載。日立製の高性能なカメラで、スバルアイサイト2と同じ性能・システムを搭載してるというウワサ。
でも、スズキのデュアルカメラの方が性能としてやや落ちているらしい。そこでこの理由を考えてみた。
カメラの配置間隔が異なる
アイサイト2はカメラとカメラの間隔が350mm。スズキの新システム、200mmになるようだ。したがって距離を測る性能という点で若干低い。この理由はシンプルで、ルームミラー付近に設置した「2つのカメラの位置」が影響してる。
http://autoc-one.jp/suzuki/spacia/special-2181522/
スズキのデュアルカメラブレーキサポートの間隔がこんな感じ。
フォレスター |
当然カメラ同士の間隔が広い方が、それだけ周囲の状況をとらえることが可能。それが自動ブレーキとしての性能差にモロに直結する。だからデュアルカメラに追従クルーズコントロールが搭載されないんだと思う。
○普通車と軽自動車の車体サイズの違いが性能差に現れる?
でも、これは仕方ない。何故なら、軽自動車と普通車の車体の大きさが違うから。もっと言うと全幅が異なる。
例えば、スバル・フォレスターの全幅は1795mm。一方のスペーシアはいくら巨大な車体とは言え、軽自動車の全幅は1475mmと法律で決められてる。両者にはおよそ30cm近い全幅の差がある。
だからもし軽自動車でも同じように350mmという間隔でカメラ設置しようとすると、おそらくAピラーが邪魔になる。周囲の状況を幅広く把握しようにも、軽自動車の場合は物理的に難しいということ。
つまり軽自動車でカメラの間隔を広げたとしても、かえって自動ブレーキとしての性能が落ちるだけなんだろうなーと推察されます。
ちなみに【比較】デュアルカメラ vs スマートアシスト2や【スバル】アイサイトのカメラは日立製ではなかった?なども併せて参照ください。