開発責任者である本田技術研究所の浅木泰昭執行役員は同日、「もうちょっと売れてもいいかなという数字だが、店頭へのお客様の誘引など、Nシリーズとしての役割を果たしている。全体的に成功だと見ている」と、評価した。昨年末に発売された、ホンダのN-BOXスラッシュが早くも受注台数が5211台を突破。月間目標台数の2倍強のペースだそう。N-BOX自体が発売から今年で4年目に突入してるにも関わらず、勢いが衰えるどころか…という印象。
http://response.jp/article/2015/01/15/241713.html
しかも開発責任者であるホンダの役員さんは、この数字でもまだまだ満足してないらしい。何故なら、N-BOXスラッシュは受注者全体の若者の割合が大きいから。ちなみに【評判】ホンダ新型N-BOX試乗レビューなどもあとで参照。
N-BOXスラッシュのネット広告がカッコよかった!
10代から30代までの顧客が3割を占め、若年層の開拓という当初の狙いに沿った受注となっている。一応記事では「若年層の開拓が成功した」と結んであるんですが、ホンダの役員さん的には『30代以下のユーザーが3割』というのは、まだまだ数字として高くはない。それだけ若者の車離れを深刻に受け止めてる証かも。
じゃあその対策として何があるかと言えば、この『N-BOXスラッシュのネット広告』にヒントがあった気がする。
何故なら、とにかくその縦長のバナー広告(スカイスクレイパー大)がインパクト大でカッコよかった。自分もアドセンスを貼ってるので画像は控えますが、N-BOXスラッシュの売りである9つのスピーカーがドンとあって、最初ヤフーで発見してビビビと来た。
他にも好調なダイハツ新型ムーヴのネット広告もヤバかった。クルマメーカーのバナー画像と言えば、公式サイトで使ってる写真をそのまま載せてる所も多い中、デザインの訴求力がこの2車種は抜群だった。
やはり若者はネットに対する接触率が高い。
もちろんテレビに対して広告を出稿するのもアリですが、ネットでの露出を高めていかないと、若者から自動車が注目を浴びる機会は減るのかも。中長期的に見ると、最高でも視聴率15%を超えてる番組は激減してるので、TVへの接触率は全世代で減少傾向なのかも知れない。
だからメーカーさんは若者の車離れを嘆く前に、若者の接触率が高いネットに対するアプローチを強める必要があるかも知れない。スマホだといつでも情報をチェックできますから。今後新型N-BOXがフルモデルチェンジするにあたってのヒントにもなるか。
ちなみに「自動車のテレビCMに効果はあるのか?」や 「自動車業界最新関係図一覧」なども興味があれば参照。