このマイチェン時に新しく設定されたグレードが「ヴェゼルRS」。
RSという名称から分かるようにスポーティーに仕上げたグレード。減衰力を高めた専用ダンパーを採用するなどして、走りが上質に進化。ヴェゼルRSの試乗インプレッションについては後述。
またヴェゼルRS専用のホイールデザインがめちゃめちゃカッコイイ。フロントグリル下が何とも勇ましい印象を与えてくれるなど、ヴェゼルRSのデザインはノーマルヴェゼルよりかっこいい感じに仕上がってます。
そこで気になるのがヴェゼルハイブリッドRSの実燃費。
いくらスポーティーに仕上げたとは言え、やはり庶民が購入するようなコンパクトSUV。燃費や維持費の面が犠牲になってしまうようではおすすめできません。今回もまたマガジンXさんの記事などを参考に、ヴェゼルRSの実燃費を確認したいと思います。
ちなみに「面白い人気おすすめ漫画BEST100」を書いてるので、しばらくは漫画感想ブログ「バズマン。」の方に集中したいと思います。クルマもいいけどマンガもね。
【ヴェゼルRS】高速燃費は安定して10km/L台後半を確保
まずはヴェゼルハイブリッドRSの「高速燃費」をチェック。いつものように東京と京都を往復で走行されたらしい。新東名高速道路を使えばおよそ460km程度の距離になります。高速料金が高すぎるぞ自民党!おい!w
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現状のハイブリッド車は回生エネルギーを回収するためにはストップアンドゴーを繰り返す環境でこそ効果を発揮するので、ヴェゼルに限らずハイブリッド車の多くは高速燃費だと意外と平均的な燃費値を叩き出すことが多いです。
ただガソリン車はそこから一割ほどマイナスってことで、ガソリン車のヴェゼルRSは16~17km/L程度と推察されます。ガソリン車のRSのカタログ燃費は19.8km/Lですから、ほぼ公表値通りの実燃費と言えます。
ヴェゼルRSはスポーティーなグレードなので十分すぎるほど優秀。
ヴェゼルハイブリッドRSは市街地だと余裕で20km/L台
続いて「市街地」の実燃費。京都の街中を走行されたそう。
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「気にせず走って20km/L以上はラクに到達」とのこと。しかも普通に走行してその実燃費ですので、ヴェゼルハイブリッドRSを「ちょっと丁寧に扱ってやれば24や25km/L台も達成可能」とのこと。
基本的にヴェゼルRSでも街中でブイブイ飛ばす機会は少ないはずですから、安定的にここまで低燃費を叩き出せるならか維持費という面でかなり助かりそうです。
逆にガソリン車のヴェゼルRSの実燃費は、感覚的にハイブリッドの約半分程度らしい。「感覚的に」という表現がイマイチ理解しにくいですが、きっと13~14km/L程度だと予想してみます。決して良くもなければ悪くもない極めて平均的な実燃費。
ノーマルヴェゼルはRSより車重が10kg程度軽いので、ヴェゼルRSの実燃費よりほんのちょぴっと低燃費程度に考えておくと良いでしょう。ガソリン車もハイブリッド車も。
ヴェゼルRSの試乗インプレッションの評価
ヴェゼルRSの実燃費をまとめたので、ついでにヴェゼルRSの試乗インプレッションについてまとめてみたいと思います。マイナーチェンジを機に走りは進化したのか、はたまた劣化したのか。
結論から書くと、ヴェゼルはマイナーチェンジで全グレードにおいて走りが上質に進化したらしい。
特にヴェゼルRSの走りは上質であり、試乗された西川淳という方によれば「前期型ヴェゼルでサイアクだった常用域での乗り心地の悪さがスッキリと改善」されているとのこと。マイチェン前のヴェゼルには「独りよがりなスポーティーさの押し売り感」があったらしい。
ヴェゼルRSには減衰力を高めた専用パフォーマンスダンパーを採用することで、やはり直進安定性がアップしている様子。そのことでヴェゼルハイブリッド特有の重い乗り味が劇的に改善。特にガソリン車のヴェゼルRSの乗り心地はバランスがよく取れていて上質。相変わらずSUV特有の優れた視認性も相まって、後期型ヴェゼルの市街地走行における快適性が増したそう。
前述の高速燃費はまずまずでしたが、ガソリン車のヴェゼルRSは難なく淡々と高速巡航をこなす。
18インチの大径アルミホイールを着用してることで、前期型ヴェゼルにあったスカスカ感も解消傾向。薄かった座面クッションもヴェゼルRSでは必要十分な厚みに改善。またヴェゼルはシートにウルトラスエード採用したことで滑りにくく、長距離ドライブでも疲労感は少なめ。
他のヴェゼルRSの試乗インプレッションを読んでも、走りに関して欠点らしい欠点は少なめ。それでいて前述のようにヴェゼルRSの実燃費は上々。やはりヴェゼルは都会派向けのコンパクトSUVとしておすすめできると言えます。
ヴェゼルRSはハイブリッドとガソリン どっちがおすすめ?
でもヴェゼルRSを購入するとしたら、ハイブリッド車とガソリン車のどっちがおすすめなのか?最後はこの疑問について簡単に考察してみた。
やはり実燃費を優先するならハイブリッド車、走りを優先するならガソリン車になります。価格的なことも考えたら、個人的にはガソリン車のヴェゼルRSをおすすめします。
何故なら価格がヴェゼルハイブリッドRSが277万円に対して、ガソリン車のヴェゼルRSが239万円。エコカー減税で免税とはいえ約40万円近い価格差があるので、経済性のみで元を取るのはまず無理でしょう。
ちなみに、ヴェゼルの販売台数は「ハイブリッドが2に対してガソリン車が1の割合」ぐらいで売れてるらしい。
このハイブリッドの中では2割強が今回紹介した「RS」。またRSと価格差が10万円ほどしかない上級グレード「Z」が46%を選択しているなど、ヴェゼルの売れ筋は高価なグレードばかりと言えます。
だから経済性や実燃費などを気にしてヴェゼルを購入してる人は、実際には少ないのかも知れません。そもそも後期型ヴェゼルは全グレードがおすすめという評判なので、欲しい装備やご自身の財布と相談しながら判断されたらいいと思われます。
ちなみに【比較】ヴェゼル vs XVや【比較】ヴェゼル vs C-HR、 【人気】おすすめ国産コンパクトSUVランキングなども興味があればご覧ください。