そのエスティマが先日ミニバン初のツートンカラーを採用するなどビッグマイナーチェンジを行いました。エクステリアも空力性能を意識したデザインに大胆に変更されました。
でも新型エスティマは実燃費や走行性能が向上したんでしょうか?
ハイブリッドの実燃費は10km/L台前半
カートップ9月号 dマガジン |
同時に計測されたオデッセイハイブリッドの実燃費は、新型エスティマより目に見えて上回ります。オデッセイハイブリッドの方が70kg80kgほど重いことも考えたら、新型エスティマの実燃費は物足りないと言えます。
やはり新型とはいえ、エスティマの中身に基本的な設計に変更はない。現行エスティマが登場したのは2006年1月。つまり10年以上経過してるので、エンジンといった基本性能は古い。そういった面を考慮すると、やはり新型エスティマの実燃費が目に見えて進化したことはなさそう。
乗り心地や直進安定性は向上
ただ中谷明彦という方が新型エスティマを試乗したそうですが、乗り心地などは大きな進化が感じられるらしい。エスティマの基本設計は古いと言いつつも、サスペンションのコイルスプリングのバネ定数が最適化することでフラットライド感を向上。ショックアブソーバーには新型の超飽和性特性バルブを採用するなど、割りと細かい部分での改善が行われてる。
他にもインターミディエイトシャフトの剛性感を高めるなどして、ステアリングフィールにダイレクト感も向上。新型エスティマの直進安定性も増していた、とのこと。エスティマはやはり基本設計は古いものの、他の試乗記事を読んでもそれなりに走行性能は進化させている模様。あくまで先代エスティマと乗り比べて、といったレベルだと思いますが。
ちなみに現行エスティマの歴史を見ると4年毎にマイナーチェンジを行ってる。だからもしエスティマのフルモデルチェンジがあるとしたら東京五輪が行われる2020年あたりだと予想してみます。ただ次もビッグマイナーチェンジだったりして(笑)