そこで今回は改めて「ゴールド免許のメリットや詳細」について解説していこうと思います。
そもそもゴールド免許とはなんぞや?
そもそもゴールド免許とは何ぞや?
ゴールド免許とは「有効期間を表す部分が金色に輝いてる運転免許証」のこと。おそらく初めてもらった時はゴールドの輝きを見て嬉しい気持ちでいっぱいになったはず。
このゴールド免許の歴史は意外と新しく、1994年の道交法の改正によって初めて導入されたものらしい。だからゴールド免許の歴史的は20年少しと、実はインターネットの歴史とあまり変わらない。
とはいえ、ゴールド免許は自動車免許証を保持しててもほとんど全く運転しないペーパードライバーも多く持っているイメージ。
実際、免許更新時に行われる講習を受講するゴールド免許対象者の割合は年々増加傾向らしく、2012年現在のゴールド免許保持者の割合は50%を超えてるとのこと。果たして、この内どれだけの割合が毎日運転してるんでしょうか?
だから価値があるような、価値がないような「ゴールド免許」。そこでゴールド免許のメリットや恩恵、果たして取得して良いことがあるのか解説していこうと思います。
【条件】ゴールド免許の取り方・取得方法まとめ
まずはゴールド免許の取り方は「過去5年間の間に交通違反や交通事故を起こさない」ことだけ。まさに日常的に運転する人ほど、ゴールド免許の取得難易度は高くなります。だからゴールド免許を取得するために特別な手続きは必要なく、自動車免許を更新する時に勝手に運転免許証がゴールドに変わってます。前述の通りペーパードライバーでもゴールド免許は交付されるので、年間の走行距離や年齢なども無関係です。
要するに「何も交通事故を起こさない時間」が必要条件と言えそう。
だからゴールド免許を維持する最善策としては「車そのものを運転しない・乗らない」というギャグみたいなことが成立しちゃいます。確かにおかしい話ですが、無理やり運転させるわけにもいかないので仕方ありません。
ただしペーパードライバーであっても、他のドライバーに対してお酒を提供したり、飲酒ドライバーに車両を提供すれば違反点数が付いてしまうのでゴールド免許を取れないこともあります。
ゴールド免許取得まで何年かかる?最短期間やタイミングは?いつから?
続いてゴールド免許を取得するまでの「日数」。要するに「運転免許の更新時にゴールドに変わるまでに何年かかるのか?」ということ。ただ確認しておくとゴールド免許を取得する前に、まずは「グリーン免許」や「ブルー免許」を取得する必要があります。
初めて運転免許を取得した時にもらえるのがグリーンの免許。緑は青葉マークを象徴しているとのことですが、このグリーン免許の有効期間が2~3年。
そして、このグリーン免許後にもらえる運転免許証が「ブルー免許」。このブルー免許の有効期間が基本的には5年。ただし、最初のブルー免許だけは有効期間が3年と短くなります。
つまり、初めての免許取得からゴールド免許をもらうまでの最短期間は「6年」。自動車の運転免許は18歳から取得できるため、逆算すると最短でもゴールド免許が保有できる年齢は「23歳」ということ。
○一番若い年齢でゴールド免許を取得できるのは21歳
ただし、運転免許は自動車だけではなく「二輪バイク」などもあります。
後エバ、16歳から取得できる原動機付自転車の運転免許(原付免許)。もし仮に16歳で原付免許を取得していた場合、新たに自動車の運転免許を取得するとこの期間が継続されるらしい。
そのため厳密には、ゴールド免許を一番若い年齢で取得できる最短の年齢は「21歳」というのが最終的な正解。早めにゴールド免許を取得したい場合、高校生の時に原付免許を取っておいてもいいかも。
他のケースも考えてみると、20歳で二輪バイクの運転免許を先に取得しておきます。そして30歳で自動車の運転免許を取得した場合、もし10年間で無事故・無違反だったら即座にゴールド免許がもらえる計算。
71歳以上の高齢者は「有効期間・期限」は短くなるので注意
じゃあ、ゴールド免許の有効期間は何年なのか?もしかするとめちゃくちゃ有効期限は長いのか?結論から書くと、ゴールド免許の有効期間はブルー免許と同じ5年間になります。何気にケチくさい。
ただし、71歳以上の高齢ドライバーの場合、ゴールド免許の有効期間は4年に短くなります。更には72歳以上だと3年まで短くなる。やはり年齢による衰えが考慮されて、ということ。
そのため例えば65歳から70歳までは同じく有効期限は5年ですが、75歳以上だと78歳や80歳は3年と有効期間が短い。だから高齢ドライバーの方は免許更新のタイミングにはご注意を。
単独事故・対物事故・駐車違反・駐車禁止でも取得できる?
もちろんグリーン免許やブルー免許を持っている時に交通事故を起こすと、当然ゴールド免許への道は遠ざかります。ただし、物損事故は交通事故としてカウントされませんので、単独事故を起こしてもゴールド免許を取得することは可能です。またゴールド免許も失効しません。
あくまで刑事処分や行政処分が下される事故が「交通事故」として記録されます。そのためややこしいんですが、駐車禁止区域に車を停めたなど駐車違反などのケースはゴールド免許が取得不可 or 失効します。
ちなみに物損事故では自賠責保険は適用されないのでご注意を。
ゴールド免許を「うっかり失効」したときの対応策は限られる
たまにゴールド免許をうっかり失効してしまうドライバーもいるそう。有名人だとロンブーの田村淳が運転免許を更新し忘れて執行してたりしました。ちなみに【最新版】芸能人の愛車一覧まとめもご参照。要するに「運転免許証の更新し忘れたケース」はどうすればいいのか?ゴールド免許保有者はペーパードライバーも多いので、うっかり失効・更新忘れする人がいても不思議ではありません。
でも、お上もそこまで残酷ではありません。
もし長期間の海外渡航中に更新ハガキが来てしまって、その間にゴールド免許…もとい運転免許を失うことがあっても、それが「やむを得ない事情」と判断されると運転免許証の再交付・再発行をしてもらえます。
でも「失効から6ヶ月以内」と期限が設けられており、ゴールド免許を再取得できるタイミングが限られていますので注意が必要。うっかり失効してしまった場合、とにかく急いで運転免許センターか最寄りの警察署へご相談ください。
ゴールド免許の利点メリット お得な特典や良いこと
ということでラスト。ゴールド免許を保有していて得られる「メリット」や「利点」「良いこと」をまとめてみました。意外とお得な特典がたくさんあって、やはりゴールド免許は優遇されています。◯講習時間が短いなど免許更新時の恩恵が多い
ゴールド免許のメリットは免許更新時で多くあります。例えば必ず行われる講習時間。これがかなり短い。具体的にはゴールド免許(優良運転者)だと30分に対して、一般運転者だと講習時間は1時間もかかります。違反運転者に至っては講習時間が2時間。おそらくここまで長いと講習をしている側も面倒だと思っているでしょう(笑)
ちなみに免許更新時の手数料も安い。ゴールド免許(優良運転者)だと3000円に対して、一般運転者は3300円の手数料がかかる。なんと差額の300円で少年ジャンプが買えちゃうよ!(笑)違反運転者だと3850円の手数料なのでコチラは割りとバカになりません。
またゴールド免許だと最寄りの警察署で更新手続きを行えるのも良いこと。
◯自動車保険 任意保険料が安くなる特権
ゴールド免許は「無事故・無違反」の代名詞ってこともあって、自動車保険(任意保険)に加入していると保険会社から大幅な割引をしてもらえます。具体的には「ソニー損保」だと最大6%前後の割引、「三井住友海上」だと8~10%前後の割引、「AIU保険」だと最大18%もの割引率になるらしい。自動車保険料が年間5万円だとすると数千円から1万円近く安くなる計算。年間10万円の保険料だと5千円から2万円ほど安くなる計算。
損害保険会社によって割引率や割引額が異なるので一概に言えませんが、ゴールド免許を所持してることによる大きな特権と言えそうです。目に見える利益と言って構わないでしょう。
◯ゴールド免許は「自動車ローンの金利割引」もあるよ
自動車保険料が安くなる恩恵があれば、当然自動車ローンの金利が優遇される特権だってあります。銚子信用金庫という信金系のマイカーローンだと、ゴールド免許所持者に対しては年利でマイナス0.2%の金利を優遇してくれるらしい。銀行系のマイカーローンでも0.1から2.0%前後の金利の割引が一般的に行われていてお得です。
他にもゴールド免許を提示するとレンタカー料金が安くなるといった、お得なサービス(トヨタレンタリースなど)も行われているらしい。まだまだ探せばゴールド免許による恩恵や特権はありそうですが、やはり大きなメリットは自動車保険料などの割引と言えそうです。
やはり「無事故・無違反」で入手できるゴールド免許の恩恵はかなり大きいと結論付けられます。車そのものに乗らないという裏ワザもございますが、とにかく交通違反を起こさないことがゴールド免許への最短かつ最善の道。
ちなみに【自動車免許】高齢者講習まとめや【運転免許】警察署で更新する条件とデメリットなども併せてご参照ください。