何故なら道路環境が発達した現在ではクルマのオフロード性能が重視されることは少なく、街乗り用としてデザインに優れたSUVが利用される機会が増えたから。だから昔と違って、最近は初心者でも購入しやすいコンパクトSUVが人気らしい。
そこで今回は個人的におすすめしたいコンパクトSUVランキングを勝手に作ってみました。新社会人や大学生でも比較的購入しやすいであろう300万円以下の価格帯に絞って、おそらく初心者向けであろうSUV7車種をピックアップ。
ちなみに「コンパクト」と言いつつ若干ミドルクラスSUVが含まれてるのはご愛嬌。また今回は日本車・国産車に限定してます。
ちなみにおすすめコンパクトカーランキング(国産限定)やおすすめコンパクトカーランキング(輸入車限定)も既に作ってるので良かったらどうぞ。他にもマンガではおすすめ格闘漫画やおすすめファンタジー漫画といったランキング記事も作成済み。
【スポンサーリンク】
おすすめSUV8位…マツダ・CX-3
おすすめコンパクトSUV マツダ・CX-3 |
またCX-3は国産車の中では数少ない「ディーゼルエンジン」を搭載してるコンパクトSUVとしても知られてる。この低速時のトルクの太さからもたらされる力強い加速感は「SUV」というジャンルとの親和性も高くおすすめ。
だから燃料は軽油で走行するためCX-3は維持費が安く済むので、まさに初心者向けのコンパクトSUV…と言いたいんですが価格帯がネック。ガソリン車が設定されてないのでCX-3の価格は最低でも240万前後からと割高感が他のSUVと比較すると強い。
あくまで「初心者でもおすすめできるSUV」というテーマで書いてる記事なのでランキングを下げてみました。
おすすめSUV7位…スバル・フォレスター
おすすめコンパクトSUV スバル・フォレスター |
このフォレスターはスバル独特の水平対向4気筒エンジンを搭載。最高級グレードのターボエンジンは最高出力がなんと280馬力。フォレスターは国産SUV車では最速のSUVと言ってもいいか。フォレスターはボディ剛性も新型で大幅に高められ、基本性能が高い。またサスペンションもSUVらしくしなやかで、ステアリングもキレキレ。
またフォレスターは走行性能だけではなくEyeSightに代表される先進安全技術が充実したSUVとしても知られてる。昨年のマイナーチェンジではアダプティブヘッドライトを初めて搭載するなど、意外と先進的な装備面でもおすすめできる。まさにフォレスターは「世界のSUBARU」が詰まってるSUVと言えます。
もちろんSUVらしく車格も大きいので、フォレスターはファミリーカーとしても普通に使える点もおすすめ。価格も214万円からお手頃なので、若者や初心者でも頑張れば手に入るSUVのはず。総合力ではナンバーワンのSUVかも知れない。
ただスバルらしくフォレスターは全車4WD(AWD)ということもあって、かなり走りの面では貢献するものの燃費性能は低い。あくまで「初心者向けのコンパクトSUV」という点で評価するとマイナス。また次期フォレスターのフルモデルチェンジもそろそろ控えてる点も考慮。でもこのランキングだと低すぎると怒る人もいそう。
【スポンサーリンク】
おすすめSUV6位…日産・エクストレイル
おすすめコンパクトSUV 日産・エクストレイル |
このエクストレイルは「SUVらしさ」という点ではフォレスターより見劣りするものの、4WDモデルは自動的に前後駆動力を配分してくれるなど雪道でも安心。ゴリゴリのSUVらしさを残しつつも、しっかり街乗りメインでも溶け込み存在感が発揮するデザインもおすすめ。
エクストレイルは2017年6月のマイナーチェンジで内外装を一新されたこともプラス。見た目なども含めて、良くも悪くも「カジュアル感」ではフォレスターを上回る。またガソリン車(223万円から)からハイブリッド車(266万円から)までエンジンを幅広く取り揃えるなど、初心者には買いやすいはず。
当然車内空間は更に広くファミリーカーとして余裕で代用可能であり、エクストレイルは良くも悪くもオールラウンダーな王道SUVと言えます。決して価格は安くはないものの、オンロード用SUVから少し背伸びしたい初心者にはおすすめのSUVか。
おすすめSUV5位…スズキ・イグニス
おすすめコンパクトSUV スズキ・イグニス |
2016年2月に発売されたばかりの新型SUVですが、やはりおすすめポイントは何と言ってもポップな見た目。この記事は国産SUVからランキングを選んでますが、どこか欧州車らしさも感じさせるデザインが良い。
今までありそうで無かったオリジナリティー感があり、その一方で老若男女に問わずにウケるであろう万能なデザイン性の高さはおすすめせざるを得ない。改めて自動車は見た目が大事だなと痛感させられるSUV。
このイグニスは車格はAセグメントに入るので、まさにコンパクトSUVに相応しいものの車体サイズが目に見えて小さい。ただそれでもトヨタ・アクアなどと比較すると、イグニスの車内空間は全然広いので実用性は問題なし。むしろ街乗りで使う分には初心者や女性にとっては扱いやすいSUVと言えましょう。
それでいて上級グレードを含めても、イグニスの価格は全グレード100万円台に収まるコスパの高さがおすすめ。ステレオカメラタイプの自動ブレーキも優秀で、+10万円でサイドカーテンエアバッグもセットで付く。実にコストパフォーマンスに圧倒的に優れたSUVであり、まさにイグニスは初心者や若者におすすめと評価できます。
ただイグニスは「SUVらしさ」という点ではいささか弱いと思うので、この程度のおすすめ順位に留めておきました。だからイグニスの車体サイズをもうちょい大きくしたSUVを発売しても面白いのかも知れない。
【スポンサーリンク】
おすすめSUV4位…ホンダ・ヴェゼル
おすすめコンパクトSUV ホンダ・ヴェゼル |
まずヴェゼルは見た目がカッコ良い。全体的なフォルムはSUVでありながら、全体的に無骨さと洗練さを併せ持つようなデザイン。これぞ若者受けするSUV。ヴェゼルはフィットベースではあるもののの車内や室内空間もそれなりに広く、ファミリーカーとしても代用できる点がおすすめ。
そしてヴェゼルはエンジンラインナップも豊富。ガソリン車は213万円から、ハイブリッド車でも250万円からと価格帯もお手頃。初心者だけではなく、幅広い年齢層も手が出しやすい。
走りもパワフルであり、ハイブリッドを選べば実燃費も上々。ヴェゼルほど欠点に乏しい or 欠点を探すのが難しいSUVは存在しない気がします。まさにこれほど初心者におすすめできるSUVもありません。
ただ強いて言えばヴェゼルの発売年が2013年12月と古い。ヴェゼルのフルモデルチェンジがいつ行われるかは不透明ですが、それ故に悪く言えば「これ」という武器もない。だから実際に販売台数では後述するC-HRなどに後塵を拝してます。
ちなみに ヴェゼルとXVの比較記事も参照。
【スポンサーリンク】
おすすめSUV3位…トヨタ・C-HR
おすすめコンパクトSUV トヨタ・C-HR |
おすすめ国産SUV3位はトヨタ・C-HR。一瞬どう読めばいいか戸惑いますが、読み方はそのまま「しーえいちあーる」。
C-HRのおすすめはやはり奇抜な見た目。でも奇をてらいすぎず、しっかり商品として成立してるデザイン。まさにオリジナリティーを追求する肩におすすめ。SUVに限らず、稀有な選択肢。発売直後の2017年4月には新車販売ランキング全体で一位を輝くなど人気は絶好調。
だからといって奇抜なだけではなく、C-HRの中身は至って硬派そのもの。トヨタが誇るプラットフォーム「TNGA」からもたらされる走りの質感や安定感は特筆モノ。ハイブリッドシステムも優秀であり、C-HRは燃費と加速性能が両立されてるのが嬉しい。
C-HRにはザックス社製ダンパーやオートホールド付き電動パーキングブレーキを採用するなど、先進的な装備も充実してるのがおすすめ。スバル・アイサイトに負けないセーフティーセンスPといった自動ブレーキだってもちろん標準装備してるのが嬉しい。
ただC-HRは他の国産SUVと比べると価格が割高。またエンジンラインナップや駆動方式の設定も特殊。ハイブリッド車は2WDのみに対して、ターボ車は4WDのみ。このラインナップのクセは初心者にはハードルが高いか。
特にC-HRは奇抜な見た目を重視したデザインであるが故に、例えば後席シートはかなり圧迫感・閉塞感があるため確実におすすめできません。だからC-HRは基本的には単身者やカップルといった一人乗り or 二人乗りのSUVと言えます。
正直ファミリーカーとしても使える3位のヴェゼルより汎用性では見劣りするので両者の順位を入れ替えようか悩みましたが、C-HRが万単位で売れてることを考えたらおすすめ度を下げるのは客観的に難しいと判断しました。
ちなみにトヨタ・C-HRとマツダ・CX-3の違いやトヨタ・C-HRとホンダ・ヴェゼルの違いも参照。
【スポンサーリンク】
おすすめSUV2位…マツダ・CX-5
おすすめコンパクトSUV マツダ・CX-5 |
ミドルクラスSUVの中では「トップクラス」と表現していいぐらい、全てにおいて質感が高いSUV。輸入車のSUVと比べても遜色がない内装の質感は高い。走りの良さも加速感や静粛性、乗り心地において欠点なし。
その分だけどうしても価格が割高になるものの、それでも他のミドルクラスSUVと比べても取り立てて割高ではない。200万円台半ばからという価格帯は決して初心者向きとは言いませんが、それでも思わずおすすめしたくなるSUVがCX-5。
ちなみに、前述のおすすめ7位のマツダ・CX-3と違いはなさそうに見えますが、意外と両者の違いは大きい。例えば内装。どうしてもCX-3のベースはコンパクトカーのデミオということで、完全オリジナルのCX-5よりは質感は見劣りします。
他にもCX-5の方が車格が一回り上ということで、室内や荷室の大きさだけではなく、走りの質感や静粛性や乗り心地でもCX-3を上回る。詳しくはCX-5とCX-3の違いを参照してもらうとして、SUVとしてどうとか以前にCX-5がCX-3に負けてる部分がない。
それでいて両者の価格帯は大きく変わらないので、正直CX-3を敢えて選択する必要性を見出すのが難しい。この相対的な落差もあって、若干CX-5のおすすめ順位を高くしたかも知れないのは内緒。
【スポンサーリンク】
おすすめSUV1位…スバル・XV
おすすめコンパクトSUV スバル・XV |
栄えある国産おすすめSUV1位はスバルXV。そのまま読み方は「えっくすぶい」。
XVのおすすめポイントはとにかく走りが上質。スバルが誇る新型プラットフォーム「SGP」は非常に剛性感は高い。そこからもたらされるXVの走りの安定感はSUVのそれではない。
フォレスターと同様に、XVもオール4WDではあるものの「X-MODE」と呼ばれる四駆システムは非常に高性能。サマータイヤでも泥道を華麗に走り抜ける接地感の高さを持続するなど、もはや異次元レベル。
XVに標準搭載のアイサイト3の予防安全性能も高く、また国産車だけではなく輸入車を含めても数少ない歩行者エアバッグも標準搭載。前述の「X-MODE」も安全性にも寄与してくれるためXVの安全性は高い。
XVの内装も質感が高く、車内も必要十分にして広々。ヴェゼルより室内は少し狭いものの、それでもファミリーカーとして代用することは可能。まさにSUVとしてだけではなく、車そのもの性能が非常に高い。
見た目はややもすると地味ですが、実際にXVを目の当たりにすると良い意味でシック。逆に全体は控えめなデザインだからこそ、カッコいいホイールデザインがワンポイントとして冴えるのもおすすめ。
もちろんXVは燃費性能も見劣りするので「初心者向け」にはおすすめ度は少し下がりますが、それでも200万円を出してSUVを買うなら乗りたいと思わせるものがあります。だからスバル・XVは硬派なSUVが好きな方から初心者にも幅広くおすすめできるSUVではないか。
ちなみにスバル・XVとトヨタ・C-HRの違いも参照。
【スポンサーリンク】
おすすめSUV・クロスオーバーランキング総括
以上、個人的におすすめしたいSUVランキングでした。
いくらオンロードカーが増えたとはいえ、やはり初心者にもオフロード性能が高いSUVほどおすすめできる気がします。また燃費が良いに越したことはありませんが、若干無視できちゃうのもSUVというジャンル。それがランキングにも影響を及ぼした気がします。
ちなみに、これら以外にも国産SUVはもちろん発売されています。そこで簡単に300万円を超える国産のおすすめコンパクトSUVを何車種か見たいと思います。
おすすめSUV トヨタ・ハリアー |
ガソリン車だと200万円台後半からギリギリで購入できるなど、そういった幅広いラインナップも魅力。実際トヨタ・C-HRと価格的に競合する部分も多く、C-HR人気に追随するようにハリアーの販売台数も伸びたらしい。うーん、そう考えたらハリアーもおすすめSUVにランクインさせても良かったか。
あと他だとトヨタ・ランドクルーザー。中東あたりのお金持ちに大人気のSUV。車高が高く走破性にも優れていて砂漠で走っている映像も頻繁に見かけるような、まさにゴリゴリのSUV。その割に自動ブレーキが標準装備化されてるなど、意外と先進的な装備に豊富など商品力が高い。
もちろんランドクルーザーの価格は余裕で400万500万を超えるので初心者にはおすすめできませんが、SUV好きなら一度は乗りたい本格派SUVです。