2016年2月8日月曜日

三菱「デリカ D:2」が2017年以降に販売停止へ?



三菱自動車のプチバン(小型ミニバン)といえば「デリカ D:2」。スズキからOEM供給を受けてるので、実質的な中身はソリオ。昨年夏のソリオのフルモデルチェンジに伴って、デリカD2も一新されました。

でもデリカD:2は来年2017年以降に消えちゃうのかも?という話。ちなみにデリカD2の本家にあたるスズキ新型ソリオの最新フルモデルチェンジ情報三菱新型ミラージュ最新フルモデルチェンジ情報なども参照。



2017年度に新型ミニバンを投入

最近三菱自動車は2020年に向けて取組方針を発表。

そこで少しゴタゴタしてたSUVラインナップの道筋もようやく示してくれました。来年2017年度に新型コンパクトSUVを投入して、最近マイチェンしたRVRが2019年度にフルモデルチェンジされる予定。他にも新型エクリプスクロスの投入なども予定。

だからどうしてもSUVのラインナップ強化に目が行くものの、同時にミニバン(MPV)についても道筋が示されてたことにも注目。

そこには「小型MPV 2017年度 新規投入」の文字が。

デザイン的にはソリオよりも、シエンタやフリードに近め。つまり三菱自動車は現在、新たなプチバンを自社開発してるっぽい。シエンタやソリオといったニッチなニーズは底堅いので、ある意味自然すぎる判断。

ただデリカD:5が同じく2017年度にフルモデルチェンジすることからも分かりますが、もし三菱自動車が「デリカD:2を自社開発」してたら「新規投入」という表現は使わないはず。

つまり、このままスズキからOEM供給を受けている「デリカD:2」を販売し続けるか、新規投入に伴ってデリカD2を販売停止するかの二択を迫られそう。もちろん、デリカD2の販売台数は三菱自動車の中では比較的好調ですので、このまま存続して販売される可能性は十分あります。

ただ後者の可能性としては、「プチバン同士でキャラクターが被ってしまう」点が大きいということ。もちろん併売していく道もありますが、できれば需要を食い合う状況を作りたくないのがメーカーさんの心情でしょう。

2020年に向けた今回のラインナップ強化を見ても、三菱自動車の本気度も垣間見れますので、以上のことからOEMからの脱却、デリカD:2というブランドが廃止される可能性はありえそう。

名前は「デリカD:1」か「デリカD:4」?

デリカD:3
一応、三菱自動車からは「デリカD:3」という小型ミニバンも発売されてますが、これもOEM供給を受けてて、ベースは日産の商用車「NV200」。2015年の累計販売台数は100台を超えてないなど、このデリカD3の次期車を開発してる可能性はまずないでしょう。

でも「デリカ」というブランド名はおそらく使ってくると考えられるので、そこで残った数字を当てはめると三菱自動車が自社開発中の新型ミニバンは「デリカD:1」か「デリカD:4」あたりの車名に落ち着きそう?と予想してみます。

ちなみに結果的には、自動車業界の関係図では既に三菱自動車は日産の傘下に入ってしまいましたが、2018年以降もデリカD2(ソリオ)の販売は続いているため、すぐに販売終了することはなさそうです。。