当初は「こんな価格が高い軽自動車が売れるわけねー。エコカー補助金が終わったらすぐ失速する」と筆者は思ってたんですが、4年前の自分を思いっきりビンタしてやりたい気分です。
ベストカー1月10日号 |
ちなみに人気おすすめ軽自動車ランキングまとめも参照。
N-BOXもN-ONEもキープコンセプト
フルモデルチェンジするとはいえ、基本的にはキープコンセプト。想像に難くなかったですが、ここまでエヌボックスが売れてる以上、やはり見た目を大胆に変更してくることはありませんでした。もちろん新型N-BOXの変更点もあって、ヘッドライトが若干ツリ目風に変化。他にイジる部分が見当たらなかったデザイナーさんの苦悩も少し垣間見られた気もしますが、ダイハツ・タントやスズキ・スペーシア風に寄せてきた感じ。
ただ日産・デイズルークスのようにグリルが巨大化して、黒いガーニッシュをペタッと貼り付けることで、新型N-BOXの前面のインパクト感はフルモデルチェンジで更に増す印象。素のエヌボックスでコレですから、カスタム系グレードではどこまでゴリゴリ感が増すのか今から期待半分不安半分といったところでしょうか(笑)
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デザイン的にはやはりキープコンセプトですが、新型N-ONEのエクステリアはギョロ目風。全体的に丸みを帯びた(悪く言うとパンパンに膨らんだおデブちゃんスタイル)フォルムが部分的に削られてメリハリを効かせたデザインに仕上げた結果、ヘッドライトの部分が目立ってしまったカタチでしょうか。
これが新型N-ONEのエクステリアだとしたら、更に好みが分かれてしまいそうな印象もしますが果たして?
新型エンジン搭載で燃費は30km/Lへ?
そして2017年のフルモデルチェンジで現行S07型エンジンが改良されます。ホンダ内での呼称は「AP1改」と呼んでるそうですが、色んな自動車雑誌さんでは「新型N-BOXは燃費リッター30キロ」を目指しているとのこと。ただN-ONEならいざ知らず、現行N-BOXのカタログ燃費が25.6km/Lですので、燃焼効率を向上させたりするだけで達成できる数字なのか。もちろん新型プラットフォームでも開発して現行N-BOXから車重を100kg近く軽量化すれば別でしょうが、エンジンの内燃機関を改善するだけでリッター5キロをアップさせるのは至難の業でしょう。
そもそもN-BOXの販売状況を考えると、そこまでホンダ自動車として無理してまで執着しない気がします。燃料タンク容量を減らしたりといった手法も、必ずしも受けいられてるとは考えにくいですから。
でも目下のライバルであるダイハツ・タントのカタログ燃費が28.0km/Lぐらいですので、ホンダとしてもN-BOXのフルモデルチェンジで、このタントラインは超えてくるだろうとは考えられます。
だから個人的な予想としては、新型N-BOXの「カタログ燃費は28.2~28.8km/L」ぐらいかなーと予想してみます。リッター29キロは多分超えない気がしますが、もしこのあたりまで燃費性能を高めたら、N-BOXは普通車からのダウンサイジング組を更に取り込める気がします。
ちなみにニューモデルマガジンX10月号によると、この新型S07型エンジンは2017年のフルモデルチェンジを待たずに、来年2016年中に一部のグレードで先行的に投入してくるらしい。N-BOXの2019年までの生産計画が載ってたんですが、ちょっと理解はしづらい話。
個人的に販売が芳しくないN-BOXスラッシュあたりに新型エンジンを先行投入してくるのではないか?と予想してみます…と書いたんですが、どうやらN-BOXスラッシュは次のフルモデルチェンジで消滅する模様。欲しい方はお早めに。
ちなみに新車試乗サイト・カーギークでは既にホンダ新型N-BOXの試乗評価はレビュー済み。思った以上に二代目新型N-BOXの評判が良く、2018年後半以降もゴリゴリに売れてるのも納得。
またダイハツ新型タントの最新フルモデルチェンジ情報なども参照。既に新型N-BOXとは随分溝を開けられておりますが、それでもピラーレス機能は便利。ただ最近新型N-VANがピラーレス構造を採用するなどタントの優位性も薄れましたが…。
【比較】N-BOX vs N-VANも良かったら参照ください。