http://www.zenkeijikyo.or.jp/statistics/tushosoku/1505tushosoku4.htm |
ダイハツの社長さんが言ってた気がしますが、もうそろそろ自社登録が落ち着きつつあるのかも?
そこでメーカー別の販売台数を見てみるとスズキが前月に続いて、ダイハツを引き離す形。ほとんどの車種では前月比でやや微増なものの減少幅が大きい車種もあって、その他の各メーカーもトータルでは現状維持のトントン。
一部改良したスペーシアはデュアルカメラブレーキサポート効果か30%近い増加。ただムーヴとタントもスマアシを進化させたものの、タントは微増でムーヴはむしろ微減。自動ブレーキの性能差が販売台数にも直結?
一方、スペーシアと同じく一部改良したハスラーは7834台と前月比30%の減少。Sエネチャージを進化させて燃費リッター32キロまで増やしましたがあまり効果は見られなかったかたち。消費者も燃費競争にはお腹いっぱいか。ただハスラーはツートンカラー比率が高かったりして納期が注文によってマチマチだから一概に言えませんが。
2位の日産デイズルークスも一部改良した効果か30%近い増加を果たすなど、全体を見渡すと妥当な増減幅が見られた印象。販売台数を露骨に増やしてる車種も、また露骨に減らしてる車種もあまりない。つまりそれだけ自社登録も減ったという健全さの裏返し?そうだとしたら全体の新車販売は元気がないものの、基本的には良い兆候なのかも知れない。
ちなみにコペンとS660の比較記事でも書きましたが、15年5月の新車販売台数はコペンが231台、S660が807台と明暗が分かれつつありそう?今月6月発売のコペンの第三の丸目モデルCEROの発売待ちも影響してそうですが今後の両者の販売競争も気になるところ。
普通車も新車投入効果あり
一方、普通車もアクアが14428台と一万台を超えたのは一車種のみ。プリウスαのマイチェン効果もやや息切れ気味か。またフィットはグレイスやヴェゼルなどほぼ派生種の怒涛の追加でそこに需要が奪われてる感じ。例えば、新型シャトルは2938台だった。ちなみにエスクァイアはいつの間にかヴォクシーを追い抜いちゃってるwただ新型シャトルを筆頭に、4月5月は普通車では新型車の投入が相次いだ。カローラフィールダーのマイナーチェンジ、ステップワゴンのフルモデルチェンジ、エクストレイルのハイブリッド化などなど。
実際に5月の新車販売台数を見てみますと、カローラが8920台(前年同月比108.6%)、ステップワゴンが5087台(前年同月比171.3%)、エクストレイルが4248台(前年同月比150.1%)。どの新型車も好調。前月比だとエクストレイルはほぼ倍。本格的なハイブリッドエンジンだから今後も順調に推移していきそう。
ちなみに進化したEyeSight3を搭載したレヴォーグですが1642台で前年同月比が257.4%。一瞬めっちゃ驚いたんですが、レヴォーグが発売されたのがちょうど昨年の4月。生産が間に合わなかったのか、意外にもレヴォーグの出だしがロケットスタートじゃなかったことが影響してると思います。
個人的に驚いたのがマツダ新型ロードスター。
2157台でトヨタ・ノアに肉薄する勢い。前述のコペンやS660を軽く凌駕。前年同月比ではなんと5530.8%。桁が一瞬分からなくなった。2015年3月の販売台数が18台ですから、いかに販売台数を稼ぐ車種ではなかったかという裏返し。さすがにここまで自社登録をしてるとは考えにくいので、前述のコペンなどの需要を食った可能性も高そう。実際色んなサイトや雑誌で比較されることも多いですから。
ただ全体的には普通車は前年比マイナスの車種が多め。普通車も自社登録の台数は大分減ったということでしょうが、それでも寂しい数字。アベノミクスという言葉は最近あまり聞かれませんが、年金漏れでテンヤワンヤしてるのかと思ったら、最近の安倍さんはマスコミの方と仲良く高級料理を食べてらっしゃったりしてるそう。もちろん何を食べようが自由ですが、しっかりお仕事はしてほしいなと。