軽自動車は7・1%減の17万4374台で、13カ月ぶりのマイナス。新機軸の軽のスポーツ用多目的車(SUV)「ハスラー」の販売が好調なスズキ以外の主要メーカー7社が軒並み前年割れとなった。2014年7月の新車販売台数が発表。ずっと好調だと言われてた軽自動車で急ブレーキ。前年同月比で7.1%も激減。駆け込み需要による受注残を数ヶ月遅れで食い潰したカタチ。GDPも年率換算で8.0%減だったりして、安倍さんの消費増税による影響はやはり深刻。
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/140801/biz14080118000026-n1.htm
ただハスラーの影響でスズキだけは好調で、ダイハツはかなり溝が開けられてしまった模様。
その差を見ると、ほぼ10000台。スズキの8.8%増に対して、ダイハツは15.9%減…前月からは20%近くの減少。タントは7月も一位だと思うので、それだけムーヴとミライースの落ち込みが激しそう。ずっとダイハツが圧倒的に強かったので、ここ数ヶ月のスズキとダイハツの逆転現象は印象的。
ただハスラーの人気があまりにド安定なので、ダイハツが落ち込んだどうこうより、むしろ「スズキの販売台数が落ち込まない」と解釈した方が良さそう。実際ハスラーの受注残・バックオーダーのおかげで、売上高が7000億円を突破したスズキ。ダイハツの場合、コペンがその穴埋めをしてくれるのかどうか。
その他を見てみると、ホンダが6.4%減、日産が0.7%減、三菱自が34.1%減、マツダが10.3%減、スバルが40.3%減。日産がかなり健闘。ただ同じクルマを発売してるのに、三菱自は30%以上の減。ここは販売網などの違いか。
ホンダはダイハツに比べるとマシだが、そろそろNBOXのフルモデルチェンジを真剣に考えさせる数字か。ダイハツからOEMの提供を受けてるせいか、ダイハツにつられてスバルは大幅減。一方マツダはスズキからOEMの提供を受けてるおかげか、10%に留まってる。
ただ全体で言えるのが、消費増税の影響が本格的に現れた月だった。そろそろ、安倍さんは本格的な経済対策を打ち出す必要があるでしょう。中古車市場に流れてる消費者が多いと、容易に想像が可能。
普通車は増加に転じるも、喜べない理由
普通車や小型車などの登録車は0・6%増の28万5886台で、4カ月ぶりに増加に転じた。一方、普通車はやや増加に転じた模様。ただ注意したいのは、「前年同月比」というマジック。
去年の今頃は、ちょうど新型フィットが発売される直前。それだけホンダの販売台数が激減してた月。当然、SUVのヴェゼルも発売されてなかった。当然伸びる余地があった。
1位:トヨタ 14万1072台(1.3%減)
2位:ホンダ 3万9735台(65.4%増)
3位:日産 3万5839台(14.9%減)
4位:スバル 1万2056台(3.5%増)
5位:マツダ 1万1153台(29.3%減)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140801-00000055-rps-bus_all&pos=1
実際、どれぐらいホンダの新車販売が伸びたかと言えば、前年同月比で65.4%増。他のメーカーが軒並み減らしてる中、顕著な伸び。
そして注目したいのが、スバルがとうとうマツダを追い抜く。スバル車は全体的に価格帯が高いので、販売台数そのものは平凡。でも新型レヴォーグ効果もあってか、前年同月比より微増。既にアメリカでは爆発的なヒットの新型「WRX」が、スズキ・ワゴンRハイブリッドと同日に発売。更にスバルの新車販売台数が伸びるかも。
ただ、マツダが販売台数を落とした影響も大きい。落としたというより、新型デミオ待ちの買い控えが激増してるんだと予想。また近い内にスバルを追い抜くでしょう。新型デミオは相当クオリティーの高そうですから、マツダ全体で2万台超えを達成するぐらいのパワーを秘めてるはず。
国家公務員の給与が大幅に伸びたらしい(;´Д`)
そういえば新車販売台数の落ち込みとは反して、国家公務員の給与が大幅に伸びたらしい。基本給だと7年ぶりにアップして、夏のボーナスに至っては12%増だそう。さすが安倍ちゃん!こういう仕事は早いー!(笑)やはりそれだけ給与が伸びたんであれば、公務員さんには頑張って大きい買い物をしてほしいところ。魅力的な新型もたくさん発売され、今後も色んな新型車が登場。
だから中古車じゃなく、新車!ノアやヴォクシー・セレナなど200万円行くか行かないか、そういう中古ミニバンもいいが、そこは少し無理して新車を買ってもバチは当たらないかも?