2014年5月6日火曜日

レヴォーグが誕生した、たった「一つ」の理由



スバルから来月20日に発売されるレヴォーグ。受注もなかなか絶好調な模様。レガシィツーリングワゴンの後継車と言われてますが、何故レヴォーグが新たに登場してきたんだろうか。

その理由は、たった一つだけ。



レガシィシリーズが「巨大化」しすぎたから

富士重工業は、主力車「レガシィ」のうち、ワゴンタイプの「ツーリングワゴン」を廃止する。元年の発売以来、アウトドア向けの「RVブーム」を先導してきたが、米国仕様向けに合わせ大型化してきたことで販売が低迷。
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/140506/biz14050609520006-n2.htm
答えは、シンプル。レガシィシリーズが巨大化しすぎたから。アメリカ市場でも絶好調なスバルですが、特にレガシィは日本よりもアメリカで人気。結果、レガシィはアメリカナイズされすぎた。

要するに、「アメリカナイズ=車体サイズが大きくなった」ということ。

レガシィの車体サイズが、一体どれぐらい大きくなったか?

じゃあ1989年に発売されて以来、レガシィは果たしてどれぐらい大きくなったのか見てみたい。

初代レガシィ
全長     4,545mm
全幅     1,690mm
全高     1,395mm
(Wikipedia)


5代目レガシィ
全長     ワゴン:4,775mm
全幅     ワゴン:1,780mm
全高     ワゴン:1,535mm
(Wikipedia)


全長にすると20cm以上、全幅でも9cm、全高でも15cm近く大幅アップ。つまり全長が4.7メートル以上ある現行レガシィは3ナンバーですが、初代は5ナンバー内の大きさに留まっていた。要するに、それぐらいの変遷があった。

もちろん車体が大きくなればなるほど、一台あたりの利益率も高まると思うので、自然っちゃ自然な流れ。ただ日本市場において、大きすぎる自動車の需要はやはり知れてる。そこらへんの齟齬を埋めるために、新たにレヴォーグという車種が誕生したんだと考えられる。

いずれヨーロッパやオーストラリアでもレヴォーグは発売されるそうだから、レガシィと同じように新たな『一大ブランド』を確立してくれるはず。だからレヴォーグB4とか、新たなグレードも発売されたりして。