その理由は、たった一つだけ。
レガシィシリーズが「巨大化」しすぎたから
富士重工業は、主力車「レガシィ」のうち、ワゴンタイプの「ツーリングワゴン」を廃止する。元年の発売以来、アウトドア向けの「RVブーム」を先導してきたが、米国仕様向けに合わせ大型化してきたことで販売が低迷。答えは、シンプル。レガシィシリーズが巨大化しすぎたから。アメリカ市場でも絶好調なスバルですが、特にレガシィは日本よりもアメリカで人気。結果、レガシィはアメリカナイズされすぎた。
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/140506/biz14050609520006-n2.htm
要するに、「アメリカナイズ=車体サイズが大きくなった」ということ。
レガシィの車体サイズが、一体どれぐらい大きくなったか?
じゃあ1989年に発売されて以来、レガシィは果たしてどれぐらい大きくなったのか見てみたい。初代レガシィ
全長 4,545mm
全幅 1,690mm
全高 1,395mm
(Wikipedia)
5代目レガシィ
全長 ワゴン:4,775mm
全幅 ワゴン:1,780mm
全高 ワゴン:1,535mm
(Wikipedia)
全長にすると20cm以上、全幅でも9cm、全高でも15cm近く大幅アップ。つまり全長が4.7メートル以上ある現行レガシィは3ナンバーですが、初代は5ナンバー内の大きさに留まっていた。要するに、それぐらいの変遷があった。
もちろん車体が大きくなればなるほど、一台あたりの利益率も高まると思うので、自然っちゃ自然な流れ。ただ日本市場において、大きすぎる自動車の需要はやはり知れてる。そこらへんの齟齬を埋めるために、新たにレヴォーグという車種が誕生したんだと考えられる。
いずれヨーロッパやオーストラリアでもレヴォーグは発売されるそうだから、レガシィと同じように新たな『一大ブランド』を確立してくれるはず。だからレヴォーグB4とか、新たなグレードも発売されたりして。