先月3月(2013年度ラスト月)の新車販売台数が発表。なんとタントがとうとう3万台超え。今年の1月前後は2万台あたりをウロウロしてましたが、決算期+駆け込み需要で3万の大台を突破。普通車を含めると、他にはアクアとフィットのみ。
N-BOXはド安定
N-BOXは2位を堅持。販売台数は26,627台。前年度はエコカー補助金があったので台数を落としてる車種も多い中、前年度とほぼ同じ水準を維持してるのは十分大健闘。ましてやずっと売れまくってる現状、まさに『ド安定』という表現がピッタリ。その他以外のホンダの車種では、N-WGNも健闘の4位。3位の日産のDAYZはルークスも含んだ数字なので、これを超えるのは他の車種でも難しい。むしろこれを超えてくるタントとN-BOXがスゴすぎる。
N-ONEが本格的に死亡
一方、同じホンダの中でも浮かないのがN-ONE。今でもたまにCMで見かけますが、前月比から大きく販売を伸ばしてる車種が多い中、N-ONEは前月比とほぼ変わらず。一見良さそうに思えますが、N-ONEの先々月2月の販売台数はたった3000台。とても褒められるレベルではなく、前年度が16,135台を販売してたことを考えると、まさに『凋落』という表現が当てはまる。やはりN-WGNの発売が大きいんでしょう。
きっと数年後には消えてる車種ナンバーワンかも知れない。
ダイハツ・ホンダ・日産が過去最高の販売台数
メーカー別で見てみると、ダイハツとホンダと日産が、過去最高の販売台数。「*」が付いてるのがその証。ホンダと日産は新車投入の影響が大きそう。貨物車などを含んだ数字だから、ダイハツは市販車以外でもスズキに勝ってるということ。主な要因はタントのフルモデルチェンジだけだと思うが、9万台はさすがに売れすぎだろう。
スズキを完全にとらえたホンダ
軽四輪乗用車だけに限って見てみると、ホンダはスズキまであと4,000台にまで迫る勢い。ハスラーを発売してなければ、おそらく抜かれていたはず。本格的にヤヴァそうなスズキ。スズキとダイハツとの差が、およそ12,000台。ハスラーを発売しても差が縮まるどころか、どんどん引き離されていくスズキ。期待された、3月のハスラーの販売台数は7,152台。人気とは裏腹に、生産台数が追いつかないのが原因。ただそもそも「遊びのクルマ」だから、もともと販売台数を稼ぐような車種でもないんだと思う。
やはりスペーシアと、主にアルトの不調が原因。日常の足グルマとしての車種が、販売台数が奮わないと厳しい。スペーシアがタントに勝てないのは言うまでもないが、せめてムーヴにぐらいは勝つべき。アルトに至っては、ミラにダブルスコアで負けてる。
この差が縮まらない限りは、いくらハスラーなどの新車を投入しても焼け石に水だろう。