2014年4月5日土曜日

もはやHVと軽以外売れない時代?-13年度新車販売、車名別ランキング



日本自動車販売協会連合会、全国軽自動車協会連合会が5日発表した2013年度(2013年4月~2014年3月)の新車販売台数によると、トヨタ『アクア』が25万9686台で2年連続トップとなった。
http://car.jp.msn.com/news/business/
2013年度(2013年4月~2014年3月)の新車販売ランキングが発表。二年連続でトヨタ・アクアが一位。ランキングの中身を見てみると、ハイブリッド車が3つ、それ以外は全て軽自動車。

1位:アクア(トヨタ)25万9686台(8.1%減)
2位:プリウス(トヨタ)25万1915台(10.3%減)
3位:★N-BOX(ホンダ)22万5900台(4.4%減)
4位:フィット(ホンダ)21万7100台(27.6%増)
5位:★ムーヴ(ダイハツ)19万3672台(20.7%増)
6位:★タント(ダイハツ)18万0590台(10.9%増)
7位:★ワゴンR(スズキ)18万0029台(9.6%減)
8位:★ミラ(ダイハツ)16万4027台(13.9%減)
9位:★デイズ(日産)13万9810台
10位:★スペーシア(スズキ)13万8469台


2013年度の新車販売ランキングの詳細がコレなんですが、★マークが軽自動車。いかに偏ってるランキングが一目瞭然。プロの評論家曰く、消費増税の影響が受けやすい軽自動車は駆け込み需要が多かったから、らしい。

それにしても軽自動車の存在感だけが目立つ格好。


新型フィット、アクアに及ばず

軽以外で見てみると、昨年9月にフルモデルチェンジした新型フィットは、アクアに及ばず。それどころかプリウスにすら大きく及ばない。やや意外な結果。同じホンダのN-BOXにも負けてる始末。

おそらくフルモデルチェンジ前の買い控えが強烈で、今年2月の大規模リコールに伴う「長期間の出荷停止」が大きく響いたんだろうと分析。今年度はその差は縮まって、月別の販売数を見るとフィットが一位のことも多いので、頑張れば首位に立てる可能性も。

しかし、何故こんなにトヨタのアクアやプリウスが売れるんだろう。プリウスはタクシーで使われてたりもするが、そこまでアクアもクルマとしてパッとしない印象。

輸入車も大幅増

外国メーカーの販売台数も大幅に増加。昨年度比で22.9%増の、30万2018台。

1位:フォルクスワーゲン 7万2157台(25.2%増)
2位:メルセデスベンツ 5万9774台(39.5%増)
3位:BMW 5万0256台(20.7%増)

上位のメーカーはドイツ勢が占めてる。輸入車と言っても、ほぼドイツ車と言い換えてもいい。高級車メーカーのメルセデスベンツに至っては、4割増。

クルマに限った話でもないんだろうが、価格が高いから売れない商品が売れないことはない。もちろんたかだか6万台程度ですが、消費増税の影響はほとんど受けないと思うので、ブランド力の強化は大事。ハイブリッドにしても軽自動車にしても、それだけで一種のブランドだったりもしますから。