トヨタは「 ヴィッツ 」をマイナーチェンジし、4月21日から販売を開始した。先日のパッソに引き続いて、トヨタ・ヴィッツもマイナーチェンジ。昨日21日から発売。
http://autoc-one.jp/news/1731517/
何と言っても、見所は向上した燃費。
新型ヴィッツの燃費は、リッター25.0キロ
今回のマイナーチェンジでは、トヨタがハイブリッド開発で磨いた燃焼技術を生かした高熱効率・低燃費エンジンを採用することで、燃費「25.0km/L」を実現。トヨタが新たに開発した1.3リッターの新型エンジン搭載車は、リッター25キロ。マツダのデミオスカイアクティブ、ハイブリッドを積んでる日産ノートなどとほぼ肩を並べた。先代モデルが確かリッター21キロぐらいだったので、大幅アップ。
その新型エンジンは、ハイブリッドエンジンで採用しているアトキンソンサイクルや、ダイハツのエンジンで用いられてるクールドEGRなどを採用してる。
あくまでガソリンエンジンの性能向上のみを追求して、下手な飛び道具などを採用してないことが大きい。
実はフィットに負けてない新型ヴィッツ
ただホンダ・フィットのガソリン車は、リッター26キロ。「新型ヴィッツ負けてますやん」と思ってしまいがちですが、実はフィットの燃料タンクの容量は、32L。ほぼ軽自動車並。ちなみにデミオスカイアクティブの燃料タンクも、軽自動車並み。ただ新型ヴィッツの燃料タンクは42Lと多め。この容量を削ると、実はカタログ燃費が簡単に伸びる。フィットにも容量40Lのグレードがあるものの、それはリッター24キロ程度。
そういうことをせずに、新型ヴィッツはシンプルに燃費を伸ばしてる。結構評価していい部分。
新型ヴィッツは全17色
http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20140421_645383.htmlそして新型ヴィッツで用意されてるカラーが、なんと17色。「遊べる軽」をCMなどでアピールしてるスズキ・ハスラーですら、11色。それを軽く超えるカタチ。
トヨタだからこそ、ヴィッツだからこそ、こういうことは可能なんだろうと思う。
コスパはやや低いヴィッツ
ただ『コストパフォーマンス』という観点で見ると、ややヴィッツは他のコンパクトカーよりも見劣りする印象。新型ヴィッツを一番安く買おうと思うと、Fという廉価グレードが145万円。
ただマツダのデミオスカイアクティブが138万円。フィットの場合は、13GFというグレードで、ほぼ140万円。コンパクトカーで一番低燃費のスイフトXG-DJEは、143万円。
スイフトの場合は、エネチャージで高価なリチウム電池を積んでるにも関わらず、新型ヴィッツの方が高い。先ほど、飛び道具がないのに優れた低燃費を褒めたばかりですが、その飛び道具がないヴィッツが一番高いのはやや気にかかる部分。
ヴィッツRSもマイナーチェンジ
「 ヴィッツ RS “G’s”」もマイナーチェンジし4月21日より発売を開始した。価格(消費税込)は2,044,145円~。ちなみにスポーツタイプのヴィッツ『RS “G’s”』もマイナーチェンジ。ただエンジンスペックは、特に変わってない模様。
何が変わったかというと、「ボディ剛性」。ボディーの溶接部分を増やすなどして、剛性高めたそう。これが高まると、ボディが変形しにくくなって、例えばコーナリング時、タイヤのグリップ力がアップして曲がりやすくなったりする。
まさにコチラはマイナーチェンジといった感じ。
新型ヴィッツの紹介動画
新型ヴィッツのピーアール動画はコチラ。やはり動画を観るとムラムラさせられる。新型車というだけで何故か欲しくなっちゃう不思議。