「ベタ踏み坂」をご存じですか? 俳優の豊川悦司さんらが出演する軽自動車のCMに登場結構前のニュースですが、朝日新聞がタントのCMに関する記事を書いていた。タントのCMと言えば、そうあの「べた踏み坂(江島大橋)」のこと。
http://www.asahi.com/articles/ASG1Q7D1KG1QPUUB012.html
べた踏み坂の画像を何度見ても、ただの壁にしか見えない。最高地点が約45メートルと、ほぼ高層ビル。こんな急坂をアクセルを軽く踏むだけで駆け上がってしまうんだから、あのCMを観て「タントってパワフル~」と思わず唸(うな)ってしまった人も多そう。
ただ、実はガッカリなことが発覚。
べた踏み坂は、どんなクルマも余裕で登れる?
朝日新聞の記者さんによると、三速で余裕で登れたそう。結果、頂上までベタ踏みすることはなかったそう。つか、見晴らし良いなー、おい。
制限速度は40キロ
その理由も結構、単純明快。何故なら、べた踏み坂の制限速度は40キロだから、そもそも速度を出す必要がない上、してはいけない。どんなクルマも基本的に、ノロノロ登らなければいけない。結果、アクセルを強く踏むことを強いられる機会が少ない。
CMの演出としては面白かったですが、だからと言って、あのCMを観て「タントってパワフルなクルマ」と結論付けるのは早計なんだろうと思う。
タント単独だと分かりづらいので、今度は是非N-BOXやスペーシアなどと走りの違いが分かるようなCMをお願いしたいところ。
べた踏み坂を超える急坂は、他にもたくさん?
朝日新聞の記者さんは、他にもいろいろ調査済み。すると、結構各地でこんなレベルの急坂な橋が存在するそう。
http://www.asahi.com/articles/photo/AS20140419000773.html
例えば、大阪府では「なみはや大橋」は、タントCMのべた踏み坂より急勾配だそう。
他の詳細は朝日新聞のサイトの会員になって見て頂くとして、自分が知ってる場所だと信貴ケ丘高校(今は違う名前なのか)あたりの坂は歩くだけでも結構キツかった記憶。他にもこういう坂は、まだまだ各地に点在してるのかも知れません。