2014年4月23日水曜日

日産スカイライン 2.0Lターボエンジンを搭載?



「来月(5月)には、ダイムラーとの提携により生まれる、2リッターターボ搭載のスカイラインを投入する」とコメント。自動車専門誌などでは秋ごろの登場が噂されていたが、予想より早い登場となる見込みだ。
http://autoc-one.jp/nissan/skyline/launch-1731134/
来月5月、日産スカイラインに2Lターボエンジンが搭載される模様。



ダウンサイジングが始まったスカイライン

現状は3.5Lエンジンのみのスカイライン。スポーツカーの代表格とも言えますから、とにかく高馬力・高トルク。そこへ2Lエンジンという、比較的常識的なエンジンが搭載されてくる。

言ってしまえば、スカイラインのダウンサイジング。比較的好評だったトヨタ86は2リッターエンジンですから、そこに日産スカイラインも参入してくるカタチ。

現状500万円以上するスカイラインですが、結果そこが300万円台ぐらいに価格もダウンサイジングされると、結構手が届く人も増えそう。

だから結構目玉なニュース。

新型スカイラインの2Lターボエンジンは、ベンツ製

その新型スカイラインに搭載される2リッターターボエンジンは、メルセデス・ベンツEクラスなど に搭載される1991cc直列4気筒の274型。最高出力211ps/5500rpm、最大トルク35.7kg-m/1250~ 3500rpmと現行Eクラスと一緒。
「ダイムラーとの提携により生まれる」と記事にありますが、ダイムラー社のブランドの一つに、メルセデス・ベンツがある。

その中でもEクラスという高級セダンに搭載されてる、2Lターボエンジンをそのままスカイラインにも流用しようということ。

「350GT HYBRID Type SP」というスカイラインのグレード。そのエンジンは3.5リッターと高排気量だが、スペックを見ると、最高出力225ps/6800rpm、最大トルク35.7kg-m/5000rpm。

だから排気量こそかなり違うが、中身の性能では大差はない。ターボエンジンのスゴさが改めて分かる。スポーツカーにかぎらず、日本でも普通車でターボ車が普及するといいなーと。

燃費もスカイラインがリッター17キロに対して、メルセデス・ベンツEクラスの「E250」というグレードでは、リッター15.5キロと健闘してるターボエンジン。Eクラスの燃料タンクが80Lと、スカイラインより10Lも大きいことが多少影響してそう。

車体も少し小さく軽量化するなどすれば、新型スカイラインの燃費は20キロに迫ることも可能。そのことがトヨタ86などと差別化もできるんではないだろうか。86はリッター12キロ13キロぐらいしかありませんから。

スポーツカーは、SUVに続けるか?

ちなみに日産はスカイライン以外にも、iDXというスポーツカー(コンセプトモデル)を開発してる模様。マーチやジュークにもNISMOというスポーツタイプモデルが用意されてますが、あのシリーズを拡充していく模様。

正直なかなか手が出るか出ないかと考えると微妙ですが、クルマの市場全体が盛り上がるってことは歓迎したいところ。