先月2月の軽自動車新車販売台数が発表。タントは先月に引き続き、2万数千台超え。完全に生産体制が整ってきたってことだと思う。
そして驚きは日産デイズ(DAYZ)が2位へ爆進。まさかの20,000台超え。
ただ、その『秘密』は多分なんてことない理由。
DAYZ爆進の理由
デイズの1月の販売台数は、14,068台。それが2月になると20,697台と、プラス6000台。前月比およそ1.5倍。他でここまでの高い伸び率を記録した車種はない。ただ、その理由は先月2月に『デイズ ルークス』を発売したから。ランキングの10位より下位を見ても、デイズルークスの名前はなかった。つまり、「デイズの中にルークスの販売台数が含まれてる」ということ。
ワゴンRで例えるとスティングレーみたいな感覚で含めたと思うんですが、デイズとデイズ ルークスは全く規格が違う車種だから、さすがに反則。ムーヴとタントを合算してるようなもの。
正直分析・比較しづらいから勘弁して欲しかった。ただ販売比率を予想するに、ルークスはデイズ全体の3分の1ぐらいのはず。これからはそういう計算で行こうと思う。
N-ONE爆死
ホンダはN-WGNとN-BOXが絶好調。発売からおよそ3年。もうすぐフルモデルチェンジがあっていいはずですが、まだ3千台を伸ばしてくれるポテンシャル。ただその二車種とは打って変わって、いつの間にかランキング10位以内から消えるのも当たり前になったN-ONEの販売台数が悲惨。
それが先月比2割減の3812台。去年は1万台近く売れていたのにも関わらず、現在はステラやピクシスなどOEM系の台数に近づいてきている。
N-WGNの台頭でモロ影響を受けてるんだと予想。あとデザイン重視のユーザーが、ハスラーに流れる可能性も高そう。正直ホンダがエヌワンをどうテコ入れしてくるのか、はたまた生産打ち止めにするのか気になるところ。
ハスラー微減
スズキで一番勢いがあると思われるハスラーは、何故か微減。先月はランキングで10位でしたが、三菱のeKに抜かれてたのは意外。バックオーダーの数などを考慮すると、人気が急激に落ちたとは考えにくい。単純に「生産能力」の問題だと予想。やはり『2トーンルーフ』が圧倒的に人気だから量産化が難しいんだと思う。メーカー的には利幅が大きいんだろうが、その分だけ生産一台あたりの時間もかかってるんだろうなーと。
もしくはハスラーOEMのフレアクロスオーバーに、若干振り向けたのかも知れない。フレアクロスオーバーの販売台数を見ると、先月比2.7倍の773台。500台ばかし増えてるので、そこら辺の調整もあったのか。
どちみちハスラーの納期がかかる現状は、まだまだ続きそう。