2018年2月19日月曜日

【試乗】スズキ新型スペーシアの評判ってどうなん?



昨年2017年末にスズキ新型スペーシアが初めてフルモデルチェンジを行いました。正月商戦に合わせるためか、何故かスズキは年末に大掛かりなテコ入れを施すことが多め。スズキの中の人たちは本当に大変だと思います。

この新型スペーシアは車内空間がかなり拡大。これまで見劣りしていたライバル車のNBOXやタントと比べても全然劣らないか、むしろ広いぐらい。スライドドアタイプの軽自動車としては正攻法に進化。新型スペーシアは見た目もかなり面白く進化しております。

ただ気になるのは新型スペーシアの評判や評価。そこで今回は簡単にスズキ新型スペーシアの試乗記事をレビューしてみました。スペーシアを少しでもクルマ選びに考えてる方は参考にしてください。



新型スペーシアの評判・評価や口コミは上々


結論から書くと、スズキ新型スペーシアの評価は基本的に上々だと思います。色んな試乗記事や試乗レビューなんかを見たり聞いたりする限りは、口コミもネガティブな感想は少なめ。



変速機のCVTはジヤトコ製からアイシン製に変わるなど、新型スペーシアのフルモデルチェンジの内容としては走りに割り振ったテコ入れがされてる。だからと言って実燃費は悪化せず、結果的にムダなアクセルワークも減ってかむしろ向上してるほど。ハイブリッドのモーターやバッテリーが強化されてることも奏功?

実際、新型スペーシアの販売は好調。既に発売から一ヶ月程度で受注数は1万5000台を超えるなど、立ち上がりはまさに上々。販売台数トップまでは狙えないにしても、NBOX・タント・ルークスの一角を担う存在まで成長したはず。先代スペーシアよりも確実に販売台数を積み増すことは間違いないでしょう。

新型スペーシアは天井サーキュレーターなど実用性がアップし、後方自動ブレーキも標準装備されてる。ノーマルスペーシアの見た目は女子ウケやママウケするだろうし、スペーシアカスタムの見た目は無難にカッコいい。割とスキがない商品力に仕上がっております。

ノーマルスペーシアの試乗評価はややイマイチ?


ただ試乗レビューを読む限り、スペーシアカスタムの走りは上々なんですが、エコタイヤなどを装着してるノーマルスペーシアの改善点は見られるかも知れません。



今回のフルモデルチェンジで「ハーテクト」と呼ばれる新型プラットフォームに一新されたものの、このハーテクトが最初に導入されたのは新型アルト。アルトがフルモデルチェンジしたのは2014年12月と結構昔。

もちろんちょこちょことプラットフォームも改良されてるとは思いますが、新型スペーシアが発売したのはそこから3年目。既に「スペーシア vs N-BOX 徹底比較まとめ」という記事もレビューしてるんですが、それでも2017年夏にフルモデルチェンジしたばかりのNBOXよりは、ノーマルスペーシアの車体の剛性感などは若干見劣りする模様。

またノーマルスペーシアにはターボエンジンなどが設定されてないのも痛い。普通に乗る分には問題なく、NAエンジンでも軽量ボディーも相まって高速の加速車線でも十分走ってくれる。

ただあくまで必要十分レベル。ゆったりした女性ドライバーだと問題ないと思いますが、新型ノーマルスペーシアを男が乗るともっと加速感が欲しくなるのは本音。

スペーシアカスタムと差別化したいというスズキの意図は垣間見えますが、両者の見た目がかなり違う。ノーマルスペーシアの見た目でもう少し走りに力強さが欲しいユーザーも少なくないはず。様々な口コミや評判をチェックすると地味に痒いところに手が届かない感も…。

ちなみに新型スペーシアの走りに関して、もう少し詳細な評価や評判が知りたい方は【評価】スズキ新型スペーシア試乗インプレッションまとめという記事を参考に読んでみて下さい。もっとグレード毎に乗り味や操作性など個別に考察しております。