2017年4月28日金曜日

【違い】新型プリウスPHV vs ゴルフGTE 徹底比較まとめ【2017】



つい先日フルモデルチェンジしたトヨタ新型プリウスPHVの販売が想像以上に好調とのこと。考えてみるとプリウスPHVに限らず、最近は各自動車メーカーから「プラグインハイブリッド車」が多く発売されています。

プリウスPHV ゴルフGTE 比較まとめ
カートップ5月号
そこで今回はカートップさんの記事を参考に、プリウスPHVとフォルクスワーゲン・ゴルフGTEを比較してみたいと思います。見た目からも両者の違いは見て取れますが、果たしてどっちのプラグインハイブリッド車がお買い得なんでしょうか?


ちなみにカートップさんの公式サイトでは、この比較記事の動画が見れるらしい。


車体スペックや見た目の比較


まずは基本となる車体スペックの違いを比較したいと思います。

プリウスPHV ゴルフGTE 車体スペックやサイズの比較
カートップ5月号
プリウスPHVの車体サイズは4625×1760×1470mm(全長×全幅×全高)。一方、ゴルフGTEの車体サイズは4265×1800×1480mm(全長×全幅×全高)。ホイールベースや車重こそ大した違いはありませんが、やはりベース車両と変わらず全体的にはプリウスPHVが大きめ。

どっちも同じCセグメントカーに入りますが、プリウスがセダン車寄り、ゴルフがよりハッチバック寄りといったところ。見た目からもその違いや特徴が読み取れます。

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価格はゴルフGTEが全体的に割高


価格に関しては輸入車ということもあってか、ゴルフGTEの価格が100万円近く割高。プリウスPHVの上級グレードになるともう少し価格差は縮まるものの、全体的にゴルフGTEが割高であることは変わりません。

少し前にプリウスPHVとノーマルプリウスを比較した時に、プリウスPHVの価格は割高とは書きましたが、ゴルフGTEと比べたら新型プリウスPHVは安い部類に入ります。


室内や荷室ラゲッジの広さはどっちがおすすめ?


続いては室内や荷室の比較。

まず車内の広さや後席シートのスペース。コチラに関して結論から書いてしまうと、あくまでノーマルモデルを基準に考えると、室内の広さはプリウスPHVもゴルフGTEも大差ないと思います。成人男性でもしっかりヒザ周りに余裕たっぷりの、Cセグメントカーらしい広さを実現してるはず。

プリウス ゴルフ 荷室ラゲッジの広さ比較
カートップ3月号
ただ荷室ラゲッジに関しては、全長が長い分だけプリウスPHVに軍配が上がります。荷室幅はさほど違いはありませんが、やはり奥行きがプリウスの方がたっぷりある。

画像はノーマルモデルという点は注意していただきたいですが、どっちもバッテリーの搭載で荷室空間が犠牲になったとしてもゴルフGTEが逆転することは少なくなくともあり得ないはずです。

もちろんゴルフGTEの荷室が極端に狭いってことはありませんが、敢えて比較した場合はプリウスPHVが有利になるはず。

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走行性能や加速性能はどっちが上?


続いては走りの比較。果たしてプリウスPHVとゴルフGTEはどっちが加速性能に優れているのか?こちらもサクッと結論から書いてしまうと、ゴルフGTEが圧倒的に速い模様。

カートップ5月号
まず0-60km/h加速のタイムを見てみると、新型プリウスPHVが5.2秒に対して、ゴルフGTEは3.8秒。つまり1.5秒ほど速い計算。

前述のスペック比較画像を改めて確認してほしいんですが、エンジン出力もモーターの出力も数字からもハッキリ分かるぐらいゴルフGTEがパワフル。それが加速力という点で歴然と現れたカタチ。

陸上競技でもそうですが、スピード勝負で「1秒」のタイムラグはかなり大きい。数字以上に体感的には差を感じるレベルのはず。カートップさんの比較記事では「プリウス勢を圧倒する強烈なダッシュ力を披露」とゴルフGTEの加速力を表現されてるのもうなずけます。

そしてカートップさんの比較記事ではサーキットコースを中谷明彦という方がプリウスPHVとゴルフGTEで走行されました。具体的には筑波サーキットのコース1000。残念ながら、こちらの比較においてもゴルフGTEがプリウスPHVを圧倒。

ゴルフGTEが一周44.42秒で駆け抜けたのに対して、

プリウスPHVは一周49.12秒と、先程より更に遅れること約5秒。競馬だと何馬身差なんだというぐらいの違いだと思われます。ただ決してプリウスPHVがダメだということではなく、ゴルフGTEが異常に速いだけ。

実際、新型プリウスPHVの走りはしっかり剛性感が高く、車重がノーマルプリウスより増加したことで後輪の接地性が高まった。そのことが「ライントレースの向上に役立っている」と比較記事では新型プリウスPHVの走りを評価されています。サーキットコースでも十分な走りを実現してる以上、一般道での走りの良さは言うまでもないか。

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実燃費や維持費はプリウスPHVが圧倒


走りを比較したので、続いては実燃費をチェックしたいと思います。やはりプラグインハイブリッド車である以上、実燃費といった維持費に関する情報は見逃せません。果たしてプリウスPHVとゴルフGTEの実燃費はどっちが勝ったのか?

プリウスPHV ゴルフGTE 実燃費 比較
カートップ5月号
結論から書くと、やはりというかプリウスPHVがゴルフGTEを圧倒。

航続距離が短いので信憑性はやや薄いかも知れませんが、プリウスPHVが安定して30km/L以上の実燃費を達成してるのに対して、ゴルフGTEの実燃費は15km/Lをウロウロ。ほぼ2倍近い差。

プリウス ゴルフ 実燃費 比較
カートップ3月号
そこでノーマルモデル同士を比較すると、下手したらゴルフGTEはノーマルゴルフの実燃費より劣る可能性が。普通のガソリン車よりも、実燃費が負けてしまうプラグインハイブリッド車ってどうなんだ?(笑)

またEVのみで走れる航続距離にも違いがあります。

カートップさんの比較記事を参考にすると、新型プリウスPHVのEV走行距離は約47kmだったのに対して、ゴルフGTEのEV走行距離は32km。他の自動車雑誌を確認しても、新型プリウスPHVは安定して50km前後をEV走行できてるっぽいので信憑性は高そう。

だから街乗りでも長距離メインでも「10kmの違い」は正直無視できないと思います。例えば多少乱暴な運転をして高負荷をかけたとしてもバッテリー残量は減りにくく、また大人数を乗せる場合とかでもゴルフGTEより向いてる。

それだけ新型プリウスPHVの方がそれだけ安定してどんな状況でも低燃費で走行できることを意味しているはずだから。

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結局、プリウスPHVとゴルフGTEはどっちが買い?


以上、プリウスPHVとゴルフGTEの比較でした。

プリウスPHVはまさに「プラグインハイブリッド車」として名に恥じない実用性の高さを誇示。走りも本家プリウスを超える車格以上の質感を実現し、それなりに満足感も高いはず。

逆に、ゴルフGTEはもはや「スポーツカー」にカテゴライズした方が良いでしょう。GT(グランツーリスモ)というグレード名からも分かるように、良くも悪くも「かなりスポーティー」に仕上がってる。

まさに両者は全然毛並みが違う車種と表現してもよく、 どっちがおすすめかは断言しにくいものの、あくまで実燃費や維持費の良さを選ぶならプリウスPHV。逆にとことん走りの良さを求めるならゴルフGTEといった感じでしょうか。