とりあえずリハビリも兼ねて簡単な自動車記事を更新したいと思います。そこで選んだのが久しぶりの新車販売ランキングに関する記事。安倍政権以降、どんどん新車が売れてない現状に、新車販売に関する記事を書くヤル気が失われていました。
ただ最近は各自動車メーカーが新車を投入したこともあってか、11月の新車販売ランキングに面白い事件が発生。
それが11月2日にマイナーチェンジしたばかりの、日産ノートがトヨタ・プリウスを抜いて堂々の一位に輝いたことッッッ!!!
日産ノートePOWERは前年比二倍
日本自動車販売協会連合会 |
トヨタ・プリウスは昨年12月にフルモデルチェンジしたので、まさに昨年11月はモデル末期もいいところ。だからプリウスも同様に高い伸び率を誇っているものの、前年比で221%。
つまり前年比における販売台数の伸び率も日産ノートはプリウスを上回る計算になります。恐るべしe-POWERの実力。逆にプリウスはアクアの存在もあって、かつてのように絶対王者として君臨するのは厳しそう。プリウスの販売台数は今後じわじわと落ちてくるでしょう。
ちなみにノートe-POWERについて更に詳しく知りたい方は「日産ノートe-POWERの試乗インプレッション記事」なども参照されたし。ノートe-POWERの実燃費や納期情報も記載してます。
実燃費ではアクアを残念ながら下回ったものの、ノートe-POWERのクルマとしての実力の高さは各自動車評論家たちも舌を巻くほど。今月12月にはNISMOモデルも発売されるようですから、更に販売台数を伸ばすか。
ただ日産は初月にドバーッと販売台数を稼ぐ手法を取ってるので、もしかすると12月や2017年以降は販売台数をガクンと落とす可能性もありますが…。
新車販売効果は他社にも波及してる現実
日本自動車販売協会連合会 |
フリードのライバルだと、シエンタの販売台数も実は前年比113.7%で伸ばしてる。セレナのライバルだと、ヴォクシーの販売台数も前年比100.2%で伸ばしてる。これは同クラスの新車が発売されたことで、他のライバル車種にも注目が浴びた証拠。ホンダや日産からしたらけしらかん話ですが、結果的に他社を削ることはなく新車販売を押し上げているとしたら喜ばしい話。
ちなみに自分も最近車種比較記事を書いてるんですが、興味がある方は「フリード VS シエンタ」や「セレナ VS ノア・ヴォクシー」も参照してください。自動車雑誌を参考にしてることもありますが、かなりの長文記事だけあってかなり内容は充実してるはず。
ルーミーよりタンクの方が売れてる現実
日産ノートe-POWERと同じく11月にフルモデルチェンジしたばかりの、トヨタ・ルーミーとタンク(ダイハツ名はトール)の新車販売台数を見ておくと、実はタンクの方が売れてる現実。日本自動車販売協会連合会 |
残念ながらダイハツ・トールは完全に空気っぽいですが、こちらもやはりライバル車種のソリオの販売台数を見てみると4449台と前年比100.3%で販売台数を伸ばしてる。やはり「ルーミー・タンク VS ソリオの比較記事」も書きましたが、最近の消費者の多くはシビアに比較して購入を考えているのかも知れない。ソリオは11月29日にストロングハイブリッドを発売してるものの、2日間程度でどこまで効果が出てるかは疑問か。
逆にスバル新型インプレッサは前年比94.3%と販売台数を減らしてる。1.6Lモデルの発売が何故か12月にずれ込んでるのが理由だと思いますが、やはりライバル車種のアクセラが販売台数が伸ばしてる。
あとレヴォーグが10月以降新車販売をグーンと伸ばしてるのが面白い。前年比で約155%ですからかなりの販売増。インプレッサは価格が割高になったこともあってか、価格帯がバッティングするようになったとまでは言わないものの、どうしても価格差がインプレッサと少なくなった。
そうした場合、「じゃあインプよりレヴォーグやろwww」というスバリストさんが増えたのかも。最初はレヴォーグSTIの存在も考えましたが、発売時期を考えるとあまり関係なさそうです。