2016年11月19日土曜日

【全長5メートル超え】スバル新型SUV「VIVIZ-7」の日本発売はあるか?



現在ロサンゼルモーターショーが開催中。2017年にフルモデルチェンジ予定のマツダ・CX-5や来月12月に発売予定のトヨタ・C-HRなどが出品済み。

そこにスバルの新型SUV「VIZIV-7 SUV CONCEPT」も発表。VIZIV-7の車体サイズは5200×2030×1860mm(全長×全幅×全高)とかなり巨大。ホイールベースも2990mm。スバル史上最大となるボディを採用することが話題。

果たして全長5メートル・全幅2メートル超えの新型SUVが日本でも発売されるのか考察してみました。





「VIZIV 7」のデザインはやはりダイナミックアンドソリッドを継承


まず「スバル VIZIV 7」について簡単におさらいしておきます。

デザインはスバル車独自のコンセプト「ダイナミックアンドソリッド」に基づいたデザイン設計がされています。

フォレスターなどと同様にコの字型ポジションランプとステアリング操作に応じて光軸が動くAFS内臓のプロジェクター式ヘッドランプを採用。フロントグリルも六角形で、その中に水平ルーバーが横たわるのも同じ。

「VIZIV 7」のリア画像はこんな感じ。

リアコンビネーションランプはスクエアタイプでやはりコの字型デザインを採用。ハッチゲートも飛び出し気味。二本出しマフラーは逆に突き出し感は弱め。ドアミラーはやはりフラッグ式。リアクォーターにはキックアップした窓ガラスを採用。

「VIZIV 7」のエンジンラインナップを見ておくと、2.5L水平対向4気筒エンジンを採用。他にもかの悪名高き(?)ZEV規制に対応するためプラグインハイブリッドモデルが投入されることも想像にかたくありません。来年2017年には新型XVがフルモデルチェンジする予定ですので、コチラにもやはりプラグインハイブリッドモデルが投入されます。

全長5メートルはSGPで対応できる限界


冒頭でも書きましたが「スバル VIZIV 7」の全長は5メートル超え、全幅は2メートル超えとかなり巨大。だからつい新しいプラットフォームを採用するのかと勘繰っちゃいますが違います。

スバルの新型プラットフォーム・SGPで対応できる限界サイズらしい。限界というより、最初からスバルはこの程度のクラスのSUVの生産を考えてたんだと思います。あと記事にも描かてるように、「VIZIV 7」はロングルーフ仕様で7人8人乗りが可能な「三列シート仕様SUV」。相変わらずマガジンXさんのスクープ情報には定評があります。

ただ強いて言えば最初は2017年春のニューヨークモーターショーで発表されるのではないかと予想されてた。だから自分も余裕を持ってのんびりと記事を書こうとしてたものの、今月11月のロサンゼルスモーターショーで出品されたものだからビックリしました(笑)



三列シートSUVはアメリカだと人気


割りと有名ですが、アメリカでは特にミニバン車代わりとして大型SUVを購入するドライバーさんが多い。例えば車種でいえば、マツダ・CX-9やフォード・エクスプローラーといったSUVがそれにあたります。今後そういった車種が「スバル VIZIV 7」のライバルになるわけです。

だから大型車とは言いつつも、アメリカでは「そこそこ大きい」レベルのファミリカー程度にしか思われてない。それ故に需要も旺盛。そこにスバル人気が高まっているアメリカで投入しないわけにはいかないというわけです。

CX-8といった車種などが日本国内でも人気を博しており、よかったらおすすめ三列シートSUVランキングも参照。



日本国内への導入は?


そしていよいよ本題。では全長5メートル、全幅2メートル超えの「スバル VIZIV 7」が日本でも発売されるのか。

結論から書くと意外と日本でも発売される可能性が高いと思ってます。何故なら全長5メートル近いトヨタ・ランドクルーザーが割りと売れてるから。ランドクルーザーもやはりSUVではありつつも、三列シートで7人8人乗りに対応してる。

例えば同じスバル車でも「スバル VIZIV 7」ほど巨大ではないにしても、全長が4.8M・全幅が1.84Mのレガシィアウトバックは月販1000台前後売れてる。決して大きいSUVだからといって需要がないわけではない。

むしろ日本でも既に3列シートSUV「エクシーガクロスオーバー7」が発売されてるものの、無理やり7人乗りに対応したせいか室内狭くて人気がない。「7人乗り8人乗り」といった目的で考えると、中途半端なサイズより割り切った大きいサイズの方がやはり需要が高い。

もちろん月販5000台以上稼ぐのは不可能にしても、スバルは日本だとそこまで販売台数を確保するメーカーではないので、地味に500台ぐらい販売できるとしたらスバルとしても十分投入する価値はありそうです。価格に見合った質感の高さを確保できたらそこそこ売れそうな気もします。

ちなみにスバルは「毎年ニューモデルを1車種投入」することを決めているので、この「VIZIV 7」が2018年にアメリカで発売されるとしたらフォレスターのフルモデルチェンジは2019年以降ということになりそう(多分)。

ちなみに既に「アセント」という車名で発売されることが決定。 スバル新型アセント最新情報自動車ブログ「カーギーク」を詳しくは参照してください。