2016年10月6日木曜日

【2017】次期ポロ 最新フルモデルチェンジ情報まとめ【フォルクスワーゲン】



フォルクスワーゲンを代表するBセグメントコンパクトカーといえばポロ。一見するとゴルフと見た目の違いなど見分けが付きませんが、それでも古くから日本でも親しまれている輸入車の一つです。ポロとゴルフの比較も参照。

価格のお手頃さも魅力の一つ。日本では現行ポロは2009年10月から発売されて、その後は何度か一部改良やマイナーチェンジが行われました。

フォルクスワーゲン次期ポロ フルモデルチェンジ最新情報まとめ
autoevolution
そしてこの度、いよいよポロのフルモデルチェンジが近づいてきているらしい。現行ポロが5代目ですので、次期ポロは6代目にあたります。そこで6代目ポロに関するフルモデルチェンジ情報を簡単にまとめてみたよー。



ちなみにしばらくはまた漫画のブログ「バズマン。」の方に労力と時間を注ぎたいと思います。まだまだクルマのネタ自体は多くて書き足りないものの、比重は臨機応変に変えていかないとどちらも更新が疎かになってしまうので致し方なし。


次期ポロの発売時期は2017年秋以降


まず気になるのは、ポロがフルモデルチェンジするタイミング。

既に記事タイトルにも書いちゃってますが、次期ポロのフルモデルチェンジ時期は2017年中頃とのこと。ただ海外での話。おそらく日本でポロがフルモデルチェンジするのは更に遅れると考えられるので、国内に限ると発売時期は2018年をまたぐ可能性も高そうです。

ポロのフルモデルチェンジ周期を見てみると、初代ポロが6年、2代目ポロが13年、3代目ポロが7年、4代目ポロが8年、そして今回フルモデルチェンジする5代目ポロが8年。2代目ポロのモデルライフが異様に長かった理由は不明ですが、今回の5代目ポロは比較的平均的なモデルライフで終わりを迎える模様です。

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次期ポロはMQBプラットフォームを採用


これまでポロは「A0」というプラットフォームが採用され続けていました。

これはフォルクスワーゲン共通のコンパクトカー専用のプラットフォーム。ポロ以外にもアウディ・A1やセアトやシュコダといった傘下の自動車メーカーのクルマにも採用されてるなど、本当に幅広く使われていたプラットフォーム。

ただ画像内でも言及されていますが、新型ポロではプラットフォームが完全に刷新。ゴルフでも既に採用されている「MQB」というプラットフォームに生まれ変わります。

ちなみにトヨタで言うと「TNGA」、スバルで言うと「SGP」みたいなノリに近いので、特定のプラットフォームの名前ではありません。MQBという思想の下に派生する各々のセグメント用のプラットフォームが存在する感じ。

だから新型ポロに使われるプラットフォームの具体的な名前を見てみると「MQB A0」。何やかんやでフルモデルチェンジ後も「A0」という名前を使うらしい。フォルクスワーゲンとしても歴史ある名前だからこだわりがあるのでしょう。きっとアウディ・A1もフルモデルチェンジする時には、このプラットフォームに刷新されるはず。

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次期ポロの後席空間は大幅に拡大?


剛性感のアップや軽量化などが更に新型ポロでは図られることは想像にかたくありませんが、2017年のフルモデルチェンジで注目したいのは「ホイールベースの拡大」。

具体的には新型ポロのホイールベースは、現行ポロから+90mm拡大されて2560mmになります。同じく国産Bセグメントのフィットのホイールベースは2530mmですから、新型ポロはそれより長くなる計算。ポロはフルモデルチェンジの度にサイズアップが図られてきましたが、これほどのサイズアップは過去最大とのこと。

ホイールベースが伸びたら当然室内空間(キャビン空間)が広がりますが、新型ポロでは主に後席空間の拡大に充てられているそう。つまりフルモデルチェンジ後は現行ポロより居住性が格段に向上すると予想できます。

ただ前後オーバーハングの距離は縮められるため、ポロはフルモデルチェンジ後も全長4メートルを超えることはないとのこと。一体どんな仕上がりになっているかはフルモデルチェンジを待たないと分かりません。

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フルモデルチェンジでプレミアムコンパクトを目指します!!


そこで記事を読むと新型ポロは2017年のフルモデルチェンジで「安っぽい輸入車」からの脱却が図られるんだそう。その一環にサイズ拡大もある。

その理由はシンプル。同じくフォルクスワーゲンから発売されている「up!」の存在が大きい。up!はポロよりサイズが小さくて、価格も160万170万円とお値打ち感満載。国産車とほぼ変わらない。だからこれまでフォルクスワーゲンのエントリーモデルと言えばポロでしたが、2013年のup!の発売を機に存在感が薄まったことは事実でしょう。

おすすめ輸入コンパクトハッチBESTランキング」という記事でも自分も言及しましたが、現行ポロは立ち位置やキャラクターがやや曖昧。そこに楔を打ち込むため、フルモデルチェンジ後の新型ポロは「ステータスを備えたコンパクトカー」として生まれ変わりたいんだそう。納得です。きっと内装の質感も大幅にアップされることでしょう。

果たして新型ポロはお手頃な上質感とプレミアム感を備えたコンパクトカーに生まれ変わることができるのか注目されます。ただフルモデルチェンジが成功したとしたら、それは同時にゴルフの脅威にもなりかねないのでフォルクスワーゲンとしては悩ましいか。

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フルモデルチェンジ後は更なるダウンサイジングへ!!


以上、次期ポロのプラットフォームなどを見てきたわけですが、エンジンは逆にダウンサイジングが図られる予定らしい。現行ポロのエンジンラインナップを見てみると、日本国内では1.2L直4ターボ、1.4L直4ターボ、1.8L直4ターボが用意されています。

ただフルモデルチェンジ後の新型ポロのエンジンラインナップには1.0L直3NAエンジンと1.0L直3ターボ、そして1.5L直4ターボとディーゼルターボが用意されるらしい。ざっくり排気量は2種類に絞られる模様。

ドイツ車では珍しくNAエンジンが採用されるそうですが、おそらく既にup!に搭載されているものをブラッシュアップさせたエンジンになるのではないかと予想してみる。新型ポロは外側はゴルフに寄せるけども、中身はup!に寄せていくらしい。でも1.0Lターボにしても非力感が否めない気がするので、そこら辺はやや心配が残ります。

フォルクスワーゲンといえばディーゼル不正がありましたが、新型ポロでもディーゼルターボエンジンは積極的に投入していくらしい。でも新興国市場向けっぽい気がするので、おそらくフルモデルチェンジ後もポロにはディーゼルターボは投入されないでしょう。

1.5Lエンジンのスペックを見てみると、ガソリンターボの最高出力は140~160馬力と必要十分の加速力。一方、ディーゼルターボの最高出力は90~130馬力程度にとどまるらしい。もちろんディーゼルターボは低速トルクが売りですが、いささか微妙なスペックって感じもします。カタログ燃費次第だと思いますが、やはり新型ポロディーゼルは新興国向けだと改めて予想してみる。

フルモデルチェンジ後のポロも変速機は6速MTと7速DSGと相変わらず。ゴルフで注目されたプラグインハイブリッド車の「GTE」グレードですが新型ポロでの投入はないらしく、ハイブリッド化はフルモデルチェンジの目玉にはならず。残念。

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次期ポロはAppleのカープレイなどスマホ時代に対応へ


フルモデルチェンジ後はナビ面でも進化します。次期ポロはベースグレードでも大型液晶ディスプレイが設置され、Appleのカープレイやアンドロイドオートにも対応する予定。

新興国の人たちも今時はスマホを持っていない人の方が珍しいので当然っちゃ当然の路線。むしろ日本車メーカーの対応が遅いぐらい。最近でこそフォルクスワーゲンと仲違いしたスズキ・イグニスがカープレイに対応したナビをオプションで販売しましたが、日本ほどスマホに関して後進的な先進国もありませんです。

また次期ポロの上級グレードは更に液晶ディスプレイが大型化されて、9.5インチサイズへ拡大。しかも、このナビ自体がソーシャルネットワーク上で情報を統合するシステムを搭載してる。

つまりスマートフォンの電波を使わず、そのままインターネットに繋がることが可能。ハッキングの心配がつい頭をもたげますが、現行ゴルフにも近々導入されるシステムらしい。

他にも次期ポロの上級グレードにはアウディやパサートに採用されている液晶デジタルメータークラスターも採用される予定など、確かにフルモデルチェンジを機に新型ポロではプレミアム感や先進性の向上を図ろうとしていることが伺えます。

果たして次期ポロのフルモデルチェンジは成功するのかしないのか。はてさて。来年2017年のフォルクスワーゲン・ポロの動向に注目したい所であります。