それまでの1代目と2代目のAクラスはボッテリしたプチバンのような体型だったんですが、その割にBセグメントというボディーサイズで不評でした。ただ現行Aクラスへフルモデルチェンジ(日本国内では2012年に発売)されてからは一変。AクラスはCセグメントまで車体が拡大化され、見た目もかなりカッコ良くなったことで世界的に爆売れ。
簡単にメルセデスベンツ次期Aクラスのフルモデルチェンジ最新情報をまとめてみました。
基本的にはキープコンセプトのフルモデルチェンジ
まず見た目。フルモデルチェンジでどう変更されるのか?
結論から書くと、次期Aクラスの見た目はキープコンセプト。現行Aクラスのデザインそのものはかなり完成度が高いので、そのままフルモデルチェンジ後も引き継がれます。新型AクラスのコードナンバーはW176からW177へ変更されてるんですが、そのことからも大きく変更されないことが伺えます。
強いて見た目の変更点を挙げるとしたら、フロントグリルのメッキバー。現行Aクラスはメッキバーは太いのが一本だけなんですが、次期AクラスはEクラスやCクラスのように二本のメッキーバーが配されてる。
既に今年2017年にマイナーチェンジを行うGLAクラスのメッキバーが二本。おそらくGLAのベース車である新型Aクラスも追随してくるはずです。順序が逆のような気がしますが、新型AクラスのデザインはGLAを参考にするといいのかも知れません。
また新型Aクラスではリアドアのガラス面積が広がっているそう。つまりフルモデルチェンジ後はドアそのものが大きくなっているそう。そこから読み取れるのは新型Aクラスでは更にボディーサイズが拡大化されるとのこと。
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新型プラットフォームMFA2採用でホイールベース延長
だから次期Aクラスではプラットフォームも新しく刷新されます。フルモデルチェンジ後は、現行Aクラスで採用されている「MFA」というFF用プラットフォームを大きく進化させた「MFA2」に変更されます。
この新型プラットフォームのネーミングセンスはさておき、単に軽量化させただけではない。ルノー日産のプレミアムコンパクトにも流用されて、日本でこそ発売されてませんが日産のインフィニティブランドに供給されることも決まっているとのこと。
つまり次期Aクラスが最初に採用される量産モデル。このMFA2を採用したモデルは当然GLAクラスやCLAクラスといったモデルにも、フルモデルチェンジを機にいずれ採用されるはず。おそらくそれらのフルモデルチェンジ時期は2019年前後か。
前に記事化したBクラスベースのSUV「GLBクラス」も同じ新型プラットフォームが採用されます。こちらは今回フルモデルチェンジする新型Aクラスと同じタイミングの2017年。だから新型Aクラスの次がGLBクラスになると思われます。
この新型プラットフォームが採用されることで、フルモデルチェンジしたAクラスのホイールベースが若干延長される。取り回し性能は若干低下しそうですが、その分だけ新型Aクラスでは室内空間が拡大。
前述のボディーサイズの拡大の情報も加味すると、新型Aクラスは若者層だけではなくファミリー層も狙った展開を考えていることが伺えます。フルモデルチェンジ以降はスタイリッシュさより、実用性を重視したカラーに変化するとのこと。…とは言っても、ほぼキープコンセプトのフルモデルチェンジですから、そこまで新型Aクラスが大胆に変わる可能性も低そうですが。
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次期Aクラスもプラグインハイブリッド化へ!
続いて、次期Aクラスのエンジン周りをチェック。
ただ結論から言うと、エンジン周りはフルモデルチェンジ後も大きな変化はありません。変速機はDCT。1.6Lと2.0Lの直列4気筒ターボエンジンと、1.5Lと1.8Lと2.2Lの直列4気筒ディーゼルターボもそのまま。
ちなみに日本ではガソリンターボエンジンしかありませんが、もしAクラスでもディーゼルターボが投入されるとしたら来年2017年のフルモデルチェンジのタイミングが一番可能性としては高いでしょう。逆に言うと、来年のフルモデルチェンジで投入されなければ、新型Aクラスのディーゼル化は当分ないと考えても良いのかも…( TДT)
でも唯一注目すべきトピックは、新型Aクラスにもプラグインハイブリッド車が設定されるのではないかというウワサ。PHEVはメルセデスベンツやBMWといった外車・輸入車勢が頑張ってますが、基本的に大きな車体のクルマでが多い。
Aクラスぐらいのプラグインハイブリッド車が出たら、日本車も含めてかなり大きなインパクトを与えると思います。車体が大きすぎないからか、プラグインハイブリッド版AクラスはEVモードで航続距離が100kmというウワサも。
BMWだと「i3」などがありますが使い勝手も見た目もイマイチ。Aクラスの車格は日産リーフあたりがベストマッチングだと思いますが、日産は今から新型Aクラスのフルモデルチェンジに戦々恐々か。
次期Aクラスもついに自動運転可能へ?
そして次期Aクラスでは予防安全システムも格段に進化。 現行Aクラスの予防安全技術は縦列駐車や並列駐車のハンドルアシストをする程度の中身なんですが、フルモデルチェンジ以降はレベル2クラスの自動運転も可能になるらしい。技術の進歩がすさまじい。
ただAクラスでここまで頑張っちゃうと、他のベンツ車が買われない恐れも?
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次期Aクラスの発売時期は2018年?
ラストは次期Aクラスのフルモデルチェンジ時期を確認しておきたいと思います。冒頭でも書きましたが次期Aクラスは2018年モデルとして発売されるので、発売時期が2017年に絞られることが簡単に予想できます。
この次期Aクラスが初めてお披露目されるのが、2017年8月9月に開催予定のフランクフルトモーターショーと考えられています。つまりAクラスのフルモデルチェンジは、確実にそれ以降と予想できます。
現行Aクラスは5月に開催されたジュネーブモーターショーで初お披露目されてから、4ヶ月後の9月にヨーロッパで発売されてる。つまり次期Aクラスの発売時期はギリギリ2017年内の11月か12月頃と予想されます。
コンセプトAクラスセダン |
ただあくまで海外での話。日本国内への導入はそこから遅れるのが一般的。だから記事タイトルにも「2017年」と高らかに書いたものの、実際に次期Aクラスが日本国内でフルモデルチェンジするのは2018年をほぼ間違いなく超えると予想されます。
とはいえ日本国内では外車・輸入車の中で一番売れているのがメルセデスベンツ。特に次期Aクラスといった小型車が人気。だからフルモデルチェンジのタイミングは諸外国と合わせても誰も困らないはず。そうじゃありませんかッッ!?メルセデスベンツのお偉いさんッッ!!(`・ω・´)