2016年6月2日木曜日

実燃費とカタログに乖離がある自動車メーカー 意外な一位とは?



最近は三菱自動車や日産、スズキなどが燃費の問題で世間を騒がせていました。要はカタログ燃費をごまかしてたのではないかという疑惑。でもカタログ燃費と実燃費に違いがあるのは周知の事実で今更感もあります。

じゃあ実際問題として、各自動車メーカーはカタログ燃費と実燃費ではどれほどの違いがあるんでしょうか?e燃費に掲載されている情報を元に、ベストカーさんがカタログ燃費達成率を割り出してくれたそう。




三菱自がベスト1、ダイハツがワースト1

BC6月26日号
結論から書くと、なんと三菱自動車の実燃費が一番良かったらしい。つまりそれだけカタログ値に近い数字を出してるということ。前述の通り、三菱自動車はカタログ燃費を良いように見せかけてたワケですから、その分だけ実燃費との乖離は激しいと予想できます。でも、結果としては真逆。

逆に乖離が一番大きかったのは、意外にもダイハツがワースト1。つまり実燃費とカタログ燃費がかけ離れてるということ。達成率を見る限り、8位のスズキと大きく溝を開けられて、ダイハツが抜きん出て悪い結果に…。

そこでもう少し深く考察していくと、軽自動車やハイブリッド車を多く販売しているメーカーほどランキング下位に沈みがち。それだけ元々のカタログ燃費が高く設定されてるからだと思います。逆に三菱自動車はSUVといった車種が多いので、元々のカタログ燃費値は低くなりがち。

とはいえダイハツの燃費達成率は低すぎる印象。8位のスズキは言ってもホンダとトヨタと大差ありません。しかも車種数はダイハツは7つとスズキの半分以下。車種が多ければ多いほど誤魔化しは効かなくなるので、本来は極端な数字が出づらくなるはずなんです。トヨタだと45車種、輸入車だと51車種ですからね。それでダイハツが67%前後というのは…。

強いて擁護するのであれば、e燃費というサイトは誰でも投稿できます。相手メーカーを貶める印象操作も可能それでもダイハツだけが狙い撃ちにされる理由も見当たりませんが…。まあ自動車雑誌なんだからそれこそ今まで蓄積した実燃費データを基にこういう企画をやって欲しかった気もします。