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そこでレクサス次期LSのフルモデルチェンジ最新情報をまとめてみました。果たして新型LSの発売日やフルモデルチェンジ時期は?新型LSのエントリー価格はどれぐらいで買えるのか?フルモデルチェンジ後のカタログ燃費はどれぐらい伸びるのか?
(11月28日:詳細なエンジンスペック追記)
次期レクサスLSの発売時期は2017年秋頃
まずレクサス新型LSの発売時期。果たして一体いつフルモデルチェンジするのか。
既にトヨタが明らかにしていますが、レクサス新型LSがフルモデルチェンジする時期は2017年秋頃。冒頭でも書いたように現行LSは2006年9月に発売されてるので、ちょうど11年目にあたる9月か10月にフルモデルチェンジすることは間違いありません。
考えてみると11年目でようやくフルモデルチェンジするって相当長いですが、既にトヨタは次期LSに関する情報を発表済み発表時期。ということで新型レクサスLSの中身を確認していきましょう。今秋のフルモデルチェンジでどう変更されるのか。
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TNGAの新開発FRプラットフォーム「GA-L」を採用
まずはプラットフォーム。自動車の根幹をなす部分。次期LSはTNGAの下で開発された新開発のFRプラットフォームが採用されます。その名も「GA-Lプラットフォーム」。
このGA-Lプラットフォームは新型LSより先駆けて、ラグジュアリークーペ「LC500」に採用されるんですが、「エンジンを車軸の後方に置き、低い位置に下げて重量配分のバランスを調整するなど、慣性諸元を作り込み、走りの理想形に近いフロントミッドシップレイアウトを創造した」とトヨタ自動車の中の人も思わずドヤ顔で語ってしまう自信作。
だからFRプラットフォームとは言いつつも、実力的には「MR(ミッドシップレイアウト)」に近いのかも知れません。他にもアルミ素材やカーボン素材をふんだんに使われるなど、次期LSは相当な軽量化も図られるらしいので燃費性能や走行性能は期待できそうです。
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LF-FCとは異なるエクステリアデザイン?
次期LSのデザインを改めて見てみたいと思います。
どうやらLSのコンセプトカーと思われた「LF-FC」とはエクステリアデザインが異なるらしい。次期LSもレクサスを象徴をするスピンドルグリルを採用してますが、その中を見ると現行LSとの違いが読み取れます。
先ごろビッグマイナーチェンジをしたレクサスGSのようにメッシュ状の網目をしてますが、GSはメッシュの大きさは全部同じ。でも次期LSは上と下とではメッシュの大きさが微妙に異なるそう。これは前述のラグジュアリークーペ「LC500」に用いられているデザインで、次期LSもそこに追随。
他には次期LSはではLEDポジションランプの位置はヘッドライトと切り離されて、そのポジションランプにはデイライト機能が備わってる。ポジションランプの形状はイナズマ型に設計され、ヘッドライト全体では「Z型」に見えるとか。
他にも次期LSではドア下部のメッキモールが廃止されて、立体的なレリーフが飾られます。左右のダクトは予想画像よりもっと巨大化するっぽい。TNGAプラットフォームを採用したことで次期LSの全幅が1.9Mを超えるらしく、フルモデルチェンジ後の存在感は更に際立ったものに進化するでしょう。
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次期LS500hのカタログ燃費は最大18.6km/Lへ
そして続いて新型LSのエンジンラインナップ。レクサスのフラッグシップ機とはいえ、次期LSのも大幅なダウンサイジングが図られます。まず最初はハイブリッドエンジンを確認したいと思います。
結論から書くと「LS600h」「LS600hL」といったハイブリッドグレードは5.0L V8エンジンから3.5L V6エンジンへダウンサイジングされます。グレード名も新しく「LS500h」「LS500hL」に変更されます。
このハイブリッド機構はFR用THS-Ⅱに4速ATを組み合わせた新型ハイブリッドエンジン。レクサス的には「マルチステージハイブリッド」と呼ぶらしく、従来のトヨタのハイブリッドにはトランスミッション(変速機)がないことが特徴だったんですが、そこへ4ATの変速機を組み合わせた代物。既に新型レクサスLCに搭載済み。
そのことで燃費に貢献するだけではなく最高速度が大幅にアップ。EV走行のみで時速140km/hを達成する高性能ハイブリッドらしい。また駆動用バッテリーもようやくリチウム電池が採用されるなどしたことで、LS500hのカタログ燃費は18.6km/Lまでフルモデルチェンジ後は大幅に伸びるそう。
現行LS600hのカタログ燃費がJC08モードで11.6km/Lだったので、新型LSでは6割もカタログ燃費値が向上させてくるらしい。最初フルモデルチェンジ後の燃費は15km/L台は乗せてくるかと予想してたんですが恐るべしやでぇ、次期LSはん。
とにかく今回のフルモデルチェンジで、次期レクサスLSハイブリッドは動力性能や燃費性能で大幅にレベルアップを果たします。
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3500ccエンジンだけどLS500と呼んじゃうよ
また現行LSのガソリングレード「LS460」「LS460L」も同じくフルモデルチェンジ後はダウンサイジングされます。具体的には4.6L V8エンジンから3.5L V6ツインターボエンジンに換装。排気量だけではなく気筒数も減少するっぽい。ちなみにエンジン型式は「V35A-TS型」。
だからレクサスのこれまでの命名パターンを考えるとモデルチェンジ後は「LS350t」に変更されるかも…と予想されてたんですが、実際には「レクサスLS500」というグレード名に変更されます。
また今年2017年のフルモデルチェンジではターボ車を表す「t」という文字もなくなって、5.0L並みのパフォーマンスを発揮することを強調付けた「500」という数字に増えます。確かに現行LSもハイブリッドエンジンのグレード名と排気量と合ってなかったので、ガソリン車だけ律儀に合わせることはないという判断か。
ちなみにレクサス次期LSだけではなく、レクサスNXも2017年のマイナーチェンジにおいてターボエンジンモデルもグレード名からは「t」が消滅する模様。今後のレクサスの方針として「t」はお役御免ということらしい。
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次期LS500の詳細なエンジンスペック情報
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「LS500」 に搭載される3.5L V6ツインターボエンジンは421PS/61.2kgm。カタログ燃費は10.8km/L。現行LS460のカタログ燃費が8.4km/L程度だったので、やはりガソリン車のLSもフルモデルチェンジ後は低燃費へ。
前述の「LS500h」に搭載される3.5L V6ハイブリッドエンジンは295PS/36.3kgm。カタログ燃費は18.6km/Lに進化します。 これはおよそレクサスRXハイブリッドのカタログ燃費並みですから、いかに次期LSはエンジンなどが進化したかが伺えます。
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2.5Lターボを搭載した「LS250t」という新グレード追加
続いて、新開発の2.5L 直4ターボエンジンと10速AT(アイシンAW製)が組み合わされた「LS250t」というグレードもフルモデルチェンジで新しく追加されます。レクサス・NXに初めて2.0Lターボエンジンが搭載されましたが、それよりワンランク上のダウンサイジングターボということでいずれ他の車種にも展開されていくはず。
この「LS250t」は次期LSのエントリーグレードという位置付けらしい。ただ発売時期はかなり遅くて、新型LSのモデルライフ後半とのこと。モデル周期が長いLSですから、この2.5LターボエンジンがL投入される時期は2020年以降と推察してみる。後述する次期LSの燃料電池車が発売される時期と重なるあたりか。
ちなみに2013年のマイナーチェンジから追加された「レクサスLS F SPORT」はエンジン排気量は変わらないものの、2017年夏のフルモデルチェンジから新開発のV8ターボエンジンに換装される予定です。
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次期LSのエントリー価格は950万円からと大幅アップ
続いて次期LSの価格構成を見ていきたいと思います。
まずはガソリン車の「LS500」の価格は950万円。現行のエントリーグレードのLS460の価格が900万円ちょいであることを考えたら、2017年夏のフルモデルチェンジで大幅な値上がり。
またハイブリッド車のエントリーグレードにあたる「LS500h」の価格は1090万円から。現行LS600hの価格が1081万円からですので、こちらは小幅な値上がりが予定されているらしい。
ただ前述のようにいずれ「LS250t」というエントリーグレードが追加されるので、将来的には次期LS全体の価格はもう少し割安になる予定のはずです。そう考えるといち早いLS250tの投入が待ち望まれます。
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燃料電池車のLSも2020年に発売へ
そして来年2017年のフルモデルチェンジから3年後、更には燃料電池車・MIRAIの登場から5年後にあたる2020年。次期LSは更なる大きなテコ入れがなされます。それが前述のように東京オリンピックに合わせて、燃料電池車版のLSが発売されること。
2014年の段階では眉唾情報でしたが、東京モーターショーで燃料電池搭載のコンセプトカー「LF-FC」が登場するなどほぼ間違いないはずです。むしろ燃料電池車LSの登場時期は早まる可能性の方が高いぐらいか。
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次期LSにはミラーレス車を設定予定
燃料電池車に次いで、次期LSのフルモデルチェンジの目玉情報なのが「ミラーレス車」の設定。その根拠としては、この記事でも何度か登場している東京モーターショーに出品された「LF-FC」の存在。それはドアミラーがなく、その代わりにカメラが設置されていた。明らかにミラーレス車の設定を予期させるコンセプトカーでした。
だから新型LSは「ミラーレス車 第一号」として華々しく登場する可能性が高そう。フルモデルチェンジで車体がかなり大きくなるので、次期LSの視界性は反面として悪化する。その中でミラーレスという武器は安全性で寄与するはず。
またミラーレス車はカメラを各パーツに多数設置するため、今後の自動運転や自動ブレーキシステムといった技術を更に進化・定着させる上では相当程度で貢献していくはずです。
最近はメルセデスベンツやアウディなどがインパネ部分に大型ディスプレイをどんどん搭載させていますが、新型LSの内装やインテリアの情報は現在のところ全くないものの、レクサス・LSもきっとそういう方向性に進むのは想像に難くありません。
ちなみに次期LSはフルモデルチェンジ後も愛知県の田原工場で製造されるそうです。最後の最後で一番どうでもいい情報を持ってきた(笑)