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既に確定してる情報も多いので、そこで開発コード010Bの新型10代目カムリのフルモデルチェンジ情報をまとめてみました。
次期カムリはスポーティーさが増したデザインへ
まず次期カムリの見た目。フルモデルチェンジ後はヘッドライトがシュッと細く切れ長に清潭さがアップ。エアインテークが巨大化。まるで大口を開いたようなデザインでワイド感と存在感がアップ。そしてAピラーも後ろに下がりになって、次期カムリはボンネットフードの高さも低く設計。バックウィンドウもなだらかに傾斜。全体的にスタイリッシュさが増して、フルモデルチェンジ後はいかにも3BOXセダンという雰囲気から脱出。
次期カムリに限らず、最近のトヨタ車のデザインは全体的にMIRAIの見た目を寄せてる印象を受けます。ちなみにカムリの後にフルモデルチェンジする予定の、次期型マークXは更にMIRAIのデザインへ近付くっぽい。
現行カムリ |
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TNGA-Kプラットフォームを採用で次期カムリは低床化
新型カムリは2017年のフルモデルチェンジでプラットフォームが刷新。いわゆるTNGAのもとで開発されたFR用「Kプラットフォーム」が新たに採用されます。
このKプラットフォームは軽量化だけではなく低重心化が特徴。C-HRの試乗インプレッションは割りと絶賛でしたが、カムリに採用されるそれはC-HRやプリウスを上回るプラットフォームとのことなので期待も膨らみます。
新型カムリの車体スペックは4850×1830×1440mm(全長×全幅×全高)。ホイールベースが2820mm。全長全幅に大きな変化はありませんが、2017年のフルモデルチェンジでは全高が30mmも下がってます。
そこで新型カムリと現行カムリのリア画像で比較してみました。高さが3cmも違うので見た目でもハッキリ違いが読み取れる気がします。やはり全高を下げたことが功を奏してるのか、リアフェンダーは段違いのラインに設計されているなど、新型カムリの方がよりスポーティーな印象を受けます。まさにTNGA効果?
また新型カムリのテストカーがアメリカで走行してるんですが、そのスクープ画像を見るとリアフェンダー付近にダクト風のガーニッシュも備わっていたりします。
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次期カムリは引き続き2.5Lハイブリッドを採用
続いて新型カムリのパワーユニット。新型カムリのエンジンには現行と同じく2.5L ハイブリッドが搭載されます。
だから基本的に出力やトルクに大きな変化はないと思いますが、前方吸気&後方排気システムに改良され、D-4Sやバルブマチックなど追加されることで燃焼効率が上昇。新型プリウスと同様にハイブリッド機構が新型THSⅡへブラッシュアップされて、小型化。
その結果フルモデルチェンジで新型カムリはリッター2キロ3キロ向上させて、カタログ燃費が「25.0km/L」の壁を超えてきたらいいなー…というのが自動車雑誌予想。新型プリウスの実力を見ると、その可能性は十分ありえます。
自動車雑誌によれば海外では2.0L直4ターボエンジンが設定されるものの、どうやらハイブリッド専売車で成功したこともあってフルモデルチェンジ後も新型カムリはハイブリッドのみとのこと。
北米ではカムリのスポーティーグレードが引き続き設定されるものの、フルモデルチェンジ後はまさかの4本出しマフラーに進化。V6から2.5L直4ターボにダウンサイジングされる予定。
やはり日本国内への導入予定はないものの、最近トヨタはスポーツブランド「GR」に力を入れているようですから新型カムリでも「カムリGR」というモデルを日本でも発売する可能性はありそう。
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次期カムリ 2017年フルモデルチェンジまとめ
個人的に一見するとマイナーチェンジに近いフルモデルチェンジに思えますが、何と言ってもプラットフォームがTNGA用に刷新されるのが次期カムリの見所でしょう。
プリウス然り、C-HRの試乗然り、TNGAプラットフォームは概ね評判。その中でも上位クラスのプラットフォームとあれば、自ずと2017年のフルモデルチェンジにも期待が高まり、カムリ以外のトヨタの新型車にも自ずと興味がそそられます。
カムリは言わずと知れたアメリカではトップクラスの売り上げを誇るミドルセダン。スポーツグレードが大胆に刷新されるなど、日本での販売は奮ってませんが海外だと更にカムリ人気に火が付きそうです。
ただ将来的にアメリカ市場では「カムリはRAV4に追い抜かれる」といった予想もあるので、次期カムリはある意味正念場。果たして市場にどう受け入れられるのでしょうか?