ニューモデルマガジンX6月号 |
自動ブレーキが標準装備へ
トヨタのポルテ・スペイドは昨年2015年7月1日に同じく一部改良されて、新型1.5Lエンジン(2NR-FKE型)に一新。一方で1.3Lエンジンが廃止されたりもしました。そして今回の一部改良の目玉は自動ブレーキ・セーフティーセンス。しかもなんと標準装備化。価格が据え置きになるかどうかの詳細は書かれてませんが、これに伴って不人気の最廉価グレードの「V」が廃止されます。だからポルテとスペイドの価格が全体的に割高になるのは否めません。
自動ブレーキをキャンセルするスイッチも追加されるので、インパネ周りのデザインも変更されます。インパネ右下にあったポケットがカードホルダーの部分へ縮小されます。この他にはフロントガラスの赤外線カット機能も全グレードに設定されるそう。
特別仕様車と福祉車両と新色と
ポルテにだけ設定されている特別仕様車「F a la mode Deux(アラモード・ドュー)」が「アラモード・トロワ」に改名されます。一体この名前にどんな意図が込められてるかは不明ですが、ウォッシャブルシートの柄が水玉に変更されます。またルーフトリムにも柄があしらわれたデザインに変更されます。ルーフトリムとは室内の天井のこと。具体的にどんな柄のデザインかは知りませんが、割りと面白いアプローチだと思いました。特に女性ウケを狙ってるような自動車は追随してくる可能性が高いかも。
続いて、ポルテやスペイドはスライドドア車という特性上、福祉車両も用意されています。このウチのクリマ椅子装置に関してですが、車椅子の最大重量が5kgアップして35kgまで耐えられるようになるらしい。
画像の釣り上げ式も廃止されて、スライドリンク式へ変更されます。
スライドリンク式とは何かがググってもよく分からなかったんですが、車椅子を直接装置に載せて持ち上げる方式だとか。操作時間も50秒ほど短縮されるらしく、少なくとも現行ポルテ・スペイドの福祉車両より操作性は向上しそう。もし介護でポルテとスペイドの福祉車両の購入を考えてる方は、もう少し待ってみても良いかも知れません。
また今回のポルテ・スペイドの一部改良では、スーパーブライドイエローとライトブルーマイカメタリックのボディーカラーが廃止。代わりにブラッキッシュアゲハガラスフレークとシトラスオレンジマイカメタリックの新色が追加されます。正直、名前からどんな色かはすぐに想像できませんが、後者は前期アクアにも設定されてたカラーらしいです。