そのアクティブツアラーを3列シート化したのが「グランツアラー」と呼ばれるモデル。車体スペックは4565×1800×1645mmと、アクティブツアラーより全長20cm 全高10cmほどサイズが拡大されてます。見た目こそ大きな違いはないものの、よりミニバンテイストが増したモデル。
最近のBMWの好調を支えてると言っても過言ではない「2シリーズ グランツアラー」の人気グレードをまとめてみました。果たして、どのグレードがおすすめなのか?もしグランツアラーの購入を考えてる方は参考にしてみてください。
ディーゼルが圧倒的におすすめ
ベストカー5月10日号 |
1.5L 3気筒ターボの「218i」のカタログ燃費が16.5km/L。それに対して、人気の2.0L ディーゼル4気筒ターボの「218d」のカタログ燃費が21.3km/L。約リッター5キロほどディーゼルの方が上回ってる。
一方、価格は「218i」が368万円に対して、「218d」が389万円。価格差が30万円もない。これだと燃費差や燃料代差を考えても、BMWを買うような方は全く気にならないはず。
また両者には変速機が6速ATと8速ATという違いもあって、いくらミニバン色が増したとはいえやはり走りを重視するユーザーさんはディーゼルを選択したくなる模様。当然218dに人気が集中するのも頷けます。
だからBMWグランツアラーではディーゼルモデルがおすすめと結論付けます。
上級グレードほど人気
そして人気グレードですが、一位は「LUXURY」。二位は「M SPORT」。名前からも分かりますが、どちらも価格は安くありません。「LUXURY」は革シートやスマートエントリーキーが標準装備されていて、エントリーグレードよりも50万円ほどお高め。「M SPORT」はLUXURYとほぼ同価格帯。そして三位がエントリーグレードとなってます。四位が「SPORT」というグレードですが、どうやら2.0L ガソリンターボを搭載した「220i」にしか設定されてないっぽいので致し方なしの結果。
だから2シリーズ・グランツアラーのおすすめは装備が充実した上級グレードと言えそうです。
カッコいいファミリーカーとしての需要
BMW・2シリーズ グランツアラーの年齢層を見たら20~30代が3割を占めるらしい。つまりどうやら小学生ぐらいのお子さんを抱えた世代に売れている模様。実際、ベストカーさんの記事で「親や友達親子や荷物を積める余裕があるのでいいなと思った」と語っているグランツアラーのオーナーも総合商社勤務のパパさん。確かにたまに両親を乗せる機会があっても、二列目に両親・三列目に子供という構成にしたら「祖父母と孫が楽しく会話してる光景」がいっちょ出来上がり。普段は三列目シートを畳んでおけば、広大な荷室空間も確保できます。アクティブツアラーだとちょっと荷室が狭い。
実際、総合商社勤務のパパさんも普段は奥さんがグランツアラーを乗っていて、お子さんの習い事の送り迎えなどに利用しているらしい。昨年グランツアラーが登場した時に「グランツアラーの三列目シートがペラペラすぎる」という軽くディスった記事も書きましたが、やはり三列目シートを使う機会は少ないものの決してそれはデメリットに繋がってない模様。
またグランツアラー購入者の2割は女性ってことなのでママさん受けも良さそう。ママさんとは言っても、まだまだ20~40代の女性はアクティブ。走りも楽しいディーゼル(218d)であれば、街乗り程度でも子育てのストレスも解消できてしまうのか。
BMW 2シリーズ グランツアラーは「ファミリーカーは欲しいけど、1BOXミニバンや超ハイト系軽自動車はイヤ」というニッチな需要を埋めてくれる車らしい。