確かに気になる疑問。スクールゾーンは通勤の抜け道になっている場所も多い。スクールゾーンをブンブン走って利用しているドライバーさんも多そう。でも小学生が多く通学してる。果たしてドライバーの過失割合は大きくなるんでしょうか?
◆制限速度を守っても過失責任は重くなるらしい
松居英二という弁護士によると、「加害車の過失責任が重くなる」らしい。当たり前っちゃ当たり前ですが、通学時間帯は「車両通行禁止」や「一方通行」などスクールゾーン内には色んな制限が限定的に課されます。例えば車両の通行が禁止されていた場合は、歩行者専用道路での交通事故とみなされます。それだけ加害車側の過失責任は重くなる。
またスクールゾーン内では速度規制内で走行していたとしても、過失相殺率は被害者側に5~10%程度有利に修正されるらしい。また被害者が小学生などであれば、そこから更に過失相殺率は5~10%ほど有利に修正されるとか。
しかも被害者側が飛び出して交通事故が発生したとしても、被害者の過失割合を15%程度にとどめた判決もあるそう。普通に考えたら被害者側に交通事故の責任があるとしか思えませんが、スクールゾーン内ではそれがまかり通ることも。
確かに時速30km/h程度で走行して、なおかつ周囲に注意を払っていたら防げる可能性はなくはないです。この速度内ではスクールゾーン内では自動ブレーキが一番有効に働く場面だと思うので、現状だとスバルやスズキあたりの歩行者を認識してストップするタイプがおすすめ。
ちなみに2022年までに全メーカーの全新車に自動ブレーキが標準装備されるとか、されないとか。