2016年1月3日日曜日

新型プリウスのデザインはダサいのか考えてみた



トヨタ 新型 プリウスはダサいか考えた
昨年2015年末にトヨタ新型プリウスがフルモデルチェンジして、そろそろ1ヶ月ほど経ちます。トヨタ新型プリウスの納期は絶望的に遅い模様ですが、周囲でも先代モデルの三代目プリウスに乗ってる人も大勢います。

でもそれだけ巷に溢れすぎてるが故に…だと思いますが、「プリウスのデザインがダサい」といった意見がネット上では散見されます。

プリウスがダサいという風潮

トヨタ 新型 プリウスはダサい 予測検索ワード
例えばグーグルで検索してみると、「プリウス ダサいという風潮」という謎の予測変換ワードが出てきます。もうツッコミどころしかないんですが、一体誰が検索してるんだと!グーグル先生もさすがに世間の風潮までは教えてくれない気がします(笑)

そもそもプリウスをダサいと思ってる人が調べてるのか、ダサいと思ってない人が調べてるのかで目的や意味合いが変わってきます。果たして、この複合ワードでググった方々はお目当ての情報に辿り着いたんでしょうか…。

過去のデザインを議論しても意味がないので、そこで主に新型プリウスのデザインがダサいかどうかを考えてみました。特に若者がプリウスに乗るのはアリなのかナシなのか?


新型プリウスはレクサス似?

新型プリウスのフロントマスクは水素電池車・MIRAIをモチーフにしてるそうですが、両者を比較したところで何も生まれないと思うので、高級車ブランドとして日本でも確固たる地位を固めつつある「レクサス」と比較してみたいと思います。

新型 プリウスはダサい レクサスNX 比較
新型プリウスとレクサスNX
新型プリウスと車体サイズがあまり変わらないレクサス・NXを並べてみるとこんな感じ。

レクサス特有のスピンドルグリルが印象的。それと比較すると新型プリウスのグリル部分はややマヌケ感はありますが、全体的に見劣りすることはありません。フォグランプ周辺のデザインは、むしろ新型プリウスのデザインの方がカッコいいぐらい。新型プリウスの方にレクサスエンブレムを付けても違和感はないかも?

また当初こそ新型プリウスのデザインが「厳つくて派手」といった印象を持ちましたが、レクサスNXと比較してみると「そこまで…?」という印象も芽生えてきます。フロントグリルが良い意味で中和してるのか、きっといずれ慣れていくデザイン。


プリウスはダサくないセダンクーペ

プリウスは確かに何とも形容しがたいデザインをしてますが、それ故にダサいと思う人もいるのかも知れませんが、そもそも自動車のジャンルとしてはセダン車。

Wikipedia
厳密には「ハッチバックセダン車」という位置づけらしいですが、初代プリウスのデザインを後ろから見たらセダン車であることがより分かりやすいです。つまりセダン車離れも叫ばれますが、むしろ日本でトップクラスに売れてる車種がセダン車・プリウス。

懐古主義的な旧車マニアほど「プリウスのデザインがダサい」と言いたがるイメージですが、こういった方々が「プリウスに乗る若者はけしからん」と主張するのは筋違い。何故なら、「最近の若者はむしろセダン車にここぞとばかりに乗ってる」のが現実だから。旧車マニア的な観点から考えたとしても、プリウスに乗ることこそ王道とも言えましょう。

極端なことを言うと、プリウスに乗るのはカムリやクラウンに乗ってるのと同じ。このプリウスが流行ってこそ発展してこそ、次のセダン車のカタチも見えてくると言っても過言じゃない!まあ「セダン車がそもそもダサい」と言われたら、元も子もありませんが(笑)

プリウスはダサくない
3代目プリウス Wikipedia
またプリウスのリア部分を見ると2代目3代目から始まりましたが、かなり流線型を描いたデザインになってる。セダン車としての面影を失う理由にもなってますが、これはまさにクーペ風スタイル。4代目にあたる新型プリウスでは更に顕著になった印象。

メルセデスベンツCLA250
例えば外車に目を向けてみると、メルセデスベンツ・CLAクラスのデザインを後ろから見るとカッコいい。新型プリウスはこういったポテンシャルを秘めているにも関わらず、プリウスというだけでトヨタ車というだけで「ダサい」と言われてしまうのは悲劇の一言。

…と正月でヒマを持て余してたので、少しネタ半分で記事を書いてみました。特に後悔はしていない!(キリッ