9月14日に日本でも発売されたフルサイズSUVのレクサスLX。1100万円という高額プライスはもちろん、5mを超える全長に2m近い全幅を誇るレクサスLXは、そのサイズでも乗り手を選びそうです。(中略)2015年9月14日、日本に初導入されたのがレクサス・LX。
さて、約2000台という発売約1カ月の初期受注(9月14日~10月14日)を獲得したレクサスLX。
http://clicccar.com/2015/10/17/333385/
しかしレクサス・LXは価格が1100万円以上にも関わらず、初期受注が1ヶ月で2000台に迫ったそう。このレクサスLXは2015年8月にマイチェンしたランドクルーザー200がベースですが、高級感たっぷりの室内外とエンジンも更にパワフルに進化。
だから価格差も両者では500万円以上に。そのため「だったらランドクルーザーを買えばええやん」という人もいますが、何故ここまでレクサス・LXは人気が出ているんでしょうか?
実は考えてみると、「ラグジュアリープレミアムSUV」といいうジャンルはライバルが意外に少ない。
LXのライバルは「ベンツGクラス」や「BMW・X6」だけ?
日本国内でも「SUV(クロスオーバー)」は流行ってますが、基本的にコンパクトサイズのSUVが大半。そのためトヨタ・ハリアーなど大きめのSUVも販売されてますが、それでも1000万円を超える国産車SUVは皆無。同月にフルモデルチェンジしたRX(LXより一つ下のモデル)でようやく500万円を超えてくるレベル。
だから、レクサス・LXのライバルは自ずと輸入車・外車に限られてきます。
ただ外車もスポーツカーやオープンカータイプの超高級車のラインナップこそ多いものの、1000万円以上する価格帯のラグジュアリークロスオーバーとなると意外に選択肢の幅は決して多くない。
例えば、メルセデスベンツだと「Gクラス(ゲレンデヴァーゲン)」や「GLクラス」が1000万円を超えてきます。Gクラスは芸能人や有名人の愛車として頻繁に買われているほど高級車。
ただ、Gクラスの無骨なデザインを見る限り、レクサスLXと比べると「ラグジュアリー」と表現していいのかはやや疑問。少なくとも「ラグジュアリー感」を目当てにGクラスを購入してる人は少ない?
アウディだと最上級SUVに「Q5」がありますが、大きさ的にもランク的にも「LX」などよりは一つ下なので除外。ちなみに【感想】メルセデスベンツ新型Gクラス 試乗評価まとめも参照。
BMWだと「X6」。日本では2014年秋ごろに投入されたこともあって、デザインはかなり洗練されています。ラグジュアリー感だけではなく、若者向けのスタイリッシュさも備わっている印象。
このBMW・X6の価格は900万円台後半から購入でき、最大で価格は1700万円を超えてくる。ちなみにBMWからは新たに「X7」が出るんじゃないかというウワサもあるため、今後はレクサス・LXのライバルにはなりそう。
他だとポルシェだと「カイエン」、リンカーンだと「ナビゲーター」、ランドローバーだと「レンジローバー」ぐらい。もちろんどれもラグジュアリー感満載ですが、どこかクセがあるっちゃあります。
そう考えると「ラグジュアリープレミアムSUV」の需要がレクサスLXに集中しやすい土壌がそもそもあったのかなと推察できます。
でも「LX」がこれだけ売れてる現状を考えると、ドイツ勢も含めて他社も黙っているとは思えないので、これから超高級SUVのジャンルでも色んな新型車が投入される可能性は高そうです。
ちなみに興味があれば、【LX】レクサスオーナーの平均年収まとめもご参照ください。また新車ブログ「カーギーク」では【比較】レクサスNX vs RX、【割安】とにかく安い輸入車SUVランキングまとめなども記事化済み。