そこで超ハイト系軽自動車のそれぞれの人気グレードと人気カラーBEST3をまとめてみました。クルマ選びの参考にしてみてください。特に中古車買取り(リセールバリュー)を考えると、購入前に人気カラーを知っておくことは重要かも知れません。
ホンダ・N-BOXの人気カラー
まずは2011年の登場から未だに新車販売で独走を続ける、ホンダ・N-BOX。以下ザ・マイカー10月号 |
二番人気はそのターボ版である「Gターボ Lパッケージ」。価格は約147万円。+10万円でターボエンジンが搭載できるなら安いもの?逆に一番価格が安いグレード「G」は7.5%と、ほとんど人気がなかったのは意外。
またカスタム系のグレードの人気のなさも気になりました。ゴリゴリの見た目が受けてるのかと思いきや、シンプルなノーマルが人気。N-BOXの場合はノーマルの時点で、ある程度ゴリゴリしたデザインというのも大きそうですが。
N-BOXの人気カラーは「プレミアムホワイト・パールⅡ」と「スマートブラック」。いわゆる白と黒の定番色が人気。やはりリセールバリューの高さを考えての選択だと思われます。
ちなみにN-BOX+の人気グレードは同じく「G Lパッケージ」でしたが、意外に廉価グレード「G」が人気。N-BOXスラッシュは最高級グレード「X」が人気でした。何故かどちらもブルー系が人気色。
ちなみに新型N-BOXは2017年にフルモデルチェンジ済み。そのため二代目にあたる【価格一覧】新型N-BOXおすすめ人気グレードについては別記事を参照。
ダイハツ・タントの人気カラー
続いて、N-BOXの目下のライバルであるダイハツ・タントの人気グレードとカラー。タントで一番支持されてるグレードは「X SAⅡ」。ミドルグレード「X」のスマアシ2搭載版。N-BOXと同じく中間的なグレードが人気。
ただN-BOXと異なるのが、カスタム系の人気の強さ。「特別仕様車」という枕詞があるものの、カスタム系でも更にスポーティーな「RS」グレードが二番人気。価格はターボ車ということもあってお高め。カスタムRSが170万円、カスタムXが159万円(両方スマアシ2付き)。
タントの販売台数の多さも考慮すると、オーナーさんの20%近くがカスタムRSを支持してるのは驚き。販売数ではN-BOXに負けてるタントですが、売上高ではN-BOXを超えてる可能性も。ただ逆に考えると、それだけ「タントの車重が重いがゆえにターボ車が購入されている」という穿った見方も。
タントの人気カラーはやはりN-BOXと同じく、白と黒が人気。何故か赤色(ファイアークォーツレッドメタリック)が人気。これはおそらくカスタム系グレードを多く買われてるからだと思われます。
あと人気グレードBEST3は全てスマートアシスト2搭載グレードですので、そろそろダイハツは自動ブレーキを標準搭載化しても良い頃合いでしょう。
ちなみに最新自動車サイト・カーギークではダイハツ次期タントフルモデルチェンジ情報も執筆済み。 3代目タントは2019年以降にフルモデルチェンジすると言われており、タントの購入を考えてる方は参照してください。
スズキ・スペーシアの人気カラー
先代パレットよりは爆売れしてますが、なかなかN-BOXとタントに追いつけないスズキ・スペーシア。スズキは詳細なデータを公表してないので正確な数値までは分かりませんが、スペーシアの一番人気のグレードは「X」。やはりタントなどと同じくミドルグレードが人気。価格は138万円とタントよりややお高め。自動ブレーキ搭載グレードだと+7万円ほど。
スペーシアの二番人気は最高級グレードの「カスタムXS」。価格は164万円とタントのターボモデルと大差はありません。…かと思ったら廉価グレード「G」(127万円)も人気だったりして、スペーシアの人気構成はN-BOXに近い。
スペーシアの人気カラーは白。やはり超ハイト系軽自動車は主婦さんが多く使っているのか、やはり定番色に落ち着く模様。他の人気色には、フィズブルーやアイボリーといったパステルカラーが人気。つい先日結婚した堀北真希の宣伝の影響か。スズキは「スペーシアは女性向け」と謳ってましたので、一応狙いとしては成功してるのか。
ちなみに二代目の【価格一覧】新型スペーシアのおすすめ人気グレードは別記事をやはり参照ください。
日産・デイズルークスの人気カラー
スズキ・スペーシアの前身であるパレット時代はOEM供給を受けていた、日産デイズルークス。デイズルークスの一番人気は「X」。やはり中間的なグレードが人気。価格は143万円と他のメーカーよりお高いですが、これは自動ブレーキ・エマージェンシーブレーキが標準搭載だから。
カスタム仕様であるハイウェイスターシリーズが人気なのも特徴。「ハイウェイスターX」の価格が162万円。+7万円でいろんな装備が追加される「ハイウェイスターX Gパッケージ」は三番人気。価格は約170万円ですから、下手すりゃノートよりお高い?
デイズルークスの人気カラーはやはり白。面白いのが意外にブラウンが人気。スペーシアと同じく、おそらくCM効果。落ち着いた色なのでリセールバリューは比較的高いとは思われます。
三菱自動車・eKスペースの人気カラー
デイズルークスとほぼ中身も外装も同じ、三菱自動車・eKスペース。ほぼ同じとは言っても、デイズルークスも三菱自動車が生産してます。eKスペースの人気グレードは「G」。やはりミドルグレード人気強し。ここまでキレイに分かれるかは知りませんが、価格は141万円とそこそこします。
二番人気の「G eアシスト」は、スズキの旧型エネチャージのようなシステム。ブレーキ時の回生エネルギーを溜めておくというもの。価格は+5万円の146万円ほど。廉価グレードである「E」(125万円)も三番人気。
eKスペースの人気カラーは、もはや敢えて言うまでもありませんがホワイト。ただ金色(アンティークゴールド)も人気。もしeKスペースを中古車買取りしてもらう場合、金色でも値崩れはしないかも。
ダイハツ・ウェイクの人気カラー
ラストはダイハツ・ウェイク。そこらへんの軽商用車並かそれ以上に背が高いことがウリ。その分だけデメリットも強くなりますが、収納力の高さで言えば図抜けてます。ウェイクの一番人気は「G SA」というグレード。名前の印象から廉価グレードかと思いきや、「G」は最高級グレード。オーナーさんの3割以上が支持してる大人気。ウェイクは全グレードがカスタム的な位置付けとはいえ、価格は174万円と普通車並。二番人気の「X SA」も価格は166万円。
両者の違いは、パワースライドドアが片側か両側かの違い。超ハイト系軽自動車はスライドドアがウリでもあるので、8万円程度の価格差を安いと考えるか高いと考えるか?
ちなみに「G」も「X」もターボ車。タントの時もそうでしたが、さすがにNAエンジンでは辛い。少なくとも、ダイハツのオーナーさんの多くは「ターボエンジンは必須」と考えてるらしい。
だから前述のパワースライドドアも両側に付けてしまうと、どうしてもウェイクの車重が更に重くなりすぎる。そこを考えつつ購入されるのがベター。ザ・マイカーさんでは片側の「X」で十分という答えでした。
ウェイクの人気カラーは印象的なCMのおかげか、オレンジ色が意外に人気。
人気軽自動車の車体カラーまとめの感想
意外にターボ車の人気がないことに驚き。どうしてもスライドドアを採用すると車重全体が重くなりがち。家族一緒でドライブする機会も多そうだから、実際には更に車重が増えてエンジンパワーが求められる。実際スペーシア以外では、燃費もあまりパッとしない。だからターボ車が多く購入されてるのかと思ったら、ダイハツ系以外では上位にランクインしてないことが多い。N-BOXでも圧倒的に人気はNAエンジン。日常シーンでの使い方を冷静に考えてみると、確かに奥さんやママさんが一人で買い物にドライブすることも多いので、泣く泣く割り切ってる方が多いのかも。