そこでちょうど来週あたりに発売される新型3シリーズの変更点をまとめてみました。
エクステリアとインテリアが変更
まずはエクステリアの変更。上が新型、下が旧型 |
そこでまずフロント部分をまとめると、LEDターンシグナルランプ(ウインカー)がヘッドライト上部へ移動。そして、そのヘッドライトからキドニーグリルにかけて伸びるLEDライトバーが追加されてます。ダクト・フォグランプ周りも旧型3シリーズでは繋がったデザインでしたが、新型からは独立したデザインへ。
リア部分では、リアランプが更にL字型のデザインへ強調。そのランプ内には更にLEDライトバーが埋め込まれてるそう。ざっくり言うと、ライト周りのデザインがもろもろ変化してるっぽい。
インテリアは小幅の変更。エアコン吹き出し口にクロームのアクセントが追加されたりしてますが、画像は割愛。
サスペンションや足回りの変更
2つ目は、足回りの変更。BMW3シリーズには「標準仕様」「アダプティブサスペンション仕様」「Mスポーツ仕様」の三種類があるそうですが、そのどれもでダンパー設定やハンドリング特性を調整。乗り心地やハンドリング性能を高めてるそう。
3.0L直6ターボエンジンを初搭載+エンジン刷新!
3つ目は、新型3シリーズのマイナーチェンジ最大の目玉。「3.0L直6ターボエンジン」搭載グレードを新たに発売してくること。敢えてBMWが狙ったわけでもないんでしょうが、まさに「3づくし」のオンパレード。この3.0L直6ターボはBMW全体でも初搭載。スペックを見てみると、最高出力が326PS/5200~6500rpm。最大トルクが45.9kgm/1380~5500rpm。300馬力超え!さすがに3シリーズはBMWの中で一番売れてる…もっと言うと日本の外車の中でトップクラスの販売を誇る車種だけあって、BMWのプッシュ感がハンパない。
ただ1シリーズから今月にも投入される新型1.5L直3ターボエンジンは、今回の3シリーズのマイナーチェンジでは搭載されない模様。3.0L直6ターボの存在を全面に出したかったから?
現行3シリーズのグレードは「320i」「320d」「328i」(厳密にはそれぞれにLuxuryやSport系が用意されてます)の3つだけですが、そこへ「340i」というグレードが新たに追加されるということ。「340i」の詳細を見てみますと、グレードは「Luxury」と「M Sport」の二つのみ。変速機は8速ATと8速スポーツAT。価格はどちらのグレードも776万円。
ただ他のグレードでもエンジンが刷新。2L直4ターボの「328i」は最高出力が245PSから252PSへパワフルに。それに伴ってグレード名も「330i」に変更されてます。「320i」と区別感をより出すためかも。その「320i」はMTモデルのみ最大トルクが27.5kgmから29.6kgmへ。
ディーゼルターボ搭載の「320d」は新世代エンジンに刷新…かと思ったら、ドイツ国内では最高出力190PS、最大トルクが40.8kgmに向上してるものの、残念ながら日本仕様車では燃費規制の問題もあってされてません。
「340i」以外の価格を見てみると、「320i」「320d」ではLuxuryが22万円ほどアップ、ただのスポーツが2万円アップ。ただグレード名が変更した「330i」だけは価格が最大20万円以上下がっているモデルも。どうしても過度な円安が続いているので、こういった外車・輸入車の価格がアップするのも否めないのかも。
ちなみに今年2015年は3シリーズが発売されてちょうど40年目にあたります。そこで「40年」という数字にかけて、さっそくこの「340i」から限定モデルが10月3日から発売されるそう。この「340i」の登場を考えるとビッグマイナーチェンジと呼べるのかも?