http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150806-00000034-rps-bus_all |
一応、前月6月の自動車輸出台数は伸ばしてるものの、前年比でたった3.3%。しかも2ヶ月ぶりの話。2015年1~6月のスパンで見てみると生産台数は8.7%も減少してるので、アベノミクス効果は販売的にはほとんど効果なし。
軽自動車はトヨタ以外マイナス
まず全国軽自動車協会連合会が発表した数字を見てみますと、前月比でプラスだったのはトヨタのみ。これはダイハツからOEMを受けてるピクシスメガ(ウェイク)の投入が効いてそう。今まではムーヴコンテとミライースモデルしかなかったので、少しだけラインナップが充実。http://www.zenkeijikyo.or.jp/statistics/sokuhou/1507sokuhou4.htm |
ダイハツを具体的に見ていくと、ウェイクがあまり芳しくない。妖怪ウォッチなどとCMをコラボしたり、特別仕様車を発売したり、最近かなり頑張ってはいますが、7月はスズキ・スペーシアにも負けてしまいました。前述のピクシスメガに流してるのも一因?客層的にはダイハツよりトヨタユーザーの方が合ってるのかも。
そのウェイクの下のホンダ・N-ONEは同月7月にマイナーチェンジ。「LOW DOWN」グレードが新たに追加された効果も手伝ってか、前月比で1.6倍増加。背高モデルが全盛期の中、敢えて全高を下げてくるアプローチは全然アリだと思います。
シエンタが550%増の売れ行き!
一方、日本自動車販売協会連合会のランキングを見てみると、トヨタ・アクアが不動の一位。二位は前月6月に引き続き、カローラ。カローラフィールダーが4月にマイナーチェンジしたことが貢献。http://www.jada.or.jp/contents/data/ranking.html |
何と言ってもハイブリッド化だけではなく、室内や見た目の質感アップ。しかも価格も抑えられてる。ハメス・ロドリゲスの面白CMも効いてるのか、むしろ納期だけが心配になってくる。
ホンダ新型ステップワゴンも売れてないと言われつつも、それなりにしっかり売れてる。アメリカでも爆売れ中の、日産・エクストレイルも同様。6月にディーゼルエンジンが搭載したトヨタ・ランドクルーザープラドも前年比増なので、新型車の効果はそれなりに出てると言って良さそう。
ただ2014年4月に消費税が増税される前までは、トヨタアクアは平気で2万台を超えてた。それが今では1.5万台を割り込む月も。当然、他の車種でも似たようなことが言えて、全体的には普通車は新型車の立て続けの投入でようやく持ち替えてる状態。
実質賃金もどんどん減少してる中、いよいよ安倍政権も正念場かなと。