なでしこジャパンの功績をたたえ、アウディジャパンは18日、佐々木則夫監督を含むメンバー22人それぞれに小型車A1を提供した。3年間の無償リース。ただ前回2011年の女子サッカーワールドカップでは日本がアメリカに辛勝して初優勝。そのときドイツの高級車メーカー・Audiからコンパクトカー・A1が選手たちにプレゼントされた。
http://www.asahi.com/shimbun/nie/kiji/kiji/20110823.html
誰もがうらやましく感じたはずですが、実はこれリース。三年間だけ借りるという契約。ついAudiもケチ?と思ったんですが、これには理由があってむしろ選手に対する配慮から「リース」という方法が選択されてた。
所得税や贈与税がかかる
何故なら、なでしこ選手たちにプレゼントしてしまった場合、そこには税金がかかってしまうから。最近でこそアウディA1は240万円に値下げされましたが、当時は最低でも280万円。車体本体価格が高くなればなるほど、当然それだけ支払う贈与税も高くなる。またこれを報酬の一部だと解釈しても、所得税がかかってしまう。よくテレビ番組でもウン百万円の賞金がありますが、そこにも所得税がかかってて実際に手元に渡るのは更にガクンと減るそう。
ゴルフの景品でもたまに高級車が用意されてますが、そういうのもリース。今回なでしこジャパンはアウディからはA1どころか何ももらえないかも知れませんが、消費税もアップしたんだから贈与税ぐらいババっと廃止してしまえばいいのに…とつい思ってしまいますが。
だからリースという手法を選択しなければ、なでしこ選手たちに良かれと思ってプレゼントしたものが、むしろ結果的に選手たちを苦しめることになる。リースの契約が終わった3年後は買い取ることもできたんですが、なでしこ選手たちは金額が金額だけに買い取れなかったそう。A1の価格は200万円台と決して高いとは言い切れない微妙な金額ですが、それだけ思ってるより女子サッカー選手はお給料をもらってない。
だから今回なでしこジャパンが負けてしまった!とまでは言いませんが、次のワールドカップではちゃんと世代交代をして頑張って欲しい所。澤穂希のお婆ちゃん感がハンパなくてちょっと試合を見てられませんでした(笑)