その根拠としては、今年2015年夏にソリオの生産を湖西工場から相良工場に完全移管するから。工場移転のタイミングで同時に…ということ。実際この移転に関して日刊工業新聞が昨年4月15日に報じた記事の中で「ソリオが同時にフルモデルチェンジをする」と言及されてあるので、おそらくこの記事が発端。
自分もちゃっかり便乗して記事化したんですが、改めてそこから一年以上経った現在でその可能性を考えてみました。
フルモデルチェンジの可能性は低い?
個人的な予想としては、今年2015年にソリオのフルモデルチェンジがされる可能性は低そう。ソリオにおける最新のマイナーチェンジは2013年11月。ということは今年8月でそこから約2年。確かに時期的にはFMCがあってもおかしくない。ただスズキの場合、ソリオよりもまずはスイフトを優先させるはず。スイフトがフルモデルチェンジしたのが2010年8月と、ソリオが登場する2ヶ月前。スイフトがマイナーチェンジしたのが2013年7月。スイフトがソリオよりも先にテコ入れされてることが分かります。
つまり今夏にソリオがFMCするとしたら、既に現地点でスイフトのFMCが行われてないと不自然。でも残念ながらスイフトがFMCするどころか、来年2016年を含めてもフルモデルチェンジの噂すら聞いたことがない。だからソリオが今夏どころか今年2015年中にフルモデルチェンジされるかすら疑わしいと思います。
スイフトより先にFMCする可能性は?
だからと言って、ソリオがスイフトより先にフルモデルチェンジする可能性がないわけでもない。ただスイフトより急いでソリオの何をチェンジするのか?という疑問がわきます。新型スイフトでは新型1.0Lターボエンジンなどを搭載してくる可能性が高いというウワサですが、その新型エンジンをソリオが先に搭載してくるとは考えにくい。もちろんをエクステリアのデザインをガラッと変えるとしても、それだけではフルモデルチェンジのインパクトに欠けます。
そもそもソリオは国内専売。スイフトとは違ってインドやヨーロッパなどグローバルに展開してない。そんなスイフトに先んじてまで、やはりスズキがソリオを積極的にテコ入れしてくるとは考えにくいのが現状。せめてソリオの販売台数がガクンと落ち込んでればまだしも、15年5月の新車販売ランキングを見てもスイフトとほぼ同じぐらい。
7月にフルモデルチェンジするトヨタ・シエンタの存在が気になりますが、おそらく新型シエンタで一番割りを食うのは多分ホンダ・フリード。仮にソリオの販売台数に影響が出たとしても、きっとスペーシアに導入されたデュアルカメラブレーキサポートの追加など一部改良で対応してくるはず。
ただいち早くミリ波レーダーを採用したソリオだから、更に進化させたデュアルカメラ2を搭載してくることも?実はデュアルカメラは軽自動車の車幅に合わせて ステレオカメラの配置間隔が狭いので、これを一概にソリオやスイフトにも同じように搭載するかは疑問の余地があります。
フルモデルチェンジは2016年後半?
だからソリオのフルモデルチェンジの動向はスイフトが握ってるとも言っていいぐらい。でも現状そのスイフトのFMCに関する情報がほぼない状態ですから、改めてですが近いうちにソリオがFMCする可能性は期待薄だと思います。そこでスイフトのフルモデルチェンジ周期を見てみるとおよそ6年。だからスイフトのFMCはタイミング的には来年2016年8月頃の可能性がある。つまりソリオがフルモデルチェンジするとしたら、その数カ月後にあたる2016年の後半ぐらいということ?
正直ここまで書いて外れてたら恥ずかしいですが、冒頭の日刊工業新聞以外に続く情報もほとんどありませんからね。ただ12月にFMCという噂もあって、その直前の今年10月には東京モーターショーが開催される。だからもしかするとそこでソリオの何かしらの発表が?という可能性はなくはないと思います。
でも少なくとも今夏でスズキで行われる可能性があるのはワゴンRの一部改良だと思われます。燃費はリッター33~35キロぐらいになるんじゃないかと勝手に予想してます。