2015年5月16日土曜日

トヨタ 新型シエンタ フルモデルチェンジ 燃費スペック予想まとめ!【画像あり】



トヨタ新型シエンタ フルモデルチェンジ画像
月刊自家用車2015年6月号
トヨタのプチバン車・シエンタが今年7月頃にフルモデルチェンジするらしい。2003年に発売されたので12年越し。今年1月ごろにもシエンタFMCの予想記事を書きましたが、注目はやはり「ハイブリッド化」。

そろそろ詳細なスペックや燃費も分かってきたので、現行シエンタとも比較しながらフルモデルチェンジ情報をちょっとまとめてみた。



ハイブリッドの燃費は27.2キロ?

まず新型シエンタのエンジンスペックを見てみますと、ハイブリッドグレードはトヨタ・アクアの1.5Lのパワーユニットを搭載するらしい。いわゆるTHSⅡハイブリッド。

つまりシエンタハイブリッドでは、エンジンの最高出力が75PS/4600rpm、最大トルクが11.3kgfm/3600~4400rpm。モーターの最高出力が45kW、最大トルクが169Nm。

そこで気になるシエンタハイブリッドの燃費ですが、月刊自家用車などの予想によると燃費リッター27.2キロだそう。現行シエンタの燃費がリッター17.2キロだから大幅進化ですが、アクアの燃費37.0キロよりはかなり落ちる。

この理由はシンプルで「車重差」の問題。アクアの車重は1100kgを切りますが、現行シエンタの車重は既に1220kgもある。後述しますが、新型シエンタはフルモデルチェンジで車体も大型化してる。情報によると新型シエンタハイブリッドは1380kgだから、正直致し方ない。ただ、それでもエコカー減税では免税扱いだから十分すぎる燃費と言えそう。

そしてガソリン車モデルのエンジンスペックですが、最高出力が109PS/6000rpm、最大トルクが13.9kgfm/4400rpm。現行シエンタの最高出力が110PS、最大トルクが14.4kgfmですので、ほぼ現状維持。

ただし先日マイチェンしたカローラフィールダー・アクシオの新型1.5Lエンジンを搭載してくるらしく、燃費は20.2~20.6キロを確保してくる模様。4WD車でも燃費15.4キロを確保。車重が1320kgらしいのでこちらも及第点とは言えるでしょう。

新型シエンタの車体は拡大!

じゃあ今回のフルモデルチェンジで、新型シエンタはどれだけサイズアップしてくるのか?簡単に言うと、全幅と室内高以外は全部でドーン!

詳細なスペックとしては4235×1695×1675mm(全長×全幅×全高)2535×1470×1280mm(室内長×室内幅×室内高)となってるらしい。

新型シエンタ 旧型シエンタと比較
http://hope.2ch.net/test/read.cgi/auto/1427675617/911
そこで現行シエンタとホンダ・フリードと比較してみるとこんな感じ。全長では110mm近く拡大。ホンダ・フリードを超えてきた。今回のフルモデルチェンジでは、車重が100kg近く増えるのも致し方なしか。

全幅は5ナンバーサイズということで変化なしですが、室内幅は40mmも拡大させてきたことは注目。室内高が30mm低くしてきたのは残念ですが、1280mmもあれば十分。フリードと比較しても遜色ない。

室内長が思ったほど伸びてないですが、二列目シートが広くなってる。現行シエンタと比較すると、ヒザ周りが25mm伸びてる。スライド幅は105mmもあるので、数字では現れない居住性はアップしてそう。また三列目シートも30mm拡大。福祉車両もグレードとして追加してくるらしいので、そういう使い勝手の良さも確実にアップしてるはず。

そしてホイールベースでは2750mmと、現行シエンタより5cmもアップさせてくるらしい。フリードのホイールベース(2740mm)を超えてきたことも大きい。ホイールベースが長くなると最小回転半径も広がりがちですが、現行シエンタと変わらず5.2mと抑えてきた。

内装インテリアの質感はアップ?

そして、現行シエンタの内装は軽自動車の延長線上みたいな質感ですが、新型シエンタではかなり質感がアップしてる。

新型シエンタ フルモデルチェンジ  質感が高い内装
チェンジレバーがメッキ加工とかされてて、「俺が知ってるシエンタちゃんはどこ行った!?」状態。大人っぽいシック感がたまらない。高級グレードである「G」などでは、ステアリングが本革仕様だそう。

あとセンターメーターは消滅。今回のフルモデルチェンジからはドライバーの前へ移動。センターメーターでも問題はないと思いますが、普通はドライバーの前に配置しておくのが無難でしょう。

そのメーターでは4.2インチTFT液晶を使ったインフォメーションディスプレイを採用。これも新型シエンタの質感をアップさせてる一つ。

軽自動車でもインフォメーションディスプレイを採用してる車はありますが、昔のゲームを彷彿とさせるぐらいドット絵感がハンパなかったりする。価格が1万円2万円高くなってもいいから液晶使おうぜっていう。

6人乗りグレードが新しく追加!

続いては、新型シエンタのグレード。

ハイブリッド車は「ハイブリッドG」「ハイブリッドX」、ガソリン車は「G」「X」「X"Vパッケージ"」。残念ながら「DICE」は消滅する模様。

話題になった福祉車両。やはりハイブリッドのモーターやバッテリーの関係上、福祉車両はガソリン車のみに追加。ちなみに「Vパッケージ」ではトヨタの自動ブレーキ・セーフティーセンスCを搭載してくるモデルになりそう。

そして、もう一つの見所がある。現行シエンタでは「7人乗り」のみの仕様。ただ7月のフルモデルチェンジでは「6人乗り」のグレードが追加される模様。二列目シートに可動式アームレストを採用することで「2人+2人+2人」という仕組みに変えるそう。これがほぼ全てのグレードにそれぞれ用意されてる。

ただし、注意点が一つ。6人乗りグレードはハイブリッド車では2WDにも用意されてるんですが、ガソリン車では何故か4WDモデルのみらしい。理由までは分かりませんが、そういえば現行シエンタの4WDモデルのみ昨年夏頃に販売停止済み。何か関係してるんでしょうか?

つまり新型シエンタでは合計11グレードぐらいラインナップとして用意されてることになります。

価格は大幅アップ間違いなし!

ただ新型シエンタの価格はまだ不明。自動車雑誌などを見ても詳細は未掲載。でも前述のように車体サイズが拡大して、室内空間も質感が大幅アップしてる。またプリウスαのバイビームを搭載するなど、現行のシエンタの安っぽさの払拭を狙ってる印象。

だから新型シエンタの価格は想像以上にアップしてる気配。

ハイブリッドG 260万円
ハイブリッドX 240万円
ガソリンG   220万円
ガソリンX   200万円
以上がカーディーラーの予想価格
新エンジン、全長延長、内装がグレードアップするなど価格上昇は避けられないらしい
http://hope.2ch.net/test/read.cgi/auto/1427675617/566
一応、こんな情報もあります。

現行シエンタの価格が170万円台半ばなので、新型のガソリンモデルも予想以上に高くなってそう。質感などは大幅にアップしてるので特に驚きはしないですが、最近発売されたホンダ・シャトルやカローラフィールダーのガソリンモデルでも170万円前後からなので、トヨタさんには頑張って100万円台には抑えてきて欲しいのがユーザーさん全体の本音か。

一方、ハイブリッド。今年1月のシエンタハイブリッドの価格予想した記事では「230万円前後」と書いた気がしますが、現段階で確定情報はないもののそれに近い価格になりそう。プリウスαの乗り出し価格が250万円前後ですから、少なくとも新型シエンタがこれを超えてくることはないと思いますが、おそらくカローラフィールダーハイブリッドとほぼ同価格帯(220~250万円)ぐらい?

でもシエンタハイブリッドに関しては、「アクアがプチバンになった」と思えば個人的にはアリ。燃費面ではやや不足がちではありますが、スライドドアや室内空間の広さといった機能面の良さが十二分にカバーしてくれるはず。もしかすると、ノア・ヴォクシーのダウンサイジング組の取り込みを狙えるかも?

あと光明があるとしたら、フルモデルチェンジしたらシエンタはトヨタ全店で販売されるとのこと。現行シエンタではカローラ店のみだった。だから、新型シエンタの値引き交渉では他のトヨタ系列ディーラー同士で競合させると、それなりに効果的な値引きを引き出せるかも。