そういえば最近トヨタとマツダが技術提携したというニュースが話題になりました。トヨタはハイブリッド技術、マツダはディーゼル技術で定評。実際既にトヨタのハイブリッドエンジンがマツダ車に搭載されてる。
だからランドクルーザープラドディーゼルに搭載されてるエンジンはもしかしてマツダ製?
マツダ製と異なる部分とは?
結論から書くとマツダ製ではありませんまず知っておきたいのが、ディーゼルエンジンの燃料である軽油を燃やすと窒素酸化物(NOx)という有害な物質を大量に排出する。日本ではあまり普及しなかった過去もそれが原因。だからこのNOxをいかに出さないようにするかが大事。
そこでマツダのクリーンディーゼルターボエンジンがどうしてるかといえば、エンジンの圧縮率を下げることでNOxの発生を抑制することに成功した。だから新たな触媒みたいな装置や道具は必要なく、またドライバーさんが新たな出費を強いられることもない。
マガジンX7月号 |
だからマツダのクリーンディーゼルが「そもそもNOxを発生しないようにしてる」のに対して、トヨタのディーゼルエンジンは「発生したNOxを後から処理」してる。ちなみにメルセデスベンツも同じタイプだそう。この違いはかなり大きい。つまりマツダのディーゼルをプラドが積んでたとしたら、今回この尿素水はないはず。
またプラドディーゼルでは新たに尿素水を貯めておくタンクが必要。この容量が12L。およそ15000kmの走行距離に対応してるそうですから、基本的には1年に一回ぐらいで尿素水を補充するのがベター。エンジンのオイル交換のように新たな出費を強いられることになりそう。ちなみに定期的に警告してくれるようですから気付いたら補充しておきましょう。でないとプラドディーゼルが走りません。