ジェイド RSでは、4月に発売された5代目「ステップワゴン」でも採用されているL15B型の“VTECターボ”エンジンと7速モード&パドルシフトを備えるCVTをパワートレーンに使用。ホンダのハイブリッドミニバン車・ジェイドからスポーティーなグレード「RS」が発売。ただハイブリッドエンジンではなく、1.5Lの直噴ターボエンジンを搭載。これは先日フルモデルチェンジしたステップワゴンと同じもの。
http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20150521_703006.html
ただエンジンのスペック的には同じ?違う?
エンジンスペックは同じ
結論から言うとスペックは全く同じ。最高出力が110kW(150PS)/5500rpm、最大トルクが203Nm(20.7kgm)/1600-5000rpm。車重が違うので燃費こそリッター18.0キロとステップワゴンより数キロほど上回りますが、同じ直列4気筒の1.5リッター直噴ターボエンジン。スポーティーグレードということで少し味付けを変えてくるのかと思ったんですが、ステップワゴンの走行性能に関しては評判が良いので、ジェイドRSは車重が軽い分だけしっかりスポーティーな走りを見せてくれそう。またミニバン車というジャンルである以上、やはりある程度の燃費性能は確保しておく必要がありますからね。
ジェイドの割高感を薄める
個人的に「ジェイドにRS?」とは思ってましたが、スポーティーなグレードを投入して購入層を広げるというよりも、ジェイド全体の割高感を薄めるための投入という意味合いが強そう。実際こういう声も。
今RSの商談から帰ったがハイブリッドの値段だけ見て逃げた客が戻ってきてるそうだ
エンジン云々より問題は値段だったってオチ
http://hope.2ch.net/test/read.cgi/auto/1431684991/427
例えば、ジェイドのエントリーグレードである「HYBRID」が272万円。でも、ジェイドRSの価格はそれより約20万円ほどお安くなって253万円。スポーティーなターボモデルとは言っても、むしろハイブリッド仕様よりも価格は大幅にダウンしてる。
ライバルであろうトヨタ・プリウスαのエントリーグレードが、ほぼ同価格帯の250万円。プリウスαはグレードが上がると300万円を余裕で超えてくるので、今回のジェイドRSによって価格的なメリットを上昇させることはかなり意味がありそう。
立体駐車場に駐車できるという条件のミニバン車は数少ないので、これでジェイドを多少は買いやすくなったはず?もともと見た目がスポーティーですから、ステーションワゴンというジャンルで考えてもアリ。
他にもアジャイルハンドリングアシストという、ESCの延長線上の機能は搭載されて安全性も高まってるそう。ただ欲を言えば、ホンダセンシングが標準搭載されてこの価格だったら文句なしだったかも。