ただ今回のレヴォーグの一部改良の見所はやはり「進化したEyeSight (ver3)」でしょう!「アドバンスドセイフティパッケージ」と呼ばれる追加設定できるオプション装備らしいですが、これは実質的には「ver4」と言ってもいいのかも知れない。トヨタセーフティーセンスも目ではないか。
そう思えるぐらい新しく色んなパーツにカメラが増えてて驚いた!(笑)
ドアミラーにカメラ
まずはドアミラーにカメラが新たに設置。このカメラではAピラーがあって、把握しづらい左前方の状況を把握してくれる。現在のアイサイトではフロントガラス上部にカメラがあるので、確かに死角となりがちな部分。ドライバーの死角になってしまう車両前方左側の状況を、インパネ中央のマルチファンクションディスプレイにガイドライン付きで表示する。
しかもドアミラー内にはLEDランプが内蔵されていて、後方の状況をお知らせしてくれる。「サイドビューモニター」と呼ぶそう。ただ実際このサイドビューモニターを使ってる画像がありましたが、ちょっと見えづらい気がした。
後方にもレーザーを発射
ドアミラーに後方の状況を表示できるということは、進化したアイサイト3では後方にもレーザーを発射するようになった。「スバルリヤビークルディテクション」とかいう長ったらしい名前ですが、これまでのアイサイト3ではあくまで前方に向けたカメラだけ。でも新型EyeSight3では、車線変更時や車庫入れ時に効果を発揮してくれるそう。日産の高級車・スカイラインの自動ブレーキにも、確か後方レーダーの仕組みが取り入れられていて、EyeSightにも引けをとらない成果を残してた。ということは、この新型EyeSight3ではSUBARUの自動ブレーキが抜きん出ちゃった感じでしょうか?
ルームミラーにもカメラ
しつこいようですが、これまでのEyeSightではフロントガラス内の上部にカメラが設置されてた。ただ今回の進化した「アドバンスドセイフティパッケージ」では、
なんとルームミラーにもカメラを新たに設置。だから合計3つドーンとカメラが構えてる計算。厳密には前述のカメラと合わせて4つですが。
じゃあ、このルームミラーに設置されたカメラで何をするかというと「ハイビームアシスト」。対向車をカメラで検知すると、自動的にロービームに切り替えてくれる。アウディやマツダの自動ブレーキにもあった機能ですが、ヘッドライトを細かくLEDで分けるなどコストがかかる。
だからEyeSightに追加されたそれは、安上がりだけど確実に効果を発揮してくれるので、今後は軽自動車でも採用されていきそうな安全機能。
EyeSightが更に抜きん出た自動ブレーキに?
今回のレヴォーグから新たにアイサイトに設置された「アドバンスドセイフティパッケージ」をまとめると、スバルリヤビークルディテクション・サイドビューモニター・ハイビームアシスト・アイサイトアシストモニターの4つの新機能だそう。この記事のタイトルでは「進化したEyeSightにカメラ増えすぎ」と煽ってますが、特に中でも注目したいのがスバルリヤビークルディテクション。
死角検知機能(BSD)、車線変更支援(LCA)、後退時支援(RCTA)と細かく分かれてるんですが、ざっくりいうと、「後方にも対応」できたことが大きい。
これまでのアイサイトは前方に向けたカメラだけだったので、どうしても後方部分は弱かった。そこがカバーされたことは、まさに「アドバンスド」と呼べる内容だと思う。
ちなみに【自動ブレーキ比較】アイサイト vs ホンダセンシングも併せてご参照ください。また新車情報サイト・カーギークでは【最新情報】スバル次期アイサイト4まとめも既に執筆済み。