そこで気になるのが「アルトターボRSは時速100kmに到達するまで一体何秒かかるのか?」という疑問。ついでにダイハツ・コペンのフル加速とホンダ・N-ONEのフル加速動画と比較してみた。
【0-100km加速】アルトターボRS・AGS(Dモード)
やはり最初はアルトターボRS。ちなみにDモードでの計測らしい。ただ意外にも12.5秒。あれ?
いわゆる車両側が自動変速を行なうATを採用してるものの、その割に速度の伸び方がガクンガクンと不自然。このもたつき感が12秒という数字に蓄積。あと時速70km以上での加速感もやや緩慢。
アルトターボRSの公式サイトを見ると、「高速走行時はATに比べ、エンジン回転数を低く抑えるため静粛性も確保」とあるので、その影響が強く出たのかも知れない。別に静粛性とか求められてないクルマだと思うんですが。
【0-100km加速】アルトターボRS・AGS(Mモード)
こちらはMモードでの加速。いわゆるマニュアルモード。
40km前後までの加速は一瞬でしたが、やはり後半の速度の伸びがややもたつき感は否めない。全体ではややDモードより早くなったか程度に過ぎず、アルトターボRSの加速感はややいまいち。
ただアルトターボRSはスポット溶接を増やして全体的な剛性感を高めてるので、実際の走り心地や乗り心地はまた違ってくるんだと思います。
【0-100km加速】コペン ・5MT
続いて、ダイハツ・コペン。グレードは「アルティメットエディションII」の5速MT。コペンのフル加速は10.12秒。
例えば、時速40kmまで一瞬。5速MTということでギアチェンジの瞬間は少し速度が落ちるものの、時速100kmまで比較的順調。車重が800kg台後半ということを考えると上等。全高1.3メートルもプラスに働いてるのか。
コペンの唯一の欠点はオープンカーということぐらいか(笑)
ちなみに2015年でも購入できるMT車一覧まとめなどもご参照。
【0-100km加速】N-ONE・CVT
続いてホンダの軽自動車・N-ONEの加速性能も比較。こちらは0-100km/h加速の時間は10.2秒。
エンジン音はうるさいものの100kmまで順調に上がっていく。変速機がCVTのためクラッチを切り替えるムダがない、その利点が功を奏した部分もありそう。グレードは、ターボプレミアムツアラー。
ただ少し前の一部改良かマイナーチェンジでエンジンは燃費仕様に変わったので、現行のN-ONEではここまでの加速感は出ない可能性もありそう。
ちなみに【ホンダ】新型N-ONE フルモデルチェンジ最新情報や 【ホンダ】新型N-WGN フルモデルチェンジ最新情報などもご参照ください。
【0-100km加速】アルトワークス改造車
ラストはアルトワークス改造車。この後継車がアルトターボRSといわれてる。アルトワークスの改造車の0-100km/h加速はなんと6.5秒。
さすがに最高出力が130馬力に匹敵する改造車だけあってヤバイ。ちょっとしたフェラーリなどのスポーツカー並か。
アルトターボRSの加速性能まとめ
以上、スズキ・アルトターボRSの0-100km/h加速でした。結果的にアルトターボRSとコペンの勝負では「コペンが勝利」という結果。もちろん速さや加速感だけが全てではないですが、それにしても差が付きすぎ。車重の差を考えると、むしろ逆転するぐらいでちょうど良い。
ただ日常での使い勝手や価格のお手頃さなど、総合的にはアルトターボRSに軍配が挙がるんでしょうが、それにしてもN-ONEにも勝てないというのはいささか考えもの。
コペンの最高出力や最大トルクを調べたYouTube動画あったんですが、それを見るとカタログ値より全然上でした。ダイハツはそこら辺のことを良い意味でも悪い意味でも守ってない可能性が。スズキももっと大胆なことをしても良いのかも。
ちなみに新車情報サイト「カーギーク」で既にお伝えしてますが、そろそろスズキ・アルトターボRSは販売終了予定ですので欲しい方はお早め購入してください。 また【人気】スズキのおすすめ軽自動車ランキングまとめもご参照。