2015年1月17日土曜日

ホンダ新型ジェイド 価格予想やスペックなど軽くまとめてみた



ホンダ新型ジェイド(ミニバン)のエクステリア
Wikipedia
ホンダブースに展示されている乗用車の中で、最も注目なのはティザーが始まったばかりのジェイドでしょう。ストリームの後継車となるミニバンですが、スタイリングはミニバンとは思えないほどシャープに仕上がっています。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150109-00010016-clicccarz-bus_all
一週間ぐらい前にティザーサイトがオープンした、ホンダ新型ジェイド。去年に惜しくも製造中止となったミニバン・ストリームの後継車。

そこで次期ストリームである新型ジェイドに関して、現在明らかになっていることや予想などをまとめてみた。



新型ジェイドは3ナンバーミニバン

新型ジェイドの特徴は3ナンバーサイズのミニバンということ。5ナンバーサイズだったストリームとは異なって、ややサイズアップ。

最近発売されたトヨタのミニバン・エスクァイアだと5ナンバーに収まってたりするので、そう考えると結構思い切った決断。ただし全高だけは1.5mと低く収まってる。マンションとかの立体駐車場が利用可能な高さに設計したとかしてないとか。

全長…4,660 mm (4,570mm)
全幅…1,775 mm (1,695mm)
全高…1,500 mm (1,545mm)
ホイールベース…2,760 mm (2,740mm)


具体的な新型ジェイドの車体スペックがこちら。ちなみに()内は旧型ストリームの車体スペック。だからミニバンというか、よりステーションワゴンチックに近づいた印象。プリウスαがライバルというのも頷ける。

6人乗り3列シートとハイブリッドモデルのみ

ちなみに新型ジェイドは、既に2年ぐらい前から中国国内で販売されてる。基本的にその情報をベースに書いてます。

ただおそらく二点だけ確実に違う点がある。

ホンダ・ジェイド(ミニバン)は6人乗り3列シートのみの内装
例えば、日本向けの新型ジェイドは、6人乗りの3列シートのみ。中国向けのジェイドには、5人乗りの2列シートと6人乗りの3列シートのモデルが用意されてる。きっと2列シートのミニバンは、日本では相当ウケが悪いんだと思う。

またエンジンもハイブリッドエンジンのみ。コンパクトセダン・グレイスやヴェゼルと同じく、排気量は1500ccになりそう。ホンダも今後トヨタのように、ハイブリッド専用の車種を揃えていくはず。だから変速機・トランスミッションも7速デュアルクラッチトランスミッション(DCT)のみ。ちなみに中国向けジェイドのトランスミッションは5速ATとCVT。

新型ジェイドの室内空間は大きい?

旧型ストリームから全長と全幅が伸びた新型ジェイド。じゃあ後部座席の空間も使い勝手が良くなったのか?

ホンダ新型ジェイドの3列目シートは狭そう
http://youtu.be/Fo67xd7asM4
ただ中国ユーザー(評論家?)のレポートを観る限り、3列目は実質補助席という印象。その分だけ2列目の空間が広がったんだと思いますが、フリードよりはマシ程度?

しかも2列目はキャプテンシート。アームレスト付きのセパレートタイプ。もし3列目のシートを使用しないとしたら実質4人乗りミニバン。フリードの7人乗りにあるベンチシートだったらいざ知らず、少なくとも子育て中のお母さんが後部座席で小さいお子さんの世話をするのは大変そう

またホンダと言えば、センタータンクレイアウト。燃料タンクが後部座席の下に配置して、室内空間を増やすというアレ。
ホンダ・ジェイドの燃料タンクの位置は3列目シートの下?
http://car.autohome.com.cn/photo/series/16542/14/2048343.html
ただ中国版ジェイドでは燃料タンクの位置は、3列目シートの下。多分今回日本で発売される新型ジェイドでも変わらないはず。そしてハイブリッドのバッテリーは、運転席と助手席の間のコンソールの中にあるらしい。つまりフリードハイブリッドとは逆。

これが事実だとすると、室内空間の取り方は下手かも。また全高がかなり低くなった分、ちょっと圧迫感があるのは否めない?

ホンダ新型ジェイド 2列目3列目を倒した状態のフルフラットシート?
http://car.autohome.com.cn/bigphoto/series-15816-3367-3-2043979.html
2列目と3列目シートを倒すとこんな感じ。完全なフルフラットシートとは呼べなさそう。使い勝手で考えると並レベルか。

レジェンドに引き続いてホンダセンシング搭載

そろそろ発売される新型ハイブリッドセダン・レジェンドに続いて、新型ジェイドでもホンダセンシングを搭載。

新型ジェイドもホンダセンシングを搭載予定
カメラとミリ波レーダーを併用することで、スバルのEyeSight3.0並みの高性能な自動ブレーキを確立。レジェンドはホンダセンシング絡みで発売延期が続きましたが、ジェイドでも搭載するということは多分問題は消えたはず。

個人的に興味が湧いたのは、画像右下7番の「標識認識機能」。他のメーカーの自動ブレーキでは聞いたことがない機能だから、おそらくホンダセンシングが初?なかなか面白そう。

新型ジェイドの価格は300万円前後?

まだ現時点で価格情報は発表されてないと思いますが、中国版ジェイドの価格を見ると、一番安くて2列シートの5人乗りモデルが14.98万元。1月16日現在のレートで、日本円に換算すると280万円ちょっと。3列シートの6人乗りモデルは更に高い。

ただ日本向けの新型ジェイドはハイブリッドオンリー。しかもホンダセンシングという自動ブレーキも標準搭載してくるとしたら、下手したら300万円近い価格という可能性も。さすがにそこまでではないにしても、最低でもプリウスα並みの価格(250万円前後)はしそう。フリードハイブリッドのエントリーモデルですら220万円前後しますから。

日本市場はオマケ?

以上を見てみると、新型ジェイドは日本市場を意識したクルマ作りはされてない印象。3ナンバーになったことを筆頭に、新型ジェイドが見てるのは世界。基本的に中国を中心に展開していく感じで、日本はあくまでオマケという印象。

だから新型ジェイドは、日本的ミニバンというより海外的MPVなクルマ。